田中雄二の「映画の王様」

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TOHOシネマズ日比谷 仏作って魂入れず

2018-04-23 09:34:03 | 雄二旅日記
 『レディ・プレイヤー1』を3Dで見ておこうと思い、TOHOシネマズ日比谷、初見参。正直なところ、あの目まぐるしい映像を3Dで見るのは、ちょっときつかった。今回は取材も経て、いろいろと確認するつもりで見たのだが、それどころではなかった。



 さて、TOHOシネマズ日比谷だが、まず雑多な食べ物のにおいが充満する中で待つエレベーターの流れの悪さに閉口させられながら、やっと4階まで上る。ロビーは広く、ゴジラ像も移設されてはいたが、フライヤーがなくて何を上映しているのかがよく分からない。おまけに、3D+IMAX夫婦50割で4000円も取るのに、通路は狭いわ、トイレの入り口も入りにくいはでイライラさせられた。劇場内はスクリーンも大きく、いすの座り心地も悪くはないのだから、もっと周辺にも気を使うべきだったのではないか。

 窓外の景色がいいと評判らしいが、それも日比谷公園あってのこと。映画館に行く時も、帰る時も、とにかく導線が悪過ぎる。映画を見せるためではなく、買い物や飲食をさせたいという魂胆が見え見え。結局、映画はついでに過ぎないのか…。これならTOHOシネマズ六本木ヒルズや日本橋の方がまだましだ。

 また、スクリーン12、13とは、単に旧スカラ座、みゆき座の名前を代えただけのものなのだが、先日妻が『ペンタゴン・ペーパーズ』を見に行った際には、案内が悪いので、やっと4階まで上がったものの、また地下1階まで降りなければならなかったという。

 「映画の宮殿」といううたい文句が聞いてあきれる。まさに、仏作って魂入れず。ゴジラも泣いている?
コメント
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