今日は私のとっても親しかった友人の一周忌でした。
友達と二人で、彼女の家に花を届け、お参りをした後
彼女の娘さん達と1時間半も話し込んでしまいました。
学校の事や、職場の事、恋愛の事や、将来の夢。。
思い出話や、楽しい会話は、なかなか尽きません。
なんだか、彼女もいっしょに楽しそうに
聞いてくれているような気がふとしました。
彼女とは、子供が本当に小さい頃からのご近所付き合いで
同い年の子供を持つ私達は、お互いに助け合いながら子育てをしたり、
たまには子供を交えて、お食事会やお茶をしたり。。
私よりちょっとお姉さんで専業主婦だった彼女は
仕事を持っている私の事を
「無理したらあかんよ~」といつも心配してくれていました。
そんな彼女が昨年の春、亡くなったのです。
ご主人と3人の子供を残しての旅立ちでした。
一番下の女の子は、高校入試が終ったばかり、
まだ、合格の知らせも知らないうちに。。
自分が癌であるということは、彼女自身も知っていたし
私もその話は聞いていました。
でも、手術はうまくいったし、もう大丈夫という
彼女の言葉を、私はそのまま信じてしまっていたのです。
冬は寒くてなかなか出られないけど、暖かい春になったら
またいっしょにごはんでも食べに行こうね~。
秋には、そう言っていたのに。。
彼女との想い出は本当にいっぱいあるのですが、
いつの日の彼女も、前向きで、しっかりしていて、明るかった。
町内の役や、学校の役も、あらかじめ相談しておいて
いっしょにやったりしていたのですが、
今でも忘れられない彼女との想い出が私にはあります。
あれは、私達の子供がまだ小学校の低学年頃の事だ。
その当時、私達の地域では、毎年町内対抗の
キックベースボール大会が行われていた。
が、私達の町内は一度も出た事がなかった。
その年、二人で町内会子供会役員を引き受けた私達は
今年は出てみようよと話し合った。
二人で相談して、まずは町内の高学年サッカー部二人を
口説き落とす事にした。
初めは、いや~僕は。。と言っていた彼らだったが、
何回か家を訪ねてお願いするうちにとうとうOKを出してくれた。
彼女と私はやった~と大喜びだった。
そうなると、話は早い。私達の子供達もまじえて人数をそろえ
出場登録。なんとか初出場にこぎつけたのだ。
ルールさえ知らない子供達に、私達も覚えたてのルールを
二人で教え、公園で何回か練習をさせた。
「よく、がんばったね~」と彼女は明るい笑顔で
子供達にジュースを配っていた。
そして、当日。なんとか一回戦くらいは勝ってほしいな~という
私達の思いを遙かに越え、チームはとんとん拍子に勝ち進み、
とうとう優勝決定戦まできてしまったのだ。
彼女も私も、まさかの展開に目を見張るばかりだった。
そして私達の町内は、ついに初出場で初優勝を
成し遂げてしまったのだ。
予想もしない出来事に驚きつつも、私達はどんなに嬉しかったことか
「信じられへん。。。」と言いながら、手を取り合って喜んだ。
急きょ、優勝祝賀会をハンバーガーショップで開いた時、
「やったら、何でもできるんやね~」と言った彼女の顔は
日に焼けて真っ赤だったけど、きらきらと輝いていた。
本当に諦めずに頑張れば、どんな事だってできるんだ
という事を、私達にも、子供達にも教えてくれた出来事だったのだ。
あれから何年かたっても、あのキックベースボール大会の事は
時々私達の話題に上りました。
「ほんまにあの時二人とも頑張ったよね~」
「ま、若かったしね。でも、二人やしできたんやな。。」
[それは、ある。本当に嬉しかったな~」
「うん。本当に本当に嬉しかった!」
そうや。。。彼女とそんな会話をする事も、もうないんや。。
ふと、キックベースボール大会は今もつづいているのかなと思いました。
子供達が大きくなってしまってからは、そんな事さえ知らなかったのです。
もし、今も続いているのなら、今度一度見に行って見たいな~
「頑張れ~!走れ、走れ~!」と大声で応援していた
あの日の元気な彼女に会えそうな、そんな気がするのですが。。
