鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1196回】 仕事を通じて、若いうちに本質を学ぶ

2014年04月10日 | 住宅コンサルタントとして
大学時代、それから社会人になって3年目を迎えるまでの頃の自分は、
今の自分から見ると、なまけものでぐうたらで、しかも自己主張が強い、
とんでもない奴だったと思います。
(今の私も大して変わっていないかもしれませんが・・・(汗))

ただ社会人になって、最初に入社させていただいたメーカーで、
目の前の仕事に自分なりに一所懸命取り組んでいく中で、
先輩方からいろいろと教えていただきながら、少しずつ成果が出てくるようになりました。
すると仕事がとても楽しく感じられるようになったのです。

そして仕事をさせていただく中で、安定して業績を出し続けようとすると、
一度取引が始まったお客様とのご縁を切らさないように、仕事の品質を高めなくてはなりません。

そのために目安となる数値目標を決めて、
それを達成するためにいつまでに誰が何をどうやるのか?
その効果をどのように測定していくのか?
こうした仕事の基本を徹底的に学ぶ機会に恵まれました。

数値で現状の仕事の進捗や品質を押さえる。
まず目標を数値で設定し、その達成のために逆算してどうすべきかを考える。
上司に指導を受けるために、その途中経過を分かりやすく書面にまとめる。

仕事をしていく上でとても大切なことですが、
当時はパソコンもなく、手書きで報告書類を作成していたので、
右脳で仕事の本質的な部分を感じまくっていたのだと思います。

その名残か、いまだに私は議事録はノートに手書き。
アイデアをまとめる時も手書きだったりします。

40歳を超えてつくづく感じるのは、社会人10年目まで勤めさせていただいた、
最初の会社で学ばせていただいたことに対するありがたさです。

正直、その機会があったからこそ、
今、こういうお仕事をさせていただけているのだと思います。

そして私が最近、強く思うのは、クライアント様のスタッフさんで、
まだ社歴が浅い、若い新卒の方に、仕事の本質的な部分を少しでもお伝えすることが出来たら、
そしてその方たちが素晴らしいビジネスパーソンになっていただければ、ということです。

昨日もクライアント様のスタッフさんを前に、
仕事の品質を高めるための考え方、進め方をお伝えする機会をいただいておりましたが、
感度が素晴らしい若いスタッフさんが結構おられました。

少しでもその方たちの心に、昨日お伝えさせていただいたことが残ればなぁ、と思います。

まだ脳が柔らかく、素直に吸収できる若い間に、
仕事の本質を伝える機会をたくさんつくっていただければ、
若い方がドンドン成長され、会社、それから世の中に貢献してくれるようになるでしょう。

一人のオッサンとして、そうしたことのお手伝いが出来れば、こんなに嬉しいことはありません。
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