先日、近所の中学3年生の男の子と話する
チャンスがありました。
中学3年生というと、難しい年頃ですが、
この男の子(以下A君と呼びます。)は、
声をかけたら気さくに色々な話をしてくれます。
修学旅行で、ディズニーランドに行ってきたというA君に
「ディズニーランドは楽しかった?」と聞くと、
「うん。。まぁまぁかな。」
「え。。そうなん?色々なアトラクションがあって
楽しかったんと違うん?」と言ったら、
「二つしか乗ってへんねん」と、A君。
「え。。なんで?そんなに混んでたん?」
と聞く私に、A君はディズニーランドでの話を聞かせてくれました。
A君の話によると、
修学旅行は6人のメンバーで周ることになっていたそうなのです。
でも、その内の二人が、二人で周るしと言って抜けてしまい
もう一人も彼女と周りたいと言って抜けてしまったらしいのです。
え。。中学生が、彼女と周るの?。。と、私は思ったのですが、
まぁ、それはさておき、
残ったメンバーは3人。
その内の一人が障害を持った男の子で(以下B君と呼びます。)、
大きな音を聞くとパニックを起こしてしまうらしいのです。
大きな音がだめなので、アトラクションに入る事はできず、
3人でうろうろとして、ベンチで休憩するうちに
B君がベンチで寝てしまったらしいのです。
二人で起こそうとしても、全然起きないB君。
「え~~、それでどうしたん?」
「いや、。。ずっとついていたよ。」とA君。
寝てしまったB君を一人置いていくわけにもいかず、
二人でそばにいたというのです。
「先生は?先生に頼めへんかったん?」
「先生は、監視で周るのに忙しくてついてられへんねん」
そんな。。せっかく修学旅行でディズニーランドに来たのに。。と
なんか私の方が、悲しくなってきてしまい、
「そんな。。。、色々と乗りたかったやろうに。。」と絶句。
「まぁ、人も多かったし、どっちにしても
そんなにたくさんは乗れへんかったと思うわ。
だいいち、ほっとけへんし。」とA君。
なんだかA君の方が大人です。。
結局2時から7時半までB君に付き合ったA君達は、
7時半になってようやく交代してもらい、
アトラクションに乗ったというのです。
それも、皆が夜のパレードを楽しんでいる時間に
パレードを見ないで二つだけ。。。
「もう、めちゃめちゃ、えらいな~。
ほんまに優しいんやな~」。と感動する私に、
「優しいやろ?」と、照れたように笑うA君。
「なんか。。。すごい感動した。。
私も見習わなあかんな~。。」と、なんだか涙がぽろり。
「あはは~」
私の心に、温かいものをいっぱい残し、
爽やかに笑ってA君は去って行ったのでした。
中学校の先生も、A君たちの優しさを知った上で 、
この子達なら。。と同じグループにされたのかも知れませんが、
大変やったわ~とか、しんどかったわ~とか、損したわ~とか
そんなことは一言も言わないで、
さらっと話すA君に真の優しさを見せてもらったようで。。
今、自分の事しか考えない若者が増えているといいますが、
まだまだ、この日本、こんな素敵な子がいるんだと
あらためて感激。
これからの日本、明るい未来も少しは待っているような。。
そんな気がしました。
チャンスがありました。
中学3年生というと、難しい年頃ですが、
この男の子(以下A君と呼びます。)は、
声をかけたら気さくに色々な話をしてくれます。
修学旅行で、ディズニーランドに行ってきたというA君に
「ディズニーランドは楽しかった?」と聞くと、
「うん。。まぁまぁかな。」
「え。。そうなん?色々なアトラクションがあって
楽しかったんと違うん?」と言ったら、
「二つしか乗ってへんねん」と、A君。
「え。。なんで?そんなに混んでたん?」
と聞く私に、A君はディズニーランドでの話を聞かせてくれました。
A君の話によると、
修学旅行は6人のメンバーで周ることになっていたそうなのです。
でも、その内の二人が、二人で周るしと言って抜けてしまい
もう一人も彼女と周りたいと言って抜けてしまったらしいのです。
え。。中学生が、彼女と周るの?。。と、私は思ったのですが、
まぁ、それはさておき、
残ったメンバーは3人。
その内の一人が障害を持った男の子で(以下B君と呼びます。)、
大きな音を聞くとパニックを起こしてしまうらしいのです。
大きな音がだめなので、アトラクションに入る事はできず、
3人でうろうろとして、ベンチで休憩するうちに
B君がベンチで寝てしまったらしいのです。
