京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

葛飾北斎展、50代はまだまだひよっこ

2007-11-08 08:13:46 | 美術館・観劇・映画・スポーツ
先日京都高島屋のグランドホールに、
葛飾北斎展を見に行ってきました。

実は貰った招待券、無駄にしてはいけないと
最終日に一人で行ってみたのです。
こういう展覧会、一人で行くのは初めて。
やっぱり、いっしょに話したり、驚いたりする相手がいた方が、
私にはあっているよう。。

一人の方が自分のペースでゆっくり見られるという人もいるけれど
私は、話し相手がいなくて、なんだかざ~っと見てしまいました。

葛飾北斎といえば、浮世絵の大家ですが、
実際には90歳という長い生涯にわたって、
浮世絵版画だけでなく、肉筆画、役者絵、風景画、挿絵など
さまざまなジャンルで活躍した絵師だそうです。

彼の絵は、ヨーロッパに渡り、ゴッホ、セザンヌなどの画家に
大きな影響をあたえ、数年前、アメリカの「ライフ」誌が
世界のあらゆる分野から、この1000年間に
最も偉大な業績を残した100人は誰かというアンケートをしたとき、
北斎が日本人でただ一人選ばれたということで、
そんなに偉い人だったんだ~とびっくり。



北斎展で買った「凱風快晴」」の手帳

あまりよく北斎の事を知らない私は、北斎の代表作とされる
「富嶽三十六景」(ふがくさんじゅうろっけい)の中の
「赤富士」の名で知られる「凱風快晴」」の手帳を見つけ、
赤富士の美しい姿に惹かれて購入。
もうそれだけで嬉しくて充分だったのですが。。

でも、北斎がこの「富嶽三十六景」を制作し始めたのは、
なんと60代半ばの時で、その後ほぼ、8年の月日をかけて
「富嶽三十六景」を完成させたと知り、

50代で人生もう半分以上終ってしまい、
これから新しい事をといっても。。。
若い人はええな~これから何でもできるし。。
なんてちょっと思っていた自分を反省しました。


90歳まで意欲的に制作を続けていた北斎に比べれば、
50代なんて、まだまだひよっこ。

これからだって、やろうと思えば何だってできるんだと
(いや。。できないこともありますが。。)
今、ちょっと自分を鼓舞しています。

。。。といっても、具体的には何をしたらいいのか
よくわかっていないのが悲しいですが。。

でもとりあえず、

同世代の方、おられましたら、みなさん、これからですよ。
お互いにがんばりましょうね。



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