鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2799回】 企業としての成長についていけない人は・・・

2018年08月29日 | 住宅コンサルタントとして

これまで、いろんな住宅会社様とお付き合いをさせていただいてきました。

 

もう会社として何十年も歴史を積み重ね、

しっかりとした組織が出来上がっている会社のお手伝いをさせていただくこともあれば、

立ち上げたばかりの別会社のお手伝いをさせていただくこともありました。

 

どんな企業もトップが真剣に仕事をし、従業員さんに対する愛情や思いやりがあり、

更に時代の流れ、顧客の変化に適応していくことができれば、業績は上がります。

 

そして多くの受注をこなしていくために、人を採用し、組織は大きくなります。

 

これが会社の成長な訳ですが、

この会社の成長と共に、個人として成長していけないスタッフさんは、

徐々に会社に居づらくなってきます。

 

特に役員やマネージャークラスだとなおさらです。

 

数多くの家づくりに取り組むために組織が大きくなると、

自分一人で全てこなすことは不可能になり、

他の人に自分がやっていた仕事を託したり任せなければなりません。

 

ここで他の人に仕事を任せ、しかもその任せた人が結果を出せるようにするには、

任せる側の指導方法や人間性、そして耐える力、折れない力などが必要で、

自分でこなすよりも相当、面倒なことになってきます。

 

更に自分よりも知識が豊富な部下、後輩なども出てきたりする訳で、

人間として小っちゃい器しか持ち合わせていない上司は、

力ずくで押さえにかかったり、その優秀な部下に発言をさせなかったりするケースもあります。

 

そして、「会社の成長にとって、この人って阻害要因だよね」

と周囲から見られるようになり、

最終的に会社を去ることになってしまう訳です。

 

会社の成長に合わせ、自分自身の能力、

それから部下や後輩に任せて結果をだしてもらえるような指導力、

そして多くの人と気持ちよく仕事をやっていくだけの人間力、

こうした能力を高めていけば、本当に仕事を通して自分も成長していけるのです。

 

皆さんは会社の成長に比例して、自分自身も成長できているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする