鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第526回】 スーパーテコになれるか?

2012年06月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、とある住宅会社のコンサルティングでしたが、
その中でクライアントの役員の方から本質的なことを教えていただけました。

それは、

「仕事をするということの基礎の基礎は、上司や先輩のテコとして役に立つ」

ということです。

職人さんの世界であれば、親方が仕事をしているを見て、仕事の流れを把握したら、
親方が次、どんなことをやるのかを予測し、
次の作業がしやすいように片づけたり、次の仕事で使う道具を準備したりする。

営業の世界であれば、上司がデスクワークをしている中で、支持される前に

「これ、一応やってみたんですが、チェックしてもらえますか?」
「これ、10部コピーしておきました」

と、上司の仕事の一部を担ったりする。

言われたことを言われた通りにすることが、テコとしての第一歩ですが、
「スーパーテコ」として、上司や先輩のお役に徹底的に役に立てれば、
もうあっという間に一人前になれるのではないでしょうか?

そう考えると、仕事の本質とは

・お客様や会社の仲間など、周囲の方のお役に立つ
・次に何をすればいいのかを予測し、言われる前に動く

と言えるでしょう。

そして個人的に思うのは、スーパーテコのレベルから、
お給料をいただく資格が発生するということです。

言われたことを言われた通りにやる、単なるテコとしてだけでは、価値があまりありませんので、
アルバイトさんと同じだと思います。

また、言われたことすら出来ないスタッフは、テコにすらなれていないので、
お給料をもらう資格すらない、ということです。

仕事の基本は、スーパーテコ。
現代風に言えば、スーパーコンシェルジュとなります。

皆さんの会社の若手さんは、スーパーテコレベルの方が何人いますか?
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