こんにちは。
先日、知人経由で紹介があり
転職希望の29歳男性とお会いして
職務経歴書を見ることがありました。
私自身も転職経験がありますし
大学の就職指導を思い出しながら
いろいろアドバイスをお伝えしました。
書類が通過したみたいですから、ちょっと安心。
就活でも転職でも
履歴書・職務経歴書の突破が最初の関門ですね。
ここからインスパイアで書いています。
◆大丈夫(おとこ)のプライド
伊藤忠商事元会長で、2007年に95歳で亡くなられた
瀬島龍三サンが伊藤忠に提出した履歴書があります。
瀬島は大本営参謀のエリートでしたが
敗戦で11年間もシベリアに抑留されました。
帰国しても元軍人には職が無い。
瀬島も己の責任から元部下の再就職を
優先し、自分のことは後回しでした。
瀬島にしても養うべき家族がありました。
大丈夫(おとこ)のプライドだけでは生活できません
◆提出した履歴書に「御願之儀」
元エリート軍人の頭脳に注目した伊藤忠商事が瀬島に対し
再就職の声をかけてきました。
瀬島の反応は
大丈夫(おとこ)のプライドでした。
瀬島は履歴書に「御願之儀」という書類を書き添えました。
「御願之儀」は3つありました。
【その1】
私を面接して人物を見てから不採用というのは恥辱です。
そういうことは御容赦頂きたい。
(自分のプライドを尊重してほしい)
【その2】
シベリア抑留中に言論の自由を奪われたので、
しばらく言論の自由を御願いしたい。
(自分に対し束縛せずに自由を認めてほしい)
【その3】
軍人であったので経済知識が無いことを御了承頂きたい。
(仕事に必要な知識は不十分であることをわかってほしい)
◆心の位取りの峻厳さ
この文章は伊藤忠の人事部に今でもファイルされている。
わらをもつかみたい逆境にいながら「面接、首実検の後、不採用というような恥辱は御容赦頂きたい」といいきる心の位どりの峻厳さに大丈夫(おとこ)の魅力を感ずるのは筆者だけだろうか。
(日経ビジネス文庫「人間的魅力の研究」伊藤肇 2000年より)
伊藤肇サンが感じた瀬島の魅力とは
自分がどんなに不利(求職者の立場)であっても
客観的な自分の能力・主張を偽ることなく表明し
「自分を採用してくれ!!」
と相手にへりくだって迎合するようなことは
絶対にしなかったという部分にあります。
自分の誇りを貫く姿勢という部分ですね。
◆実は綿密な戦略なのか?
この「御願之儀」に関しては
瀬島には自分に相当の自信があったから、
この要求を見せることで自分を強烈にPRしているに過ぎない。
つまり彼の頭脳が編み出した一種の戦術・戦略なのだろう。
とする見方もあります。
大本営エリート参謀の頭脳を冷静に観察してみると
自分の能力がどのように商社で発揮できるのか?
