鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1190回】 これまでの環境に感謝

2014年04月04日 | 住宅コンサルタントとして
起業して3年3か月。
経営コンサルタントになって8年8か月。
社会人になって18年。

本当に充実した毎日を過ごすことが出来ております。

毎年、仕事運に関しては良くなっていると強く感じますが、
これまで自分に降り注がれてきたことが、全てプラスの方向に働いているなぁ、と思うと共に、
こうした境遇に感謝です。

社会人になって最初に就職した会社では、関西採用にも関わらず、
最初の赴任地は北海道の旭川でした。

しかも旭川で仕事をさせていただいて僅か半年で、同じく北海道の北見市に転勤の辞令が・・・。

北見市というと、人口10万人ちょっとの都市で、当時はマクドナルドが無いくらいの街でした。
当然、営業所のメンバーは少なく、
更に会社として工事をしてくれる職人さんもアフターメンテナンスをやってくれる部隊も無く、
工事の職人さんは釧路市や旭川市から来ていただいておりました。
ですので、施工日の当日の変更など、お受けできる訳もなく、
絶対に施工日をずらさないような事前打ち合わせが出来るようになりました。
更にはアフター対応は当然、自分達でやるしかなく、施工やメンテナンスの知識が自然とつきました。

でもそのおかげで、現場知識が格段に上がりました。
これが、最初の赴任地が札幌や大阪などの都会で、いろんな部隊が整っていると、
そうした専門部署の人たちに仕事をお願いするだけで良い訳で、
結果、現場知識はつかなかったと思いますし、
クレーム対応で一般のエンドユーザーさんと直接会話することもなかったと思うのです。

更に北海道に行ってわずか2年の間に、旭川→北見→旭川→北見と転勤辞令が出て、
単純な数合わせとしか見られていない(要するに必要戦力とみられていない)ことがありましたが、
その結果、「今に見てろ!」と反骨精神を持って仕事に取り組むことが出来ました。

その後、紆余曲折を経て経営コンサルタントを目指そうと思いましたが、
転職の面接で2回、落ちました。

でも、2回も落とされた中で、

「本当に自分がやりたい仕事は何なのか?」

ということを真剣に考えられたのだと思います。

ですので、3度目のトライで入社を認めていただいて、入社したその日から
働く際の覚悟や目の色が違っていたと思います。

当時は相当、「気持ち悪い奴だ!」と言われていたと思いますし、
先輩(といっても年下の方が多かったのですが・・・)に「教えて下さい」と頭を下げても

「お前に教えて、俺に何のメリットがあるんや?」

という、厳しいお言葉を先輩からいただいたり、
エエ歳こいて転職したのでなかなかなじめなかったりしましたが、
だからこそ反骨精神も持てましたし、
結果で認めてもらうしかない、と猛烈に仕事に打ち込めたのだと思います。

最初から都会の恵まれた環境で働いていたら・・・。
大した成果も出していないのに戦力だと認めてもらっていたら・・・。
転職の際、落ちていなかったら・・・。
転職した際にやさしくあたたかくむかえられていたら・・・。
今の自分は無かったと思うのです。

今、頑張っているのに結果が出ていない。
人事上、恵まれた環境にない。
職場の環境が自分にとって、あまり良くない。
そうしたことが、長い目で見たら、とてもプラスになることも多々、あると思います。

だから今の環境と真剣に向き合い、今出来るベストな仕事をしていく必要があるのだと思います。

そして、今の自分は恵まれている、ツイてる、とポジティブに考えることが、
自分の未来を良くしてくれるのだと思います。

今日も1日、頑張って参りましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする