前回更新は
ツイッターのハッシュタグ(#)日本語対応が
2011.7.13から可能になったということから
「就活で有効に使ってみよう」と書いてみました。
ツイッターを使った就活に関連して
雑記として紹介しておこう。
堀江貴文「0311再起動」徳間書店2011.6新刊
サブタイトルは
「君たちに東日本大震災の世界を託す」
堀江貴文がいう「君たち」を
これから社会に出ようとする就活生に当てはめていこうと思う。
※
ここでは、あくまで堀江貴文がツイッターの可能性について
書いた部分のみを紹介するものです。
そのほかの彼の主張については
毀誉褒貶が激しいために現時点では議論しません。
◆ツイッター集合知という要素
※※※
ツイッター上でコンクリート圧送ポンプ車がクローズアップされたことで、郷原さんが早い段階で政府に働きかけることができた。
tarebon注)郷原信朗
民主党ブレーンの弁護士のこと
たくさんの人が集まれば集まるほど、いろんなアイデアが最善に向けてセレクトされ、マッシュアップされていく。
私はツイッターの持つ無限大の可能性を今回まざまざと実感した。
※※※
(前掲書から)
東日本大震災で発生した原発事故の際、原子炉冷却の対応について
ツイッター上で交わされたアイデアが有効に働いたことを指してます。
堀江貴文が実感した「ツイッターの無限大の可能性」という部分に
注目してみよう。
◆時代の変化を認識すること~RDDの限界から
マスコミが使う世論調査で、代表的な手法であるRDDについて
ニューズウィーク日本版の記事で興味を惹いた部分から
※※※
01年頃を境に世論調査が急増した理由の一つがRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)という無作為に数字を組み合わせて作った電話番号にかける調査手法の普及だ。
しかし固定電話のみが対象で携帯電話にかけられないRDD方式では、特に若年層の動向が調査結果に反映されにくい。
08年の米大統領選では世論調査会社ギャラップのRDDを使った調査が、ニューハンプシャー州の民主党予備選で実際とは違う結果を予測してしまった。
※※※
ニューズウィーク日本版2011.7.20から
ここで指摘されているRDD方式の弱点を
時代の変化に追いつかない「旧態依然の現状認識」ということの
比喩として使ってみよう。
◆新しい時代の働き方を予測しておこう。
ツイッターやフェイスブックの持つ可能性の一つは
「旧態依然:RDD方式」を覆す
「新しい世代の現状認識の道具」
なのだろうと考えられます。
就活というと、ただ目の前の会社に入ることがメインになりがちで
リアルタイムの人気企業ランキング・あるいは安定志向が
(その判断基準は「旧態依然:RDD方式」による尺度)
多いものでしょう。
自分の夢や希望を本当に実現したいと
心から願うのであれば
時代の流れ、価値観の変化に敏感になることが
大切なヒントになると思うよ。
★★個性とは「微妙な違い」のことだよ★★
ツイッターやフェイスブックが発達する世界では
他人と「少しでも違う微妙な」個性・意見・主張が
大いにクローズアップされる世界だと考えられます。
学生が考えている「個性」というのは
旧態依然:RDD方式の認識で
【芸能人のように「他人より目立った特技・個性があること」】
であるらしい。
そこから
【私にはそんな個性や能力がない】
という無用な自信喪失になるケースが多い。
「少しでも違うこと」が、これからの
最大の個性認識なのだとしたら
他人とは
ほんのちょっとの違いがあるだけでいいのだ。
ツイッターやフェイスブックを就活で使うとき
あまり奇をてらわずに
まずはオリジナルな自分を発信するようにしていこう。
ではまたね。
親世代の価値観は「旧態依然:RDD方式の価値観」なのでギャップが激しく、いろんな葛藤があるようです。
※※※
家計が苦しいので自分はどうしても就職しなければいけない。でも、だからといって自分の好きなこと(夢や希望)を諦めて、どこでもいいから就職せよといわれたら、そんなのは嫌だ。
※※※
RDD世代の価値観ならば「それはわがまま」
で一蹴されてしまうけど
私はこの本音を吐く学生こそ大切にしてあげたい。
こういう希望は、決して「わがまま」ではないんだ。オンリーワンの価値観こそが次の時代認識なんだと言ってあげたい。
私ならその根拠を何時間もRDD世代の親に論理的に丁寧に説明して説教してみせよう。(RDD世代はそこまで深く物事を考えてはいないものだ)
★応援するぞ★
個性というのは、決してすごい特技や能力を指すものではないんだ。
オンリーワンの価値観が育ちすぎると、かえって他人と違う自分の個性を作ろうと「必要以上にナーバスに」焦る人も多くなってます。
赤い色が好きな人が多い場所で「青い色を好きだ」といえばたしかにはっきり目立つ個性でしょう。
ところが同じ赤でもいろんな赤がある。
その微妙な色の違いを個性として認識して主張するところに、文化や文明の発達も関係してくるんだ。
だから、自分に自信を持つためには、他人と「ちょっと変えてみるだけ」でいいんだ★