鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1191回】 当事者意識

2014年04月05日 | 経営者として
経営者に向いているタイプってあると思います。
その逆に、経営者に向いていないタイプもあると思います。

経営者に向いているタイプとして、いろいろと挙げられると思いますが、
個人的に思うのは、「当事者意識があること」と「危機感があること」です。

その逆で、経営者に向いていないタイプとして挙げられるのは、
「当事者意識が無い」ということと「危機感が無い」ということです。

会社を経営していると、社内や協力業者さん、お客様との間でいろんなことが起こりますが、
発生したことに対し危機感が無く、どこか他人事のような感覚で捉えがち…。
そんな経営者が経営する会社の業績は、やはり上がっていかないのです。

そもそも、会社とは努力もせずに自然の成り行きのまま、経営していると、潰れるようになっています。
そうならないように、経営者は当事者意識を持って全責任を負い、
改善を積み重ねていかなくてはなりません。

あくまで個人的意見ですが、小さい頃から自分で決断してこなかった方、
親が全てレールを敷いてその上を走ってきた方は、当事者意識が薄いような気がします。

将来、どんな自分になりたいのか?
それを実現させるために、何に取り組むのか?
どんな習い事をして、どの学校を受験するのか?
今年、何にチャレンジするのか?

何でもいいので、自分で決めて自分で行動できる、意思ある人間に育ってもらわないと、
なかなか優秀な経営者にはなれないと思うのです。

更に問題を起こしても自分で解決させるということも、経験させておかなくてはなりません。

親が子離れできず、いつまでも口を出し続け、手を差し伸べ続けると、
どんなことが起こってもどこか他人事で、誰かが解決してくれるだろうと考えがちな
経営者になってしまうような気がします。

私にも子どもが2人いますが、最も意識しているのは、自立した人間になってもらいたいということ。
全て自分ごととして捉え、目の前のことに真剣に取り組む大人になってもらいたいと思っています。
コメント
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