鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第520回】 どこに向かって車を運転しているのか?

2012年06月03日 | 住宅コンサルタントとして
気が付けば、私も今年、40歳になります。

このお仕事をに就いたのは、2005年の7月ですから、当時はまだ32歳。

当然ながら、その当時にお仕事を通じて知り合う経営者、
それからその経営者が経営する会社のスタッフの方々の大半は年上でした。

しかしながら、最近感じるのは、お仕事を通じて知り合う方の大半が、
自分よりも年下だということです。

年、とったなぁ・・・。

で、自分よりも若い方とお話をさせていただく際、
私が意識していることがあります。

それは、その方が社員さんである場合、

「この人、将来どうなりたいと思っているのか?」

ということですし、その方が経営者の息子さんであれば、

「将来、会社をどうしたいと考えているのか?」

ということです。

残念ながら、今の大半の若い方は、骨抜き人間をつくるための教育制度の中で育ってきたので、
自分の意思とか野望を持った方が少ないなぁ、と感じています。

学校なり、自分の周囲が作った檻の中でしか物事を考えられない・・・。
それは、例えて言うなら、自分の人生の目標を周囲に決められてりようなものです。

人生を車の運転に例えれば、車を運転しているのは自分なのに、
向かう先を自分で決められないようなものです。

でも、それってとても悲しいことですし、日本の将来を考えれば不安にもなります。

自分がどうなりたいか?
自社をどういう会社にしたいか?

まずはここ(=目標)が定まっていない中で仕事をする時間は、短い方がいいかな、と・・・。

といいながら、私自身、社会に出て最初に思っていたのは、
営業マンとしてトップになることと、たくさん稼ぐビジネスパーソンになる、ということだけでした。

そして、営業マンとして結果を出すために、目の前のことを全力でやっていく中で、
自分が本当にやりたい仕事が見えてきたのです。

でも、漠然とではありますが、「自分は将来、何がしたいのか?」ということは、
考えていましたし、そもそもサラリーマンの時もトップ営業マンになる、という目標は持っていました。

しかしながら、今の若い方の大半は、将来どうなりたいのか、ということに関して、
イメージが曖昧であったり、そんなことを考えたこともないような方が多いような気がします。

昨日、お話をさせていただいた、まだ20代の工務店の3代目の方は、
その点、自分の野望をしっかりとお持ちのようで、安心しました。

最近、そういう自分の意思をしっかりと持った方とお会いすると、
ホッとしますし、その方を応援したくなります。

どこに向かって、自分は車の運転をしているのか?
じっかりと意識して、日々仕事したいものです。
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