田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

鉄人、衣笠逝く

2018-04-24 19:12:39 | 名画と野球のコラボ

 また一人、リアルタイムで見ていたことを誇りに思う選手が亡くなった。鉄人と呼ばれた衣笠祥雄である。

 1975年のオールスター、僚友山本浩二との2打席連続アベックホームラン。79年、前日、巨人の西本にデッドボールを食らい、肩を骨折しながら、翌日、代打で江川の剛速球を全てフルスイングで三球三振! そして、対近鉄の日本シリーズ、「江夏の21球」の名脇役…。



「この映画が観たい」衣笠祥雄
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000185.000007517.html

『永い言い訳』
https://www.oricon.co.jp/news/2080276/full/

 こういうのを見ると、いまさらながら、いい人だなあと思う。

『赤ヘル1975』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a9d596e8420c3f00193a2d289c84b79c

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『モリーズ・ゲーム』

2018-04-24 17:40:46 | 新作映画を見てみた
悪女と見せかけておいて、実は…



 『ソーシャル・ネットワーク』(10)『マネーボール』(11)『スティーブ・ジョブズ』(15)と、実在の人物の知られざる裏側を描いてきた名脚本家アーロン・ソーキンの監督デビュー作。

 今回は、ジェシカ・チャステインを主役に迎え、スキー、モーグルのオリンピック候補から一転、26歳でセレブが集う高額ポーカールームの経営者となりながら、違法賭博の罪でFBIに逮捕された実在の女性モリー・ブルームの数奇な半生を描く。

 チャスティンが『女神の見えざる手』に続いて、悪女と見せかけておいて、実は…という主人公を演じる。それは、ソーキン監督が「これは正しい決断をした人の物語なんだ。だがその結果彼女は、大金も名声も失う」と語るように、モリーがFBIによる司法取引で顧客名を要求されながら、断固として断ったことを指す。

 この映画は、もちろんポーカーのルールを知っているのに越したことはないが、知らずとも十分に楽しめる。それは、モリーはもとより、モリーの弁護士(イドリス・エルバ)、個性的な顧客たち、そして対立する父親(ケビン・コスナー)などの人間ドラマがしっかりと描かれているからだ。

 さすがはソーキン、この映画も面白い。
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