夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

成人の日に老婆の主張

2022-01-10 22:42:35 | 日記・エッセイ・コラム

成人の日に老婆の主張

 自分の成人の日からは、半世紀。

息子達の成人からも二十数年。

只今、中学三年生。十五の春の孫たちも後三年で成人とか!?

 

昔、   成人の主張

と言う全国から選出された特に優秀な方々の主張をNHKで放送していました。

主張を視聴して

『私もかくありたい』

と言うよりも、彼、彼らの主張があまりに立派過ぎて、

『私は到底無理』と言う感想を抱いたのを思い出しました。

 

  多分、現在の政治家や、お偉方の言うことに通じるものを未成年の私が感じ取ったからだと思います。

 

昨日、今日全国各地で成人式が行われ、

マスクをした晴れ着姿の若者たちが楽しそうに集っている様子が盛んに放送されています。

コロナが 世界的に大流行。

戦争中でも無いのに、世界各地を自由に行き来出来ないような不自由な時代。

こんな困難な時でも、若者たちの持つエネルギーと若さに救われます。

 

ド派手な衣装で有名な北九州の若者が、マスクをして、

インタビューで、Гばあちゃんにうつすと困るから。」と神妙な面持ちで答えていました。

Гばあちゃん」と言う優しい呼び方に彼やおばあ様の優しさや愛を感じました。

  

厳しい現実

 故郷を離れてから、久し振りに会えた同窓生と思い切り話したり、飲食したりしたいと思いますが

現実は厳しいです。

  遊びたい盛り。

弾けたい年頃なのに我慢。ガマン。がまん。

 

はとバスで成人式を迎えた女性は現在は、アパレルに出向しているそうですが、

またお客様に楽しいバス旅行をして頂けるバスガイドの仕事に戻れる日を目指して頑張っているそうです。

             

母校の小学校隣に在る地区公民館で行われた成人式の式典後、

伸ばしていた自分の髪で結って貰った振袖用の頭髪を解く暇も無く

新幹線で東京の大学の寮にトンボ帰り。後期試験の勉強に明け暮れていた自分の成人式。

   二十歳の頃、   夢と希望だけはいっぱい 持っていました。

 

    負けないで!!

現在、成人式を迎えた若者たちだけで無く、子供たちは

本当に窮屈そうで、気の毒です。

 

離れろ。

話すな。

静かにしろ。

食べる時以外はマスク。

  仕方が無いと言えば仕方が無いのですが、可哀想で、ばあば は切なくなります。

青春時代の思い出はコロナ。なんて……

悲しいです……

でも

老若男女   みんなで知恵を出し合って、協力してこの困難な状況を一つ一つ克服して行けば、

絶対変化して行くと思います。

  世界各地への旅行なんて、半世紀前には、庶民には夢のまた夢。

一人に一台携帯電話。なんて未だつい最近の出来事。

電話やテレビ、洗濯機、冷蔵庫、自家用車等。

私が子供の頃は、金持ちの家にしか有りませんでした。

 

  先人たちが、研究して開発して製品化して来たのです。

これからはもっと色々な研究開発が進み、想像出来ないような社会になって行くと思います。

 

ばあちゃんに感染させないようにマスク。

笑顔で接して、お客様に楽しいバス旅行をして頂きたい。

こんなに大変な状況の中でも、医療関係の仕事に就きたいと看護職を目指す若者たち。

  今日迄育ててくれた親に感謝しています。

と言う若者たち☆

思いやりの気持ちに、ばあばは感謝。感謝。

 

  夢と希望を持って未来に向かって歩んで下さいね!!

 

 

明日は、明るい日と書きます。