鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第694回】 お客様の気持ちに寄り添う

2012年11月24日 | 住宅コンサルタントとして
売りたいという気持ちがお客様に伝わると、お客様の心は離れていく。
自社の家が素晴らしいことを伝えようとすればするほど、お客様が耳を傾けてはくれない。

売り手とお客様の関係は、片思いの男女の間の関係のようなものかもしれない・・・。

営業マンとして一流を目指すのであれば、
「如何にお客様のお役に立てるのか」ということを実現するために、
己を磨き続けるしかない。

住宅ローンのこと。
土地のこと。
工法や断熱に対する知識。
間取りや設計に関する知識。
そしてお子様の教育のことや親御さんとどう暮らしていくのが良いのかといった、人生相談。
保険や税金の相談。

こうした知識のレベルアップが欠かせない。
それと同時に、人としてのレベルアップはもっと重要だ。

自分中心に考えている人か、お客様を中心に考えている人かは、
ちょっと話せばお客様は直感で感じるものだ。

売りたい気持ちを無くせとは言わない。
でも、自分が売りたい気持ちよりも、
目の前のお客様にとってベストな選択は何なのかを考えられる営業マンでありたい。

そんな利他の心でお客様と接し、
お客様の現状の気持ちや環境に寄り添うことが出来る営業マンをお客様は放ってはおかないものだ。

目の前のお客様に全力でぶつかり、お客様の期待値を超えた対応をやり続けることで、
お客様は感動し、逆にこちらを応援して下さるようになる。

そして、こういうことをやり続け、お客様に応援され、
自らを応援して下さるお客様の数がある一定の数を超えた段階で、
その営業マンは見込みのお客様に困らなくなる。

これは、どんな業界の営業マンも、経営コンサルタントも全く同じなのだ。

そして、目先のお客様に困らない状態になった営業マンのみが、
既契約やOB様のことを最優先に考えられるようになり、
ますますお客様満足度が高くなり、ますます見込みのお客様に困らなくなるのだ。

こうした、営業マンとしての善の循環を
自分のクライアントの営業マンに体感していただきたいと心から願っています。

考え方と行動が変われば、それは実現するのです。
そして、それを実現することが出来た営業マンは、
仕事もプライベートも思いっきりハッピーになるのです。
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