今日は驚くほどのポカポカ陽気、土曜日までの寒さは何処へ行ったやら。
土曜日頃はあう人ごとに
「寒くなりました。厭ですねえ」
「もうすぐクリスマスですから」
「ホワイトクリスマスでしたねえ」などと話していたものだ。
僕はこんなときいつも、「今はこんな体になってしまってダメだけど、
若い頃は、スキーが好きで雪が降るのを喜んでいたものです」などと話していたものです。
すると、今の若い人は「あの細長い板を履くやつですか?」という。
「そうだよ」と云うとキョトンとして
「今は誰も板は履かないよ」という。
「どうして?」と訊けば
「板だと靴も買わなければならないし、お金が掛かるじゃない」
とのこと。
スノボーなら、安いし運動靴にビニールの袋を履いて、紐で留めればいいので、
お金が掛からないし持ち運びも便利だという。
実はオソマツ君が優雅にスキーを楽しんでいたころもスノボーはあったが、
あれは全然優雅でなく進行方向が周りの人に分かりにくく、嫌いであった。
それに「ポニーテールの若い女性がスキー板を履いて優雅にスキー場を一杯に右に左にスキー場を横切りながら両手を広げて滑っているところなんか見ているだけでも楽しくなる。此処をスノボーでちょこちょこ滑り降りていては絵にならない。あの優雅さが失われたというのは残念でならない。
全く、世の中下品下品へと傾いて行くと怒れてくる。
若い人がスノボーばかりしているスキー場なんか行きたくもない。
とついつい毒舌を吐く。困った年寄りになったものだ。(T)