鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第672回】 業績の上がり方が重要

2012年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
業績が上がることは、素晴らしいことです。
しかしながら、業績がどのようにして上がったのか?
上がった結果、どうなっているのかがとても重要です。

会社として、営業マンとして業績が上がっている。
でも、お客様の満足度は下がっている。
OB様からの紹介も、業者さんからの紹介も増えていない。

これは、全然ダメなパターンです。

一時はいいのですが、数年後にはメッキが剥がれ落ちてしまうことになります。

こう考えると、単なる結果論だけで自社やスタッフを評価することが如何に危険かが分かります。

商売の王道は、やればやるほど、自分達を応援して下さるお客様の数が増えていくことです。
当然ながら、工事を託して下さったお客様に心から満足していただく必要があるのです。
でも、この部分を理解せず、ただ今期の業績が良ければいいと思い、
目先の仕事をしている企業やスタッフの方が残念ながらおられます。

こうした考え方の方は、実は私生活でもうまくいきません。
「釣った魚には餌を・・・」なのです。

契約前と契約後で態度が変わるような人を誰が応援してくれるでしょうか?
本来の筋からすれば、ご契約いただいた後こそ、
徹底的にお客様にお尽くししなければならないはずです。

業績が上がっている時こそ、今自分を選んで下さったお客様に
ちゃんとお尽くしすることが出来ているだろうか、とチェックすることが大切です。

これから契約する方よりも、過去、そして今、自分を選んで下さった方を大切にしなければなりません。
それが、義理を果たすということですし、商売の正しい道なはずです。

仕事にしても、人生にしても、王道を歩み続けたいものです。
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