『ヒロシマナガサキ』などで知られる日系3世のスティーブン・オカザキが監督した、三船敏郎の生涯を描いたドキュメンタリー映画。チャンバラ映画の歴史や、先の戦争について説明する冒頭を経て、本題の三船に入っていく。名場面と、関係者へのインタビューを中心に構成されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/50/ba52c313c074d5b7ecd0e04dd144c581.jpg)
証言者は、息子の三船史郎、黒澤久雄、共演女優の香川京子、司葉子、二木てるみ、八千草薫、映画監督の中島貞夫、スクリプターの野上照代、評論家の佐藤忠男、殺陣師の宇仁貫三、役所広司、そしてマーティン・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグ。15年に製作されたものなので、最近亡くなった加藤武、中島春雄、夏木陽介、土屋嘉男の貴重な証言も聞ける。
土屋が「三船さんは我慢の人」と語っていたのが印象的。黒澤明が三船に送った弔辞を香川が朗読するラストシーンも心に残る。全体的に黒澤映画の三船に偏り過ぎている気もするが、こうした映画が作られること自体が貴重なのだ。それにしても『蜘蛛巣城』(57)のラストは何度見てもすごい。
三船は「『スター・ウォーズ』(77)のオビワン役ではなく、スピルバーグの『1941』(79)の潜水艦長役を選んだことを、ずっと後悔していた」と、どこかで読んだ記憶があるが、スピルバーグの証言を聞くと、結構楽しんで演じていたようなので、ちょっと胸のつかえが降りた。そういえば『レディ・プレイヤー1』の中に、三船をモデルにしたキャラがいたなあ。あれはスピルバーグ流の感謝の気持ちだったのだろうか。
https://www.imdb.com/title/tt4000670/videoplayer/vi3767383577?ref_=tt_ov_vi
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証言者は、息子の三船史郎、黒澤久雄、共演女優の香川京子、司葉子、二木てるみ、八千草薫、映画監督の中島貞夫、スクリプターの野上照代、評論家の佐藤忠男、殺陣師の宇仁貫三、役所広司、そしてマーティン・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグ。15年に製作されたものなので、最近亡くなった加藤武、中島春雄、夏木陽介、土屋嘉男の貴重な証言も聞ける。
土屋が「三船さんは我慢の人」と語っていたのが印象的。黒澤明が三船に送った弔辞を香川が朗読するラストシーンも心に残る。全体的に黒澤映画の三船に偏り過ぎている気もするが、こうした映画が作られること自体が貴重なのだ。それにしても『蜘蛛巣城』(57)のラストは何度見てもすごい。
三船は「『スター・ウォーズ』(77)のオビワン役ではなく、スピルバーグの『1941』(79)の潜水艦長役を選んだことを、ずっと後悔していた」と、どこかで読んだ記憶があるが、スピルバーグの証言を聞くと、結構楽しんで演じていたようなので、ちょっと胸のつかえが降りた。そういえば『レディ・プレイヤー1』の中に、三船をモデルにしたキャラがいたなあ。あれはスピルバーグ流の感謝の気持ちだったのだろうか。
https://www.imdb.com/title/tt4000670/videoplayer/vi3767383577?ref_=tt_ov_vi