友達と二人で、彼女の家に花を届け、お参りをした後
彼女の娘さん達と1時間半も話し込んでしまいました。
学校の事や、職場の事、恋愛の事や、将来の夢。。
思い出話や、楽しい会話は、なかなか尽きません。
なんだか、彼女もいっしょに楽しそうに
聞いてくれているような気がふとしました。
彼女とは、子供が本当に小さい頃からのご近所付き合いで
同い年の子供を持つ私達は、お互いに助け合いながら子育てをしたり、
たまには子供を交えて、お食事会やお茶をしたり。。
私よりちょっとお姉さんで専業主婦だった彼女は
仕事を持っている私の事を
「無理したらあかんよ~」といつも心配してくれていました。
そんな彼女が昨年の春、亡くなったのです。
ご主人と3人の子供を残しての旅立ちでした。
一番下の女の子は、高校入試が終ったばかり、
まだ、合格の知らせも知らないうちに。。
自分が癌であるということは、彼女自身も知っていたし
私もその話は聞いていました。
でも、手術はうまくいったし、もう大丈夫という
彼女の言葉を、私はそのまま信じてしまっていたのです。
冬は寒くてなかなか出られないけど、暖かい春になったら
またいっしょにごはんでも食べに行こうね~。
秋には、そう言っていたのに。。
彼女との想い出は本当にいっぱいあるのですが、
いつの日の彼女も、前向きで、しっかりしていて、明るかった。
町内の役や、学校の役も、あらかじめ相談しておいて
いっしょにやったりしていたのですが、
今でも忘れられない彼女との想い出が私にはあります。
あれは、私達の子供がまだ小学校の低学年頃の事だ。
その当時、私達の地域では、毎年町内対抗の
キックベースボール大会が行われていた。
が、私達の町内は一度も出た事がなかった。
その年、二人で町内会子供会役員を引き受けた私達は
今年は出てみようよと話し合った。
二人で相談して、まずは町内の高学年サッカー部二人を
口説き落とす事にした。
初めは、いや~僕は。。と言っていた彼らだったが、
何回か家を訪ねてお願いするうちにとうとうOKを出してくれた。
彼女と私はやった~と大喜びだった。
そうなると、話は早い。私達の子供達もまじえて人数をそろえ
出場登録。なんとか初出場にこぎつけたのだ。
ルールさえ知らない子供達に、私達も覚えたてのルールを
二人で教え、公園で何回か練習をさせた。
「よく、がんばったね~」と彼女は明るい笑顔で
子供達にジュースを配っていた。
そして、当日。なんとか一回戦くらいは勝ってほしいな~という
私達の思いを遙かに越え、チームはとんとん拍子に勝ち進み、
とうとう優勝決定戦まできてしまったのだ。
彼女も私も、まさかの展開に目を見張るばかりだった。
そして私達の町内は、ついに初出場で初優勝を
成し遂げてしまったのだ。
予想もしない出来事に驚きつつも、私達はどんなに嬉しかったことか
「信じられへん。。。」と言いながら、手を取り合って喜んだ。
急きょ、優勝祝賀会をハンバーガーショップで開いた時、
「やったら、何でもできるんやね~」と言った彼女の顔は
日に焼けて真っ赤だったけど、きらきらと輝いていた。
本当に諦めずに頑張れば、どんな事だってできるんだ
という事を、私達にも、子供達にも教えてくれた出来事だったのだ。
あれから何年かたっても、あのキックベースボール大会の事は
時々私達の話題に上りました。
「ほんまにあの時二人とも頑張ったよね~」
「ま、若かったしね。でも、二人やしできたんやな。。」
[それは、ある。本当に嬉しかったな~」
「うん。本当に本当に嬉しかった!」
そうや。。。彼女とそんな会話をする事も、もうないんや。。
ふと、キックベースボール大会は今もつづいているのかなと思いました。
子供達が大きくなってしまってからは、そんな事さえ知らなかったのです。
もし、今も続いているのなら、今度一度見に行って見たいな~
「頑張れ~!走れ、走れ~!」と大声で応援していた
あの日の元気な彼女に会えそうな、そんな気がするのですが。。