自分の能力(戦力)を冷静に分析し、
相手の戦力を探りだすために要求をして
そこから戦える相手かどうか見極めよう。
ということを無意識に判断していたのかも知れません。
◆見るべきものは、明確な自分の立場と主張
いづれにしても瀬島の「御願之儀」には
<明確な自分の立場と主張>が見えてきます。
これが一番ポイントになるかと思うのです。
★自分の主張や立場は明確にしよう★
就活や転職では、自分の主張や立場を明確にできれば相手(会社)は
<この人を採用するべきかどうか>
の判断が容易になります。すぐに結論が下せます。
履歴書やエントリーシート・職務経歴書を見て、ぱっと人物像がわかる
ものなら、本来面接は不要なものです。
(というくらいの意気込みで応募書類を作りましょう)
では
先日、知人経由で紹介があり
転職希望の29歳男性とお会いして
職務経歴書を見ることがありました。
私自身も転職経験がありますし
大学の就職指導を思い出しながら
いろいろアドバイスをお伝えしました。
書類が通過したみたいですから、ちょっと安心。
就活でも転職でも
履歴書・職務経歴書の突破が最初の関門ですね。
ここからインスパイアで書いています。
◆大丈夫(おとこ)のプライド
伊藤忠商事元会長で、2007年に95歳で亡くなられた
瀬島龍三サンが伊藤忠に提出した履歴書があります。
瀬島は大本営参謀のエリートでしたが
敗戦で11年間もシベリアに抑留されました。
帰国しても元軍人には職が無い。
瀬島も己の責任から元部下の再就職を
優先し、自分のことは後回しでした。
瀬島にしても養うべき家族がありました。
大丈夫(おとこ)のプライドだけでは生活できません
◆提出した履歴書に「御願之儀」
元エリート軍人の頭脳に注目した伊藤忠商事が瀬島に対し
再就職の声をかけてきました。
瀬島の反応は
大丈夫(おとこ)のプライドでした。
瀬島は履歴書に「御願之儀」という書類を書き添えました。
「御願之儀」は3つありました。
【その1】
私を面接して人物を見てから不採用というのは恥辱です。
そういうことは御容赦頂きたい。
(自分のプライドを尊重してほしい)
【その2】
シベリア抑留中に言論の自由を奪われたので、
しばらく言論の自由を御願いしたい。
(自分に対し束縛せずに自由を認めてほしい)
【その3】
軍人であったので経済知識が無いことを御了承頂きたい。
(仕事に必要な知識は不十分であることをわかってほしい)
◆心の位取りの峻厳さ
この文章は伊藤忠の人事部に今でもファイルされている。
わらをもつかみたい逆境にいながら「面接、首実検の後、不採用というような恥辱は御容赦頂きたい」といいきる心の位どりの峻厳さに大丈夫(おとこ)の魅力を感ずるのは筆者だけだろうか。
(日経ビジネス文庫「人間的魅力の研究」伊藤肇 2000年より)
伊藤肇サンが感じた瀬島の魅力とは
自分がどんなに不利(求職者の立場)であっても
客観的な自分の能力・主張を偽ることなく表明し
「自分を採用してくれ!!」
と相手にへりくだって迎合するようなことは
絶対にしなかったという部分にあります。
自分の誇りを貫く姿勢という部分ですね。
◆実は綿密な戦略なのか?
この「御願之儀」に関しては
瀬島には自分に相当の自信があったから、
この要求を見せることで自分を強烈にPRしているに過ぎない。
つまり彼の頭脳が編み出した一種の戦術・戦略なのだろう。
とする見方もあります。
大本営エリート参謀の頭脳を冷静に観察してみると
自分の能力がどのように商社で発揮できるのか?
自分の能力(戦力)を冷静に分析し、
相手の戦力を探りだすために要求をして
そこから戦える相手かどうか見極めよう。
ということを無意識に判断していたのかも知れません。
◆見るべきものは、明確な自分の立場と主張
いづれにしても瀬島の「御願之儀」には
<明確な自分の立場と主張>が見えてきます。
これが一番ポイントになるかと思うのです。
★自分の主張や立場は明確にしよう★
就活や転職では、自分の主張や立場を明確にできれば相手(会社)は
<この人を採用するべきかどうか>
の判断が容易になります。すぐに結論が下せます。
履歴書やエントリーシート・職務経歴書を見て、ぱっと人物像がわかる
ものなら、本来面接は不要なものです。
(というくらいの意気込みで応募書類を作りましょう)
では
応援、応援です。
個性が強い場合には面接で落とされてしまう場合があります。テクニックとしては無個性のほうが勝率アップということもあるんですよ!ケースバイケースですがご参考に!
また遊びにきます。
ありがとうございます。
私のブログは具体的な書き方アドバイスというよりも基本思想のようなものですから、今後ともよろしくお願いします。