夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

長年の苦しみ少し解消

2017-06-09 23:13:53 | 日記・エッセイ・コラム

   梅雨の晴れ間の富士山麓

2017年6月9日 朝6時過ぎ 山の家裏庭からの富士山

 

富士山は、朝ほんの少し顔を出して、直ぐに雲隠れしてしまいました。

                    長年の苦しみ少し解消

      常日頃、気になっている案件が解決すると、こんなにも気持ちが楽になるのだと痛感!!

 昨日は治療の為に、山の家に泊まりました。

車や電車の音では無くて、小鳥の囀りで目覚め布団に横になって携帯をチェックしていると

北隣の鉄筋工場擬きの飯場から何時もとは違った途轍もない大きな雑音!?

何か何時ものグダグダした空気とは全く違った緊迫感が伝わって来ます。

出入りの業者の大型トラックが我が家の塀を壊した時も家が壊れるのではないかと思う程の恐ろしい音がしましたが、

東日本大震災の時のような地面に響く破壊的な轟音がしています。

ガチャガチャドカ-ン。ドーン。

凄い音がしましたが、埃や害虫、何よりも汲み取りをしない仮設トイレの悪臭が漂って来るのが嫌なので、窓を閉めていました。

その内に、バキーン。バリバリ~。バキーン。シュルシュル。ドカーン。etc……

何か大変な事態が起こっているとしか思えない騒音にそうっと洗面所の窓を開けて見ると、

何と隣の加害者の持ち物のクレーン車の台や鉄筋工業の名前入りの鉄材等の解体作業中でした。

大型の機材でメリメリバリバリと容赦なく壊してクレーン付きのトラックに積み込んでいました。

   情け無さ過ぎの加害者夫婦

十九年前信号のない複雑な交差点で、右折車を待って停車している私の車に、交差点の隣の工場に知り合いが働いているからと言う子供じみた理由で

脇見運転して、ブレーキも踏まないで私に追突した加害者。

私を救助したり、警察や救急車に電話するどころか、奥さんに電話していたと言う馬鹿な男。

通りかかった親切なお弁当屋さんが、私の夫にも電話連絡してくれたそうです。

事故の後処理も酷いものでした。

救急車で運ばれた病院に入院中の私に何を考えているのか、男は

白と黒の靴下を各一足持って来ました!

  ほとんど嫌がらせとしか思えません!

男の妻はもっと酷い人間で、

Г申し訳ない」とか、「具合はどうか」などの人間らしい言葉は全く無し。

男の免許がなくなったら会社が潰れてしまうとか、事故で自分の車の保険料が上がってしまうので、生活が大変とか、

自分の事だけ私に何度も電話をして来ました。

二十日間の入院中、見舞いは一度。白黒靴下持参の時だけで部屋にも入って来ませんでした。

勿論見舞金等は無くて、退院後も自宅にも来ませんでした!

大東京火災と言う今はもう無い保険会社の担当者も誠意の無い男で、加害者に円満な解決方法等を示す訳でも無く耐え難い疼痛と顔面麻痺と言う苦痛を残して

時が過ぎました。

        よりによって隣に引っ越して来た加害者夫婦

数年前のある日、今までいた所を出て行って欲しいと言われて、裏の空き地に加害者夫婦が移って来ました。

一度でも私の自宅に見舞いに来ていたら、

特徴のある我が家を忘れる筈も無いと思うのですが、加害者の男は事故の事は覚えているけれども、

私のことは全く記憶に無いようでした!

 毎日毎朝窓を開けるとあの情けなさすぎの加害者夫婦の姿。

おまけに朝から晩まで大きな騒音。

大きな車でブレーキも踏まないで私に衝突してきたドカーンと言う衝撃。

頭をバットでぶん殴られた様な痛み。

また毎日あの嫌な記憶が蘇って来ます。

 

                    逃げること無いよお母さん

嫌だ。イヤだ。いやだ。

あの情けなさすぎの加害者夫婦の姿を見ないで済む方法。

余所に引っ越す。

Г百零の事故でこっちは何にも悪く無いんだから引っ越すこと無いよ。お母さん。」と息子たちは言ってくれました。

が私は、苦しくて堪らないのです。

この痛みの原因になった交通事故の加害者がよりによって、隣にいると言う事実が辛いのです。

        天が見せていると思うのです…

     昨夜偶々山の家に泊まって、今朝偶然にもスクラップになって行く加害者夫婦の工場のクレーンの台や持ち物を見ていたら

天が見せているのかなぁと思いました。

事故が起きたのは仕方無いとしても、せめて少しでも誠意を見せて、二度と事故を起こさないようにしようと反省してくれていたらと思うのです。

 もし私の自宅に、保険会社の担当者と一緒に一度でも訪ねていれば、隣に引っ越して来るような馬鹿な真似はしなかったと思うのです…

そして出入りの業者が我が家の塀を壊した時にも

性懲りもなく、

Г警察に言わないで」、とか「運転手の勤め先に言わないで」とか、「仕事を貰っている親会社かなんかにも内緒にして欲しい」とか

自分勝手な言い分を、また被害者になった私たちに申し入れるような愚かな真似はしなかったならば、

会社は続けて行けたかも知れません…

  Г 二回目ですね…」と言っても全然覚えていない様でしたから、全く反省したり、気を付けたりしていないのでしょう。

 私が潰した訳ではありませんが、十九年前のあの日から、いえそのずっとずっと前から、

この情けなさすぎの加害者夫婦は、破滅に向かって進んでいたのだろうと思っています。

               とりあえず、あの加害者夫婦の顔を見なくて済むのは一安心です。