夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

菊結び 雑技団

2018-09-24 20:58:05 | 旅行記

菊結び

飾り結び

右の五弁の花形、薔薇の花びらのポプリの入った御守りは、北海道知床 斜里町の真言宗の寺院宝光寺の皆様方が手作りされたものです。

菊結びは、息子さんが結んで下さいました!!

左側は、国営の絹の絨毯工場の直売所で、駱駝の絵の描かれた手織りの壁掛けを購入した時のオマケです。

真ん中は、西安のガイドさんが全員にプレゼントして下さいました。

 

青龍寺の物品販売所で購入した御守りです。

飾り結びが美しいです!

蝉は人間の一生を現しているのだと説明していましたが、意味は??

白い蝉の形をしていると言うことは理解出来ます…

左側は龍の形だと言っていましたが、こちらは何処が龍なのかも全く判りません!

日本 北海道 真言宗 宝光寺

中国 西安 青龍寺

中国 西安 国営絹織物工場  オマケ

飾り結びも中国からやって来て、日本の伝統的な衣装や工芸品へと繋がっています。

呉服では、

七五三の三才女児が着る被布(ひふ)の飾り

大人の女性のお出掛け用道行きコートの飾り等に使われています。

工芸品では、水引細工の飾り結び。

結婚式のお祝い金を包む祝儀袋に飾られている様々な飾り結びの水引細工。

菊結びは、延命長寿

無病息災

邪気払い

等極めて縁起の良い飾り結びのようです。

  西安の街では、主要な道路の街路灯も赤い菊結びの形をしていました。

上海で私は見つけることが出来ませんでしたので、

     長安発 日本着の伝統的な縁起の良い結び方かも知れませんね……

 

   雑技団

西安の博物館で撮影した

雑技団の人形の陶器

 

一番下の人間の顔がとても苦しそうな表情です。

唐の時代の陶器と説明書きがありました。

と言うことは、上海雑技団のルーツは長安!?

サーカスみたいな曲芸が、そんなに古い時代から現在迄

伝統的に継続中とは!!

 小さい頃親の言うことを聞かなかったり、泣いてばかりいるとサーカスに連れて行かれるとか、売っちゃうとか脅かされましたが、

現在も雑技団の子供たちは、幼少期に経済的に恵まれない親元を離れて

連日厳しい修行と訓練に明け暮れているとガイドさんから聞きました。

余りに身体を酷使した為に、かって有名なスターだった方も骨がボロボロになっていて、60才前前だと言うのに、

車椅子生活を余儀なくされているとバスの中で説明されて悲しくなりました。

 

以前シンガポール発着のクルーズ船でも、中国からの雑技団のショーで、小学生位の子供たちが懸命に技を披露していましたが、

学校はどうしているのかなと疑問に思ったものです。

世界中あちこちで出稼ぎをして、外貨を獲得する客寄せパンダとして使われているようです。

毎日御飯が食べられるだけましかも知れませんが、子供たちの人権や気持ち身体はどうなるのでしょうか?

頭の上に六人も人間を乗せたら、首の骨が駄目になってしまうに決まっています!

 

と言う訳で、 私たち夫婦は今回、上海雑技団のショーはパスしました。