NHKの「ドキュメント72時間」で「何を打つのか 雑居ビルのボクシングジム」(14年放送)をやっていた。舞台は、五反田のワタナベ・ボクシングジム。以前、五反田に住んでいたので懐かしく見た。
こんなふうに書いたこともあった。「ボクシングジムが見える(2005.3.5.)」
五反田駅で電車を待っていると、雑居ビルの窓ガラス越しにワタナベ・ボクシングジムが見える。なんだか『Sall We Dance』みたいだが、別にオレはいまさらボクシングをしようとは思わない。けれども格闘技の中で何が一番好きかと問われたら、迷わずボクシングだと答えるだろう。
日本に世界チャンピオンが同時に5人もいた70年代前半、モハメド・アリ、あるいはマイク・タイソンをめぐるヘビー級のさまざま、ロベルト・デュランやマービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナードたちの闘い…。
ジムの練習風景を遠目に眺めていると、彼らの雄姿がよみがえってくる。元東洋太平洋ウェルター級チャンピオンで世界ランカーだった吉野弘幸もこのジムの出身。世界チャンピオンはまだ輩出していないが、結構頑張っているみたいだ。
【その後】2010年に、内山高志がこのジム所属の選手としては初の世界チャンピオン(WBAスーパーフェザー級)となり、女子の世界チャンピオンも輩出。河野公平(WBAスーパーフライ級)、田口良一(WBA・IBFライトフライ級)と続き、京口紘人(IBFミニマム級、WBAライトフライ級)、谷口将隆(WBOミニマム級)という現役の世界チャンピオンもいる。大出世だ。
あしたのためにその1
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b9041039318a845210e0a7db28bb6889
『東京暮色』(五反田)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7e5dbf1237deaf82faf7de898d758917
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