先頃、93歳で亡くなった井上昭監督の最後の作品となった『殺すな』の撮影現場に密着したドキュメンタリー。
井上監督の作品は、大映時代の、いずれも市川雷蔵主演の『桃太郎侍』(63)『眠狂四郎多情剣』(66)『陸軍中野学校 密命』(67)『陸軍中野学校 開戦前夜』(68)をテレビで見たのみ。だから、映画を離れた後の、テレビ映画の監督というイメージの方が強い。
93歳まで現役で、ボケもせず、しっかりと自分の足で歩いている姿を見ると、自分もこんな年の取り方をしたいと思わされた。
また、このドキュメンタリーを見ていると、映画はたくさんの人々の力が結集して作られるものなのだと、改めて感じさせられた。雷蔵の“自撮り"エピソードが面白かった。
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