鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2390回】 規律を守れない組織の源

2017年07月16日 | 住宅コンサルタントとして
決めたことをやりきれない組織があります。

挨拶を徹底しよう。
掃除を徹底しよう。
ロープレを毎週、必ずおこなおう。
SNSやブログの発信をこの頻度でおこなおう。
ルールを守ろう。
お客様を好き嫌いで判断しないようにしよう。

などなど、正しいことを決めるのですが、決めたことが守られない。

なぜこういう事態になるのかというと、その組織の上層部に原因があるのです。

口で言うだけで行動が伴わない。
そもそも言っていること、やっていることに一貫性が無い。

上司も人間ですから、完璧になることは当然、難しいのですが、
ただ言行一致でなければ、そして一貫性がなければ、
スタッフさんから信じてもらえなくなります。

人間関係で基本的に大切なのは、信用を積み重ねていくこと。

言ったことを守る。
もしくは結果、守れなくとも守ろうと努力する。
その姿勢を積み重ねることで信用される。

これは上下関係なく、人間関係の本質的な部分です。

親子の関係でも同じで、

「ウチの子、勉強全然しないんですよ」

と悩んでいる親の中で、結構な比率の方が、
親自身が学ぶ姿勢を子どもさんに見せていなかったりします。

掃除しなさい、綺麗に片付けなさい、という親ができていない。
これでは、子どもに信用される訳がないですよね。


決めたことをやり切ることを、規律と言います。

規律がある組織。
規律がある家族。

そうなるために、上に立つ人間が言行一致であることが不可欠なのです。
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