二人で起こそうとしても、全然起きないB君。
「え~~、それでどうしたん?」
「いや、。。ずっとついていたよ。」とA君。
寝てしまったB君を一人置いていくわけにもいかず、
二人でそばにいたというのです。
「先生は?先生に頼めへんかったん?」
「先生は、監視で周るのに忙しくてついてられへんねん」
そんな。。せっかく修学旅行でディズニーランドに来たのに。。と
なんか私の方が、悲しくなってきてしまい、
「そんな。。。、色々と乗りたかったやろうに。。」と絶句。
「まぁ、人も多かったし、どっちにしても
そんなにたくさんは乗れへんかったと思うわ。
だいいち、ほっとけへんし。」とA君。
なんだかA君の方が大人です。。
結局2時から7時半までB君に付き合ったA君達は、
7時半になってようやく交代してもらい、
アトラクションに乗ったというのです。
それも、皆が夜のパレードを楽しんでいる時間に
パレードを見ないで二つだけ。。。
「もう、めちゃめちゃ、えらいな~。
ほんまに優しいんやな~」。と感動する私に、
「優しいやろ?」と、照れたように笑うA君。
「なんか。。。すごい感動した。。
私も見習わなあかんな~。。」と、なんだか涙がぽろり。
「あはは~」
私の心に、温かいものをいっぱい残し、
爽やかに笑ってA君は去って行ったのでした。
中学校の先生も、A君たちの優しさを知った上で 、
この子達なら。。と同じグループにされたのかも知れませんが、
大変やったわ~とか、しんどかったわ~とか、損したわ~とか
そんなことは一言も言わないで、
さらっと話すA君に真の優しさを見せてもらったようで。。
今、自分の事しか考えない若者が増えているといいますが、
まだまだ、この日本、こんな素敵な子がいるんだと
あらためて感激。
これからの日本、明るい未来も少しは待っているような。。
そんな気がしました。
A君たち、ディズニーランドは満喫できなかったかもしれないけど、一生忘れられない修学旅行になったでしょうね。
いまどきの若い子は・・・とよく聞きますが、大人のほうが心が狭いのではないかと思ってしまう事もよくテレビでやっているし若い子に教えられることもたくさんありますよね。
ステキなお話ありがとうございました。
出来る男の子ですね。
将来がとっても楽しみですね(*^-^)ニコ
何よりたんぽぽさんに分かりやすくきちんとお話
して下さるんだから聡明なんでしょうね。
この間も同じく修学旅行のグループで重度の障害が
ある女の子と一緒の6人組を見ました。
どう受け止めるか、どう受け止めようとするか
それも大切なお勉強ですね。
これぞ修学旅行かな?
中学生の優しさに思えません
お家で平素の生活の中で、
ご両親の温かい心の繋がる生き方がされている物とおもいます・・。
親御さんの育て方に影響していると思います
学問以前の大切な事を教えられました
修学旅行だったと思います。
それを書き記すたんぽぽさんの
優しい心も感じました。
素敵なお話ありがとうございました。
この頃話しかけても若者には中々話しずらいと言うか
此方が歳を取ったのだとあきらめていましたが
Aくんもいい子なのでしょうがやはり貴女の人徳ですね
この間、ディズニーランドに行ってこられたばかりの
更紗さんは、私以上にそんな。。と
思われたかもしれませんね。
だって、ディズニーランドに行ったら、
思いっきり遊びたいって、私でも思いますもの。。
私もB君の為に頑張った修学旅行は、
きっと一生の思い出になるねと、A君に話しました。
A君は、そやな~と笑ってましたよ。
修学旅行の意味は、楽しい思い出を作るだけでは
ないのかもしれませんね。
色んな環境の中で、どうしていけばいいのか
自分で判断して、行動する為の貴重な体験。
そういう意味では、A君は、とっても有意義な
体験をしたのでしょうね。
でも、私が中学の時、ここまでできただろうかと
思うと。。。
そうですね。
私も家庭の円満さと、御両親の優しさが
A君の性格に大きな影響を与えていると思います。
文句をいわないで。。というのが、すごいですよね。
普通だったら、大変やってんで~と言いそうですもんね。
でも、だからこそ、私の心にもこんなに響いたのだと
思います。
ぐちっていたら、私も、
よう頑張ったな~、えらかったね、で
終っていたような気がします。
子供達は、育てる親や、周りの大人によって
色々な色に染まりますもんね。
私も、もっと、大人としてしっかりしないと。。と
思った瞬間でした。