鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第521回】 住宅業界の?

2012年06月04日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、お客様に受け入れられやすいのは、絶対に中小企業だと思っています。

モノ余りの現代、お客様がモノ不足に困っているわけではありません。
極論を言えば、空き家や空きマンションは日本中に腐るほどありますから、
家をわざわざ新築しなくても誰も困らないわけです。

ですから、必要に迫られて家を建てるというお客様がいないわけではありませんが、
「こんな家だったら、住んでみたい」とお客様が思われる家を

「当社ならご予算の中でご提供できますよ!」

という情報を発信し、お客様に自社の価値が伝わった企業にお客様が集まって下さるのだと思います。

大手ハウスメーカーと中小住宅会社、工務店との違いは何か?
住宅業界外に視点を向けた際、大手と中小企業の違いは何か?
そもそも、中小企業の強みは何か?

皆さんは考えたことがありますか?

消費者が中小企業に対して感じる価値の中で多いのは

・こだわり
・独自性
・コミュニケーション

だと、ある消費者調査の結果で出ています。

逆に大手の価値とは

・品揃え
・豊富さ
・安さ

という結果です。

でも、住宅業界は、大手ほどこだわりの住宅を建てているようにお客様の目に移り、
逆に中小工務店や中小住宅会社ほど、「何でも出来ます」的な発信をしていたりします。

また、大手ほど価格が異常に高く、逆に中小工務店ほど金額が安く建てていたりします。

一般的な小売り業界と比較して、住宅業界は私の目には特異に映っています。

中小の住宅会社がやらなくてはならないことのヒントがここに隠れているような気がしています。

本来、中小住宅会社は、こだわりや独自性で勝負しなければならないのです。
皆さんの会社は、自社のこだわり、独自性をお客様に伝えることが出来ていますか?
コメント
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