京都大文字の送り火の時に、新たに燃やすことになった陸前高田市の松が
京都に届いたそうです。
大文字の日には、5山(大文字・妙法・鳥居・船形・左大文字)揃って
被災地で犠牲に遭われた方々への弔いの気持ちを込め
この薪を燃やすことになったそう。
立派に送り火をされるのを期待していますと、陸前高田市の人達からの
優しい励ましの言葉もあったそうで、その嬉しい言葉に胸が詰まる思いです。
また、先日陸前高田市で、迎え火として燃やされてしまった338本の薪に書かれていた
名前やメッセージは、保存会の人達がすべて写真撮影していて、
それを、大文字の日に燃やす護摩木(ごまぎ)に書き写す作業が、
保存会で始まっているそうです。一つ一つ、墨と筆で書き写される護摩木は
1000本にもなり、16日までかかるとか。。
保存会と京都市との意思疎通が、このような経緯を生んでしまったのですが、
それぞれ皆が、被災地で犠牲になられた方々の冥福を祈りたいという思いは
同じだったんや。。と、ちょっとほっとした思いです。
16日は、うちも長男家族や、弟家族が来る予定なので、いっしょに
被災地の方々の冥福を祈りたいと思っています。
8月12日朝刊で、新たに陸前高田市から送られた薪から放射能セシウムが
検出され、再び、取りよせた500本の被災マツの送り火が
断念されることになったと知りました。
せっかく、新たに送って頂いたのに。。。本当に、本当に残念です。
最初の薪を燃やすことにしていたら、何の問題もなかったのに。。と
とっても悔やまれます。
でも、1000本のメッセージを書いた護摩木は、燃やされるだろうし。。
本当に残念だし、悔しいけど、
16日の送り火の日は、心こめて見つめ、心こめて祈りたいと思います。
さて、スペイン旅行記は、7月4日、マドリッドからコルドバへとなります。
7月4日(月)
スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 9 グラナダ・フラメンコショー 10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ 19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ
22 バルセロナ~帰国
今日は、スペイン新幹線AVEに乗って、アンダルシア地方のコルドバへ
向かいます。
朝、8時20分、マドリッドのアトーチャ駅へやってきました。
アトーチャ駅は、中に熱帯植物園があることで有名な駅。
駅の中に植物園なんて、なんだか、すごいな~。
とても都会の駅とは思えない、南国風な感じ、エキゾチックでいい雰囲気です~。
駅内のお店
新幹線に乗るまでの間、駅のお店で買い物。
こんな時間しか、なかなか勝手にお買い物はできないので
色々と思い出グッズを探しています。
マドリッドの思い出グッズ
帰ってきてこの写真を見てから、マドリッドの写真立てを買うのを
わすれた~。。と気づきました。目の前にあったのに。。
お洒落な小物雑貨のお店。
ちょうどバーゲンのシーズンで50パーセントオフや、
物によっては70パーセントオフなんてのもありました。
そこで見つけた、ちょっと大きめのざっくりした鞄。
うわ~、可愛い~と買ってしまいました。
50パーセントオフで、日本円で3500円くらい。
そのまま使う事にしたら、同じツァーの女の子に、
あれ。。その鞄、どこかで見たことが。。って。
実は、今、あのお店で。。
やっぱり。。私達もあのお店みてたんですよ~。
そんな話で盛り上がっていたら、いよいよ新幹線の
出発時刻が近づいてきました。
スペイン新幹線AVE
新幹線に乗る前には、空港のような手荷物チェックや
セキュリティチェックがあります。
鉄道で、こんなチェックがあるなんて。。
へ~って思いつつ、順番に並んでチェックを。
スペインの国鉄はrenfe(レンフェ)と呼ばれていて、
新幹線AVE(アヴェ)は、1992年のセビージャ万博に合わせて開通したそう。
A:Alta(アルタ・早い)V: Velocidad (ベロシダ・スピード)
E:Espanola(エスパニョーラ・スペインの)の頭文字を取って
名付けられたそうですよ。
AVEの席は、添乗員さんの持っている切符を
トランプのばば抜きのような感じで、皆が順番に抜き取って決めます。
なぜって、このスペイン新幹線AVEは、すべての席が進行方向に
向いている訳ではないんです。
背中方向に走る席もあって、不公平が出ないように
自分たちで切符を選んでいくんですよね。
以前、フランス新幹線TGVに乗った時、背中向きに走る席になってしまい、
酔いはしなかったけど、なんだか変な感じだったので、
進行方向向きの席がいいな~とおもっていました。
ちゃんとひいてよ~という、私の視線を受けつつ、
主人が引いた席は、ばっちり進行方向向きの席。よかったです。
新幹線は、出発のアナウンスも、発車のベルもなく、静かに動き出し
気づいたら、あれ。。もう走り始めている。。という感じでした。
車窓
イヤホンを貸してもらい、音楽を聴きながら車窓を見ています。
ドンキホーテの舞台となったラマンチャ地方にさしかかると、
赤茶けた緩やかな大地が続き、
オリーブ畑がどこまでもどこまでも広がっていました。
そして、1時間40分ほどで、コルドバへ到着です。
この距離を、マドリッドからコルドバまでバスで行ったら6時間近くかかるとか。
でも、途中、ドンキホーテの舞台であるラマンチャ地方で下車をして
ラマンチャの水車風景がみられるので、
旅行前、バスか新幹線かどちらにしよう。。と悩むところでした。
結局、主人のスペイン新幹線に乗ってみたいという一言で、
新幹線を選んだのですが、体は絶対にこちらの方が楽なようです。
あっという間のコルドバ到着でしたもんね。
ただ、ラマンチャの水車も、ちょっと見たかったような。。
コルドバ
さて、新幹線を降りてからは、バスでコルドバへ向かいます。
これからのバスは、席の広いゆったりタイプのバス。
思い思いの席で、みんなゆっくりできそうですよ。
コルドバはローマ時代以前から開かれていた町だそうで、
8世紀中頃には、後ウマイヤ朝の首都であったとか。。
ローマ時代の橋をまねて造られたというローマ橋を通って、コルドバへ向かいます。
こちらも、とっても素敵な景色。 真っ青な空がすごいでしょう。
イスラム文化の中心地として栄えたかつての都、コルドバ。。どんな町なんでしょうね。。
ローマ橋を渡り、ローマの凱旋門をくぐったら、すぐそばにラファエルの像が。
病気やケガを癒し、巡礼者など旅人の庇護者である天使ラファエルは、
コルドバの街を病気から救ってくれたそうです。
そして、ここでも、可愛い雑貨屋さん、発見~。
ついつい覗きこんでしまいたくなる私ですが、ツァーの皆は、ガイドさんについて
どんどん歩いていくし。。
写真だけを撮ってその後、小走りに皆を追いかける私。。なのでした。
もっと、ゆっくりお店もみてみたいよ。。
コルドバレストラン
コルドバ観光の前に、まずはお昼ごはんです。
テラス席もあって、お洒落な感じのレストラン。
サラダに、パンに、本日のメインはシーフード。やった~。
お昼からですが。。
スペインのワイン、フルーツの入ったサングリアもちょっと。
イカのリングフライにきのこのソティー、ジャガイモのコロッケ
どれも美味しかったです。
デザートはチョコレートのアイスクリーム。
お腹もいっぱいになって、失礼して、トイレタイムです。
このレストランのトイレに行ったら、あれあれ。。ドアに男女のマークがありません。
え。。。どっちが女性用、とドアに貼られている絵をよ~く見たら。。
どちらが女性用か、誰だってわかりますよね。
ユニークなトイレの絵で、面白い~。
さぁ、これからコルドバの観光が始まりますよ~。
(スペイン旅行7 コルドバ・メスキータ・花の小径へ続きます。)
8.12