鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2789回】 「自分だったらどうするか?」という視点で・・・

2018年08月19日 | 住宅コンサルタントとして

札幌で見た、安藤忠雄さんが特集で取り上げられていた雑誌。

 

その中で安藤忠雄さんが独学でどうやって建築を学んでいかれたのか、

ということが書かれていました。

 

コルビジェの建築した建物をトレースしまくり、

いろんな建物を見ては、「自分だったら、これをどう設計するか?」

ということを考えまくっておられたそうです。

 

建物を見ながら、自分と対話する。

そこに膨大な時間を使っておられたそうです。

 

 

いろんなお店、いろんな建物を見る際、デザイン系の方なら

 

「自分だったら、どういう設計・デザイン・コーディネートをするのか?」

 

という視点を持ちながらじっくり見て、そこでまた考える。

 

こういう見方が出来る人は、建物を見れば見るほど成長できると思います。

 

私自身はマーケティングの専門家ですので、いろんなお店を見る際、

自分だったらどういう品揃えをしたり、どういうPOPをつくったり、

どういう販促物をどこに置くのか、という視点では見ます。

 

また、接客に関してどういう接客方法をスタッフさんに指示するか、

この売り場なら、ホールに何人、中に何人スタッフを配置するか

というような視点でも見るのですが、

 

「自分だったらどういうデザインにするのか?」

 

という視点が全く無かったことに改めて気づきました。

 

人間、日々いろんなモノを見ていると思いますが、

ただ漠然と見ているだけでは、何の勉強にもなりません。

 

「自分だったらどうするか?」という視点でモノを見たり考えたりする。

 

自分と対話する時間をつくる。

 

私自身も意識していきたいと思います。

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