京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

東北の旅14 宮城 日本三景松島遊覧

2009-11-18 12:30:00 |  国内旅行

東北の旅1 青森・ねぶたの里
東北の旅2 青森・奥入瀬渓流
東北の旅3 青森・十和田湖
東北の旅4 湯瀬温泉湯瀬ホテル
東北の旅5 秋田八幡平
東北の旅6 秋田 乳頭温泉
東北の旅7 秋田田沢湖
東北の旅8 秋田・角館
東北の旅9 花巻温泉郷 愛隣館
東北の旅10 岩手 昔話の遠野
東北の旅11 岩手・中尊寺
東北の旅12 岩手・毛越寺
東北の旅13 松島一の坊
東北の旅14 松島遊覧
東北の旅15 宮城松島瑞巌寺・魚市場
東北の旅16 山形 山寺立石寺
東北の旅17 日本の宿・古窯(こよう)
東北の旅18 おくりびとロケ地・蔵王エコーライン
東北旅行19 宮城 瑞鳳殿・仙台城址
東北の旅20 仙台空港・土産編

旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里


11月1日(日)

雨だと思って諦めていた、松島の遊覧船、このお天気ならなんとか乗れそう。。

でも、その前にちょっと藤田喬平ガラス美術館へ寄ってみました。


藤田喬平ガラス美術館


一の坊の敷地内にある、ガラス作家藤田喬平氏の作品が並ぶ美術館です。





時間が余りなく、ガラスショップとティールームを見ただけなのですが。。

ガラス製品が美しくて、それだけでも楽しかった~。





ここで、主人は写真立てを私にプレゼントしてくれました。



日本三景松島


陸前(宮城県)の松島は、安芸(広島県)の宮島、
丹後(京都府)の天橋立とともに、日本三景の一つです。

2006年年末、家族で天橋立へ行き、初めての投稿
2007年2月、主人と母の3人で宮島へ行っているので、広島への旅
私も主人も、今回の松島で、日本三景クリアーです。


3ヵ所ともに共通するのは、海岸の風景であること。
松の緑や、広がる海、岩浜や砂浜の美しさが、
しっかりと人々の心を掴んでいるんですよね。






松島の遊覧船

そして、松島の遊覧船へ。

雨降りだと諦めていた松島遊覧ができるので嬉しい~。
でも、結構風が吹いていて、波が荒い。。ように見えます。

荒い。。いや、荒そうな波を見た時、ふと、今年のお正月、
堂ヶ島の遊覧船に乗った時の事を思い出してしまったんですよね、私。

      堂ヶ島の遊覧船


軽い気持ちで遊覧船に乗ったら、すごい波に船が揺れて揺れて。。
酔ってしまって、ものすごくしんどかった事。

聞いてみると遊覧船は50分間で、外海も周るとのこと。

どうしよう。。揺れたら。。
50分も我慢できるかな。。と、不安がどどっと。

と、その時、遊覧船チケット売り場のおじさんが
チャーター船がある事を教えてくれました。





チャーター船なんて。。。すっごく高いでしょう~と思ったら
そんなにびっくりするほどでもなく、一人2000円。

普通の遊覧船が1400円なので、一人600円高いだけなのです。
(遊覧船でもグリーンだったらプラス600円。)
時間も2~30分で、松島湾の中だけだからちょうどいい。


「だったら、チャーター船にしようや。」と、主人も言ってくれて決定!


こんな感じでチャーター船は、海上を走ります。



             こちらはよその船ですよ~。


走り出したら、すぐにカモメが寄ってきて。。

天橋立に行った時、伊根の海で遊覧船に乗り、
かっぱえびせんをカモメにあげたら、
カモメがすっごく寄ってきたのを思い出し、





船長さんに聞いてみたら、ちゃんとありましたよ、かっぱえびせん。
一袋100円で買って、カモメに向かって投げると。。

寄ってくるわ、寄ってくるわ。。カモメちゃん。



            おっと、こんな事をしたら危ないよ。

もう、子供みたいに楽しい~。
船も揺れないし、風も涼しく、

きゃあきゃあ言いながら、かっぱえびせんを空に向かって投げます。
うまくキャッチしてくれるカモメもいて、すご~い。


ほらほら、お隣の遊覧船もカモメに囲まれていますね。





遊覧観光を忘れて、すっかりカモメで遊んでしまった私達。
そうそう、船長さんの説明にも耳を傾けないとね。


松尾芭蕉も小舟に乗って、遊覧した松島。(1689年5月)
奥の細道には松島湾の章もあるということです。

芭蕉は、どんな気持ちでこの島を見ていたんだろう。。なんて
320年前の松島に、ふと思いをはせてしまいました。



   この島は、320年前と何も変わらずここにあるのでしょうね。。


松島湾には大小合わせて260以上もの島があり、それぞれに名前がついているそう。

ガイドさん兼任の船長さんが、いっぱい名前を教えて下さったのですが、
え~と。。なんだったっけ。。





松島湾では、牡蠣の養殖が盛んで、こちらは牡蠣棚。
松島の牡蠣は、ちょっと小粒ながら、その分、味が濃厚で
美味しいそうですよ。食べてみたいな~。


風を切って走る船の上は気持ちよく、緑の島と青い海の色がとても綺麗。
薄い青空が広がって、ほんのりだけど紅葉もしています。





向こうに見える朱色の橋は、福浦橋(別名出会い橋)と呼ばれ、
陸と福浦島を結ぶ252mもの橋だそうです。

出会い橋だなんて、なんだかロマンチックな名前の橋ですね~。






ぐるっと松島湾を周って、桟橋へ戻ってきました。
ほんと、楽しいクルージング、楽しかった思い出が一つ増えました。






五大堂


次は、松島を代表とする景観の1つ、五大堂です。
松島海岸から突き出た小さな島の上にある五大堂。


すかし橋と呼ばれる、足もとに海が見える赤い欄干の橋を
二つ渡って、五大堂へ行きます。







五大堂は807年、坂上田村麻呂が東征の折りに建立し、
後に慈覚大師が五大明王像を安置したことから
五大堂と呼ばれるようになったそうですよ。





現在の建物は、伊達政宗が再建したものだそうで、
33年に一度、五大堂の中に安置された五大明王像が一般公開されるそう。

前回が、2006年(平成18年)8月18~20日だったそうで、
次は、2039年(平成であれば51年)ですね。

33年後か。。う~~ん、ちょっとね~、どうなっているかしらね。


最後に、五大堂から見た松島湾の眺めです。





きらきらと輝く波の上を進む白い遊覧船。
いってらっしゃ~いと、思わず手を振りたくなってしまいますよね。



さて、次は四寺回廊みちのく古寺巡り、3番目のお寺瑞巌寺です。


   (東北15 宮城松島瑞巌寺・魚市場へ続きます。)