ステージⅢの肺癌手術から一年経過
2021年7月1日(木)
静岡がんセンター
11階 食堂にて撮影
肺がん ケビンの場合
ステージⅢの肺癌手術から一年が経過しました。
6月24日(木)に受けた半年検診の結果を聞くために、大雨の中
静岡がんセンターを受診しました。
6月24日(木)に受けた検査では、血液、CT共に異常無しでした!!
次回は、CT等の検査が、2022年1月6日。
主治医の受診は、翌週1月13日です。
昨年1月、富士市内の検診センターで毎年受けている検診で
肺に陰が見つかって、
紹介された富士中央病院で肺結核と誤診され、
3月には富士中央病院に入院して、肺の陰の部分の検体を取る手術を受けました。
痛い思いと無駄な治療費を費やしただけで、検体どころか、何にも取れなかったのです..
プライドか何か知りませんが、
出来ないならば、出来ない、と素直に認めて直ぐに静岡がんセンターに紹介状を書いてくれれば良かったのにと思います。
二ヶ月後に来いと言われて行った5月の受診時でも、
誤診をした医師は「自分は肺結核だと思うけど」と言っていました。
二ヶ月間、禁煙の指導、薬を始め、結核の治療も、他の専門病院への紹介も無く
何の処置も、『癌の、が』も言われないまま、不安な気持ちで無駄な時間が流れました。
その間にも癌はドンドン進行して、病変はリンパ節迄広がって行きました。
富士中央病院の二ヶ月後の検査で、流石に結核専門???の先生、
一応呼吸器科の医師ですから、異常無しとは言えなかったようで、初診日から五ヶ月後に初めて
静岡がんセンターを紹介されました。
運、不運
富士中央病院から預かったケビンの検査の入ったCDは、がんセンターでの初診日に
受診を待っている待合スペースで、女性事務員さんが「不要ですので」と言って返却して下さいました。
幾らコロナで忙しいと言っても、
肺癌と肺結核を間違うなんて有り得ないと素人の私でも思います。
二人に一人が癌になる時代。
肺に陰が発見されたらならば普通は『癌じゃない?』と考えますよね。
静岡がんセンターで
呼吸器外科で、リンパ節迄進行したステージⅢAの肺腺癌と言う診断が出ました。
優秀なスタッフと、最新の設備が揃っている 静岡がんセンターは、
物凄く混んでいて、手術を受ける迄に最低でも1ヶ月は待ちます。
検診センターでケビンの肺にほんの小さな陰が見つかってから、半年も経っていました。
最初からがんセンターに紹介状を書いてくれていれば、ステージⅠで、患者は痛くて辛い思いもせず、医師も寿命を削る程の神経を使う手術もしないで三日間で退院出来たのになぁと思います..
検体も採取出来ない技術しか持っていないならば、 リンパ節の郭清や、※血管のコソクリなんて絶対に無理だと思います。
※血管のコソクリ ⇒ 血管の修復作業
動脈に巻き付いている癌細胞を取り除く時に動脈が傷付いてしまったら、
輸血をしながら、破れた靴下の穴を繕うように修復する。
癌細胞が少しでも残っていると再発したり、転移してしまうので、
完全に取り除かないと駄目だそうです..
手術前に担当医から、血管のコソクリに付いて丁寧に説明して頂きましたが、聞いているだけで、気絶しそうだったので、文章がおかしいかも知れませんが御了承願います。
医学だけでなく、他の分野でも科学の進歩はめざましいので、日々勉強の連続です。
私は、医師の技量を責めているのではありません。
人の生命を預かる者の有り様を言っているのです。
誠実な対応。
医師にとっては、毎日沢山やって来る患者の中の一人でしょうが、
私にとっては地球上にたった一人の夫です。
子供たちにとっては大切な父親。
出来る限りの治療を受けさせたいと思います。
感謝
雨の日も嵐の日も
毎日近所の神社に、Г再発、転移をしませんように」と祈っていました。
帰宅するや否や、「神社に御礼参りに行って来る」とケビン。
私も感謝の気持ちを伝えて来ました。
手術を担当して下さった今野隼人医師を始め、御世話になった皆様本当にありがとうございました。
手術後二年目生存に向けて、また歩み始めました。
ステージⅢAの肺腺癌の五年生存率は30パーセント。
肺癌は最も死亡率の高い癌だそうです。
今野隼人先生曰わく
「俺はもう駄目だなんて思っては駄目だ」そうです!!
癌に勝つ
11階のレストラン。
店長さんオススメのメニューは、
カツ丼です!!