鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第535回】 65歳にして、発想が凝り固まっていない経営者様

2012年06月18日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの企業様にお伺いしておりました。

社長様の年齢は65歳。
その会社は、建材と木材を扱っておられます。

建築資材の販売会社というと、全国的にはジリ貧の状態が続いておりまして、
全体の90%以上が売上減かと思います。

更に経営者は、将来会社をどういう方向に持っていけば良いか分からず、
日々の経営に不安を持っていると思っています。

そこで今月、東京と福岡でセミナーを開催させていただいたのです。
その際に、ご参加いただいた会社様の1社です。

私は、建築資材の販売会社は、ある方向に進むべきだ、という1つの持論を持っていて、
セミナーではその私の考えをお伝えしていたのですが、
昨日お伺いした会社さんは、私の発想をはるかに超えることをはるか以前からされていたのです。

しかも、まさに今も進化されているのです。

経営相談にお伺いしたのに、私が勉強させていただきっぱなしの1日でした。

私は今、39歳。
住宅業界のことを猛烈に勉強し、全国の伸びている会社、
おもしろい取り組みをされている会社の大半を知っているつもりでいました。

そして、お客様に支持される会社になるために、応援していただける会社になるために、
どんなことに取り組み、どんな考えで日々仕事に取り組まれれば良いのかを
各クライアント様にお伝えしてきたつもりです。

しかしながら、研究すればするほど、知らず知らずのうちに発想が固定化し、
頭が固くなっていたような気がします。

昨日、お伺いしていた企業様の社長は、65歳にもかかわらず、
私なんかよりよっぽど発想が柔軟で、しかも固定化されていないのです。

是非とも見習わせていただきたいと思いました。
また、自分に対して、チャレンジすべきテーマが出来ました。

皆さんは、業界の既成概念にとらわれない、柔軟な発想が出来ていますか?
自分の発想が固くなっている、と感じることがありますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする