京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

京都の紅葉 岩倉実相院

2009-11-24 11:36:00 |  京都散策
東北旅行紀が、約半分終わったところですが、
(え。。まだ、そんなに続くの。?って言わないで下さいね。

この辺りでちょっと休憩。
京都の紅葉便りを少し間に挟みたいと思います。


     京都散策目次


例年京都は、もう少し遅い(11月末ごろ)紅葉なのですが、
今年は、今が一番の見ごろの様子。

11月22日に主人と行った岩倉実相院・鷹峯光悦寺
11月23日に主人・次男カップルと行った真如堂・永観堂 

の紅葉を順番に紹介していきますね。

では、まず岩倉実相院から。。


岩倉実相院
 

岩倉実相院(じっそういん)は、京都市左京区岩倉にある仏教寺院。





別名「岩倉門跡」と呼ばれる門跡寺院(天皇家縁の寺院)であり、






代々の住職は天皇家と繋がりのある人物が務められていたそうです。





京都は最近曇りや雨の日が続いていますが、この日もうす曇りのお天気。
主人と車でやって来ましたが、

紅葉も日の光が当たらない分、ちょっと寂しげかな。。





池泉回遊式庭園


岩倉実相院の庭園は、池泉回遊式庭園と枯山水の石庭の2つがあって、





こちらは、池泉回遊式庭園。







やまもみじの黄色が目に眩しいです。






岩倉実相院は、部屋の黒い床に新緑、紅葉の景色が反射する
「床みどり」、「床もみじ」でも有名。


この日も、部屋に「床もみじ」が美しく照り映されていましたが、
残念ながら、撮影は禁止。





この赤い紅葉が、黒光りする部屋の床に映し出される景色を
想像して下さいね。


枯山水の石庭


そしてこちらが、枯山水の石庭。





ちょうど見ごろの紅葉。
思わず、綺麗。。の言葉が訪れた人の口々から漏れてしまいます。





実相院には、狩野派の画家たちの描いた襖絵もたくさんあり、
部屋の中と外の両方で楽しむことができました。







色づいたもみじと、赤い千両の実、落ち葉の赤い絨毯も絵になりますね。







京都御所の近くにあった実相院が、ここ岩倉の地に移ったのは
応仁の乱の戦火を逃れるためであったとか。。


京都のお寺、一つ一つが持つそれぞれの歴史、
そんなものも感じながら、岩倉実相院を後にしました。


そして、ついでに近くの岩倉具視幽棲旧宅へ。。



岩倉具視幽棲旧宅


幕末・維新の偉人、岩倉具視(いわくらともみ)は、
公武合体策を推進し、和宮降嫁を実現させた人ですが、
(旧500円紙幣の肖像の、あの方ですよね。






急進派の弾劾を受けて、5年余り幽棲生活を送った建物が、
岩倉実相院すぐ近くに残されています。






今は、修復中で、外側から見ただけでしたが、






この邸には大久保利通、桂小五郎、西郷隆盛、中岡慎太郎、坂本竜馬らが来訪し、
王政復古の密議が行われたそうです。


すごい、すごい面子ですよね~。


さて、次は鷹峯の光悦寺です。
昨年紅葉を見に行った時、ちょうどお茶会が催されていて
入れなかったお寺です。


さてさて、リベンジなるか。。ですね。


   (京都紅葉 鷹峯光悦寺に続きます。)