鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2403回】 数多く見ることで・・・

2017年07月29日 | 住宅コンサルタントとして
ある業界に詳しくなろうと思ったり、
ある分野における自分の能力を強化したいと思ったら、
やるべきことは一つです。

それは、その分野においていろんなモノを見まくる。
接客やサービスの分野であるなら、それを実際に受けて体感する。
芸術系の分野であるなら、ひたすら見まくる。

とにかく、同じようなものを見て体感し続けることです。

住宅業界において、ただ家をつくっていろんな方にお見せするだけでは、
数年後に確実に苦戦するであろうと個人的に感じています。

よって、いろんな業態で多くのお客様を引き寄せている繁盛店を時間をつくってみる、
ということを今年は徹底してやっているのですが、
昨日、お伺いしたあるお店、残念ながら、期待外れでした。

カンブリア宮殿もかなり盛って制作していることもあるのは分かっていましたが、
昨日、おじゃましたお店はちょっとひどかったなぁ・・・。

恐らく数年後には、某タレントがやっていた(というか、今もまだやっているようですが・・・)
花○牧場のようになっているのではないか、と個人的に思っています。

個人的に思うのは、商品、
例えば雑貨屋さんであれば、雑貨、
服屋さんであれば、服や小物、
レストランであれば美味しい食事、
住宅会社であれば、素敵な住宅。
その商品だけが優れていても、勝負にならないということです。

お店の人から溢れ出る気持ちは、お客様に伝わるんですよね。

だから、三流の人間性のスタッフが、一流店の猿真似をやったとしても、ばれてしまうんです。

実際、来ている客層もイマイチだったし・・・。

これでミシュランで一つ星を取っている、ということは、
ミシュランも所詮、その程度、ということですが・・・。


ある特定の分野のお店を徹底的に見ることで、見る目が養われます。
そして何がお客様の心を打ち、何がお客様を不快にさせるのかが分かるようになります。

ということは、住宅会社の経営陣であれば、いろんな会社を見まくること。
いろんな接客を受けまくること。
いろんなサービスを受けまくることが、不可欠なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする