夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

春の足音

2012-02-19 22:12:11 | 日記・エッセイ・コラム

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セニアカーで散歩に出掛けました。

芳しい香りに見上げると、梅の花が青空に向かって咲き始めています。

私は、今まで介護2だったのですが、3月から、介護1に変更になったので、セニアカーは返さないといけなくなるようです。

私はあちらこちら痛いので、続けて、5分も歩けません。

Г立っているのも辛い。」

「ご飯を食べるよりも横になりたいと言うのが」私の口癖です。

セニアカーは私の唯一の足だったので、使え無くなるのは、とても残念ですが、買うとなると三十数万円もするようです。

何時まで使えるか判らないので、買うのも思案してしまいます。

セニアカーは、引きこもりで、寝てばかりいる私の唯一の足代わりだったので、とても残念です。


暖まる

2012-02-16 22:24:53 | 日記・エッセイ・コラム

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このお人形は、石山寺のお土産です。

三十数年前に私の母が買い求めたものです。

石山寺は、紫式部が源氏物語を執筆した場所として知られています。

私も二回程訪れたことがあります。

数年前も同じようなお人形がお土産屋さんの店先で暖まっていました。

賢そうな、小僧さんの長い睫毛と頭の形がとても気に入っています。

二月になると私はいつも玄関にこのお人形を飾っています。

何となく心が温まります!


君の行く道は

2012-02-15 22:04:49 | 日記・エッセイ・コラム

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富士川の辺にある塚。

富士川の氾濫を防ぐ為に人柱になってくれた旅の僧を祀っています。

度々の富士川の氾濫に難儀していた村人が、たまたま通りがかった旅の僧にお願いしたら、Гお参りをして来たら」と言って立ち去ったそうです。

村人たちも、さすがに戻って来ないだろうと思っていたところ、旅の僧は本当に戻って来て人々の犠牲になってくれたのだそうです。


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富士川の河口からの駿河湾。

東に伊豆半島。麓の街は私の故郷沼津市。

西に静岡市清水三保。沈む夕陽に輝いている穏やかな海。

春は進学、就職、卒業、転勤と別れと旅立ちの季節でもありますね。

君の行く道は果てしなく遠い

旅の僧は違う道を通って、故郷に帰っても良かったのに、どうしてわざわざ戻って来て人柱になってくれたのでしょうか?

その崇高な行いに三浦綾子の塩狩峠の主人公が重なります。


バレンタインデーあれこれ

2012-02-14 21:21:41 | 日記・エッセイ・コラム

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リビングで育てているシンピジウムが咲き始めました。

私からあなたへのバレンタインデーのプレゼントです!

バレンタインデーって複雑ですね。

貰う方もあげる方も

色々気を使うのですね。

昨日テレビで見たのですが、今50代、60代ではキャラメルを贈るのが流行っているそうです。

「年金生活ではチョコレートは沢山買えない。」

「チョコレートなんかあげたら、お返しが来てまた腐れ縁が続く。」

「キャラメルは安いから沢山の人に気軽にプレゼント出来る。」

「何にもプレゼントしないとケチとか、世間知らずと思われる。」

「義理チョコとはいえ、贈った相手に『気があるんじゃないか?』なんて思われたら困る。」と言う清掃員のおばさんの毅然としたインタビューの受け答えがとても説得力があって、妙に納得してしまいました。

もし私が男だったら、例え義理チョコでも職場で誰からも一個も来なかったら、

うーんやっぱりたぶん落ち込むと思いますよ。

プレゼントが欲しい訳ではなくて、まあ例えて言えば、年賀状が一枚も来ないお正月みたいな感じです。

携帯電話を持っているのに、誰からも、メールや、電話が掛かって来ないような?

自分の存在がどう思われているのか不安になって来ると思います。

でも私、職場での同僚への気遣いは、バレンタインデーの日だけではないと思うのです。

物とかプレゼントしなくても、相手が困っている時に手助けしてあげるとか、落ち込んでいる時に話を聞くとか、寒い外回りから帰って来た営業に美味しいお茶を煎れるとか

    今日一番可哀想だったのは、小学校一年生のある男の子です。

好きな女の子から電話が掛かって来たので喜んで出たら、「プレゼントをあげたいので、同じクラスのお友だちの家を教えて欲しい。」とのこと。

バレンタインデーが彼にとって、トラウマになりませんように。