住宅会社の経営にはいろんな問題がつきものですが、
現代の課題の一つは、若手営業マンの育成だと思います。
家1棟のご契約をいただく大変さは、
今から15年前と比較すると難易度が相当、上がっています。
更に近年の物価高と建築資材の高騰により、
そこそこ収入が高いお客様しか家を建てられなくなった今、
その難易度は高まる一方です。
だから、若い営業マンが成果を出しづらくなってきているのです。
でも、こういう厳しい時代に若手営業マンを育て上げた会社が
次の時代の勝者となっていくことは明白です。
私は個人的に、全ての若手スタッフさんを
平等に育てることは難しいと思っています。
イメージとしては、プロ野球選手の育成に近い形で
育成計画を会社側が立てていく必要があるか、と。
例えば、今、球界を代表する巨人の岡本選手、
それからヤクルトの村上選手は、
高卒で入団してきましたが、
打撃の技術もまだまだ、
更には守備でエラーを連発しても、
当時の監督は試合に出し続けました。
もちろん、岡本選手や村上選手はドラフト1位入団ですし、
入団前から期待されていた、ということもあるでしょうし、
両選手の練習に対するスタンスも素晴らしかったのでしょう。
でもチームとして、「絶対にこの選手を育てる!」という、
強い意志で使い続けたことによって、育ったと思うのです。
「絶対にこの営業マンを育てる」という強い意志を持って
打席に立ってもらうようにしていかないと、
今の時代、なかなか営業マンって育ちずらいと思っています。
そして営業マンの立場で言えば、
会社・上司から「この営業マンを育てたい」と思ってもらえるよう、
日頃からの学ぶ姿勢、仕事に向き合う姿勢が重要なのです。
コツコツと努力をしているからこそ、
上司や会社は成長させたい、と思ってくれるのです。
コツコツ努力しない。
決めたことをやらない。
自分に甘い。
結果を出そうという気概が感じられない。
こういう営業マンだと、打席を与えてもらえなくなっていくでしょう。