鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第683回】 経営計画書

2012年11月13日 | 住宅コンサルタントとして
皆さんの会社には、経営計画書がありますか?
その経営計画書を全社員の前で発表したりしていますか?

どれだけお仕事をお客様から頂戴していても、
どれだけ社員の皆さんが忙しそうに働いていても、
いざ決算になると、最終的に会社に利益はほとんど残っていない、
という会社があります。

その原因は、最終的に利益をいくら残すのかを年初から決めていない、
経費をこれだけに抑えるという計画が無い、
その利益計画、経費計画から逆算すれば、粗利益額がこれだけ必要であるということを
経営者も幹部も分かっていない、というところにあるはずです。

それらの数値を全て明確にし、
更にそれらを実現するために、誰が何をいつまでにやるのかまでを明文化したものが
経営計画書なのです。

以前、とあるサッシ会社さんの社長より、
経営コンサルタントの草分け的存在の一倉定先生のことを教えていただき、
一倉先生の本を購入しました。
ただ、当時は安い本しか買えず、その本を何度も読み返していました。

更に最近、これまた私がひそかに尊敬しているある方の講演CDを聴いていると、
その方の話の中にも一倉先生が登場されるのです。

何でも、一倉先生の本を読んで、涙が止まらなかったとか・・・。

そこでこれは運命だと思い、一倉先生の本全巻をアマゾンで発注し、ただ今熟読しております。
メチャクチャ勉強になります。
また、私自身のクライアント企業様への関わり方に関して、考えさせられることばかりです。

その一倉先生が徹底してクライアントにつくっていただいていたのが、経営計画書なのです。

今さらではありますが、私自身も一倉先生の考え方を徹底的に勉強しています。

経営の結果(=決算)は、最初から狙って出すものです。
しかしながら、大半の企業では、いろんなことをやっていたら、最終的にこういう結果になった、
という感じで経営されています。
もしくは、計画は一応立てているのですが、単なる数値の羅列であり、
そこに経営者の魂がこもっていないものもあるかと思います。

いきあたりばったりの経営ではなく、最初から利益をこれだけ出す、
そのために何に取り組むべきかを明確にして、経営のかじ取りをしたいものですね。
コメント
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