そういえば、エンゼルスが“主役”の『エンジェルス』(94)という映画があったことを思い出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/30/fe122371773769f1ae26d62cf1648c3f.jpg)
これは、天使(エンゼル)が、恵まれない子供たちの願いを受けて、弱いエンゼルスに助太刀するという心温まるファンタジー。「Angels in the Outfield」(51・日本未公開)のリメーク版らしい。
監督は『アメージング・ストーリー』内の「パパとミイラ」(85)や『ハリーとヘンダソン一家』(87)を撮った好漢ウィリアム・ディア。
主人公に子役時代のジョセフ・ゴードン=レビット、彼を捨てる父親役にダーモット・マロニー、父親代わりになるチームの監督役にダニー・グローバー、黄昏のベテラン・ピッチャーにトニー・ダンザ、オーナー役にベン・ジョンソン、天使役にクリストファー・ロイド、その他、ジェイ・O・サンダース、無名時代のエイドリアン・ブロディとマシュー・マコノヒーも出ていた。今から見ればなかなかの配役だ。
この時期のディズニーの実写映画は、『飛べないアヒル』(92)や『クール・ランニング』(93)のように、他者とスポーツを媒介とした“大人の人生やり直し”を描いたものが目立ったが、これもその1本。グローバー演じる監督が、不幸な子供たちと触れ合うことで、自分自身とチームを見つめ直していく。で、天使の助けもあり、エンゼルスも快進撃を続けるというわけ。
また、この時期は、腕のけがが元で何故か剛速球が投げられるようになった少年がシカゴ・カブスに入団する『がんばれ!ルーキー』(93)、少年が祖父(ジェーソン・ロバーズ)の跡を継いでミネソタ・ツインズのオーナーになるという『リトル・ビッグ・フィールド』(94)、そしてこの映画と、子供と野球との関わりを描いた映画も製作された。これは実際のメジャーリーグがストライキ問題で揺れていたことと無縁ではあるまい。せめて映画の中では野球に夢を…という感じだが、いずれもゲームシーンのリアルさには目を見張るものがあった。
もう一本、エンゼルスのスカウト(エドワード・J・オルモス)の姿を描いた『ドリーム・ゲーム/夢を追う男』(91)という映画もあった。こちらは、主人公が逸材を求めて旅するアメリカ各地の草の根野球の様子から、ベースボールの裾野の広さを感じさせる佳作だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/30/fe122371773769f1ae26d62cf1648c3f.jpg)
これは、天使(エンゼル)が、恵まれない子供たちの願いを受けて、弱いエンゼルスに助太刀するという心温まるファンタジー。「Angels in the Outfield」(51・日本未公開)のリメーク版らしい。
監督は『アメージング・ストーリー』内の「パパとミイラ」(85)や『ハリーとヘンダソン一家』(87)を撮った好漢ウィリアム・ディア。
主人公に子役時代のジョセフ・ゴードン=レビット、彼を捨てる父親役にダーモット・マロニー、父親代わりになるチームの監督役にダニー・グローバー、黄昏のベテラン・ピッチャーにトニー・ダンザ、オーナー役にベン・ジョンソン、天使役にクリストファー・ロイド、その他、ジェイ・O・サンダース、無名時代のエイドリアン・ブロディとマシュー・マコノヒーも出ていた。今から見ればなかなかの配役だ。
この時期のディズニーの実写映画は、『飛べないアヒル』(92)や『クール・ランニング』(93)のように、他者とスポーツを媒介とした“大人の人生やり直し”を描いたものが目立ったが、これもその1本。グローバー演じる監督が、不幸な子供たちと触れ合うことで、自分自身とチームを見つめ直していく。で、天使の助けもあり、エンゼルスも快進撃を続けるというわけ。
また、この時期は、腕のけがが元で何故か剛速球が投げられるようになった少年がシカゴ・カブスに入団する『がんばれ!ルーキー』(93)、少年が祖父(ジェーソン・ロバーズ)の跡を継いでミネソタ・ツインズのオーナーになるという『リトル・ビッグ・フィールド』(94)、そしてこの映画と、子供と野球との関わりを描いた映画も製作された。これは実際のメジャーリーグがストライキ問題で揺れていたことと無縁ではあるまい。せめて映画の中では野球に夢を…という感じだが、いずれもゲームシーンのリアルさには目を見張るものがあった。
もう一本、エンゼルスのスカウト(エドワード・J・オルモス)の姿を描いた『ドリーム・ゲーム/夢を追う男』(91)という映画もあった。こちらは、主人公が逸材を求めて旅するアメリカ各地の草の根野球の様子から、ベースボールの裾野の広さを感じさせる佳作だった。