京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

京都の紅葉 永観堂

2009-11-28 13:28:00 |  京都散策
永観堂 禅林寺(ぜんりんじ)


洛東の紅葉の名所、永観堂へやってきました。

市民からは「永観堂さん」と親しみを込めて呼ばれていますが、
正式名称は、無量寿院禅林寺、浄土宗西山禅林寺派総本山だそうです。





京都紅葉だよりで、永観堂今まさに見ごろですというのを見て
やってきたのですが、





たしかにその情報は間違いなかったよう。





古くより言われてきた「秋はもみじの永観堂」
なるほど、その言葉確かです。




でも、それだけに人気が高くて、すごい人、人、人、
拝観券を買うのにもずらっと並びます。

しかも、その拝観券の高い事。。一人1000円なんですよ。
今まで行ったお寺の中では、一番高かったかな。

社会人になった息子達、ちゃんと自分の分は自分で買っていました。
学生の頃と比べると、やっぱり大人になったんやね。。


受付を入ると、すぐ釈迦堂が。
青い空に映える紅葉、ほんと綺麗です~。







境内には約3000本の楓が植えられているそう。
放生池周辺の楓も綺麗。。






大玄関から「松鳥図」や「群仙図」などの華やかな襖絵で飾られた
釈迦堂に入っていくのですが、これがまたすごい混みよう。
まるで、祇園祭りの宵山状態なのです。

ここから先は撮影禁止なので、お庭部分だけを少し。。





唐門、天皇の使いが出入りするときに使われた勅使門です。
勅使は、盛り砂を踏んで身を清めてから、中へ入ったそうです。






釈迦堂裏の瑞紫殿で、火除けの阿弥陀様をお参りした後、

山の斜面にそって廊下を造ったため、龍の体のような起伏の激しい廊下に
なったという臥龍廊(がりゅうろう)を歩き、阿弥陀堂へ。





阿弥陀堂では、永観堂で最も有名な「みかえり阿弥陀」をお参りしました。
阿弥陀様が正面を向いてられるのでなく、
左肩越しに振り向く姿をとっておられるのです。




夜を徹して念仏行に励んでいた
僧侶・永観に、ふりむいて、
お声をかけられたという
「みかえり阿弥陀」。

みかえり阿弥陀様の穏やかな
微笑みは、

現代人の私達に、

遅れるものを待つ姿勢

思いやり深くまわりを
みつめる姿勢

自分自身をかえりみ、
人々とともに正しく前へ
進む姿勢を

示されているのだそうです。






(阿弥陀様のお写真はHPよりお借りしました。)


拝観も終り、またお庭に出てきました。
方生池の紅葉も素晴らしく、






水面に映った紅葉さえも、綺麗です。





紅葉越しに多宝塔が。。







歩き疲れて、おぜんざいで休憩したかったのですが、
広い茶店なのに、席は満席。。





ここはちょっと我慢して。。






最後にもう一度見事な紅葉を胸に焼きつけました。






すごい人だったけど、やっぱり永観堂見ごたえありました。
次男たちも、京都の紅葉を堪能した様子。





今度はライトアップに来るからねと、
釈迦堂と多宝塔にさよなら。。





また、来年の紅葉の時期も楽しみです。

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