鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1211回】 会社のビジョンを汲み取って、自部署をマネジメントするのが優秀なマネージャー

2014年04月25日 | 住宅コンサルタントとして
自分が働いている会社が、一体どこを目指しているのか?

経営者は自分の会社をどうしたいかを常に社員さんに発信しなければなりませんし、
マネージャーであれば、会社がどこを目指しているのかを汲み取る努力をしなくてはなりません。

その上でマネージャーは自分の部署をマネジメントしていく必要があるのです。

住宅会社に例えていうなら、
会社が30棟~50棟前後を目指しているのであれば個人技重視でもいいですが、
会社が100棟以上を目指しているのであれば、新卒を採用して育成出来るしくみが必要です。

すなわち、業界未経験の方でも仕事が出来るように、マニュアル化・パターン化が必要なのです。

初回接客で何をお訊きし、何をお伝えするのか?
どういう建物を見ていただき、どの部分を強調してお伝えするのか?
次回アポはどうやって取得するのか?
お客様がお帰りになった後、どういうフォローをするのか?

全てのお客様に通用する魔法はありませんが、
最低限、これだけはやらなくてはならないということをまとめたものがマニュアルです。

そして個人技はマニュアルという基本が出来ている人が、その上にのせていくものなのです。

「お客様が求めることはバラバラだから、各自がそれに合わせてやっていかないと・・・」

という考え方は正論のように思えますが、
各自がバラバラにやっている時点で個人能力に頼りっぱなしになり、
組織全体の営業力があがっていかないのです。

全てのお客様には通用しないが、自社がターゲットとしているお客様には、
この基本だけをやれば、少なくとも次につながる。

100棟以上を目指す会社であれば、
そういう基本を押さえたマニュアルやツールはあった方が良いのです。

会社がどこを目指しているのかを理解して、
自部署をマネジメント出来るマネージャーがいる会社は、正直いって強いです。

そこを目指したいですね。
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