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~特に将来、海外で仕事をしたいと思う就活生の皆さんへ~
GWの特別企画で国際儀礼(プロトコール)の興味深い話をしましょう。
先月のオランダ国王陛下即位式に参加された皇太子殿下(左)
(海外サイトより)
皇太子殿下やイギリスのチャールズ皇太子(中)ブルネイの皇太子(右)は同じオレンジ色の大綬を着用しておられます。
これはオランダ王室から外国王室関係者に贈られたorder of the crownという勲章の最高位Grand Crossesです。
注)英文表記はGrand Crosses of the Order of the Crown (Netherlands)
各国の王族受賞者一覧(Wikipedia英文)
https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Grand_Crosses_of_the_Order_of_the_Crown_(Netherlands)
◆たとえば勲章着用のプロトコール◆
左胸にはorder of the crownの副章を着けていますが、皇太子殿下はプロトコールとして日本の大勲位菊花大綬章(英文表記はGrand Cordon of the Supreme Order of the Chrysanthemum)の副章をorder of the crownの副章より下につけてオランダへの敬意を表しています。
世界中の王室関係者が見れば、皇太子殿下のプロトコールから両国の関係や親密度が即座にわかるようです。
勲章の種類や着用の方法は、知らなければ全然わからないことですが
知っているといろいろなことが分かってきます。
そして「知っている」ということが「物事を深く理解する」上で役にたつことがあると思います☆
◆物事を深く理解するための知識として◆
就活のマナーやルールも、ただ受身で覚えて身につけるよりは
他人の行動を観察し、意味を深く理解する知識として覚えるほうがはるかに役にたつかと思います。
英語の勉強にプラスして、こうしたプロトコールにも興味を持ってみるといいかもね。
ではまたね。
2013.5.5 ~こどもの日~tarebon
★★★定期更新は★★★
原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
5月がんばりましょ。
★★★☆☆☆☆★★☆☆
☆アメブロユーザーは就活の息抜きとコミュニケーションにどうぞ☆
東京メトロ・リラックマ線が行く~tarebonkumaのブログ~
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これはオランダ王室から外国王室関係者に贈られたorder of the crownという勲章の最高位Grand Crossesです。
注)英文表記はGrand Crosses of the Order of the Crown (Netherlands)
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◆たとえば勲章着用のプロトコール◆
左胸にはorder of the crownの副章を着けていますが、皇太子殿下はプロトコールとして日本の大勲位菊花大綬章(英文表記はGrand Cordon of the Supreme Order of the Chrysanthemum)の副章をorder of the crownの副章より下につけてオランダへの敬意を表しています。
世界中の王室関係者が見れば、皇太子殿下のプロトコールから両国の関係や親密度が即座にわかるようです。
勲章の種類や着用の方法は、知らなければ全然わからないことですが
知っているといろいろなことが分かってきます。
そして「知っている」ということが「物事を深く理解する」上で役にたつことがあると思います☆
◆物事を深く理解するための知識として◆
就活のマナーやルールも、ただ受身で覚えて身につけるよりは
他人の行動を観察し、意味を深く理解する知識として覚えるほうがはるかに役にたつかと思います。
英語の勉強にプラスして、こうしたプロトコールにも興味を持ってみるといいかもね。
ではまたね。
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オランダの国王陛下即位式で日本の皇太子殿下が佩用されていたオレンジの大綬を調べるとき、日本語サイトではまったく手がかりが無かったのですが英文サイトで調べたらOrder of the crownであることがすぐにわかりました。
海外の出来事は英文サイトのほうが情報収集できるというわけです。
日本語に翻訳されていない情報を集めるうえで、やはり最低限の英語力は大切ですね。
仕事で英語を使っているわけではないので、こうやって意識して英語を使う機会を増やしているこのごろです。
就活生のTOEIC点数に負けるわけにはいきませんからねー。社会人でもがんばりますよ☆
海外ではこうした部分への関心が日本より高いようです。ということで資料的なブログになりました☆
ちょっと引用しますね。
※※※
ローマ法王とイタリア皇室との間には甚だ円満ならぬ関係が存在したのであった。
これは五十年前にイタリア王国建設のため統一戦争をした際、イタリア軍は無理に法王領を占領した事に起因しているのである。
この故に東宮殿下(注:のちの昭和天皇)にはイタリアの勲章も佩用し給わず、またイタリア皇室の自動車も御用ひあらせられず(以下省略)
※※※
大阪毎日新聞社「皇太子殿下御外遊記」大正14年初版(!)
ローマ法王と会見する際、昭和天皇は通常のプロトコールでは着用すべきイタリアの勲章を「わざと」佩用しなかったという話です。
こういう微妙なマナーは王室・皇室クラスの人たちにとって「国家の代表として求められる究極のプロトコール」とされています。
もうひとつの見方として、そういうプロトコールで表された意味を正確に見ぬくハイクラスの相手も世界にいるものだということでしょう。
これから国際的な仕事をしようと思う人は、政治・経済・文化、そしてとりわけ宗教的なマナーをプロトコールで示す教養も大切になると思います。まずは英語の勉強からだね、がんばっていきましょう!
~~
今回のオランダ訪問の皇太子殿下の勲章の着用方法は「勲章等着用規定」(昭和39年総理府告示16号)の第九条によるものです。
第九条には「外国の勲章等を着用する場合には、それぞれの国の規則による」とあり、その中で
わが国の勲章と外国の勲章を持っているものが外国の勲章を着用する場合には、わが国の勲章も併せて着用することとされています。
その場合、原則的にはわが国の勲章が外国の勲章より上位に並べることになっていますが、「外交上の事情により必要がある場合」には外国の勲章をわが国の勲章の上位に置くことができる、とされています。
皇太子殿下がオランダの勲章を上位につけている理由を勲章着用規定の条文と照らし合わせると「外交上の事情」が優先された佩用でもあるわけですね。