鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第532回】 ジリ貧になる責任は、経営者にしかない

2012年06月15日 | 住宅コンサルタントとして
経営者の仕事とは、一体何なのでしょう?

起業してすぐの間は、一人何役も実務をこなさなくてはなりません。

仕事を外部から頂戴してくる営業はもちろんのこと、
商品開発や発注、積算、デリバリー、企画など、
自社のさまざまな業務の大半の仕事をこなさなくてはならないでしょう。

しかしながら、実務をこなすことは、経営者の仕事ではありません。

航海に例えるなら、経営者は船長です。
目的地に向かうまで、今日はどこまで進むのかを決定したり、
どの航路を通るのかを選択したり、
エンジンで走行するのか、風の力を利用して走行するのかを決めたりすることこそが、
船長の役割だと思います。

帆を上げ下げしたり、料理を作ったりすることが船長の仕事ではありません。

いろんな会社さんがありますが、少なくとも実務だけをやっていればいい、
とお考えの経営者は、本来の役割を果たしていないと思います。

経営者の仕事は、目的地を決め、
その目的地にどういう航路、手段でたどり着くかを決める、
と言えるかもしれません。

しかしながら、経営者の中には、自社の将来像を描けず、
ただただ石橋を叩いて叩いて、失敗しないことだけを考えている人もいます。

失敗しないよう、調査、検証するのは良いのですが、
結局のところ何の決断もしないし、何のリスクも取らないのです。

結局、現在の場所から動いていないのです。

でも、お客様も同業他社も日々動いていますから、
自分たちだけが取り残されるのです。

そして、こういう経営者に共通して言えるのは、決断力が無い、ということです。

決断すること自体がリスクを伴うので、決断を出来る限り先延ばしにしようとするのですが、
他の方から見れば、何も決断せず、現状維持でいることが最大のリスクなのです。

そして、こういう会社は、大きな失敗もしないのですが、
毎年、着実に縮小し、ジリ貧になっていくのです。

経営者の仕事を定義するとすれば、皆さんはどう定義しますか?
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【第531回】 情報交換会の開催

2012年06月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とあるエリアのクライアントに、
別のエリアのクライアントの住宅事業のスタッフが全員で訪問され、
情報交換会を開催させていただいておりました。

この企画を思い立ったのは、

「コンサルタントとして、クライアント様がより良い会社になる上で、
クライアント様にお伝え出来ることなど、たかが知れている。
イケてるクライアント様にお伺いし、実際に見て、触れて、感じていただくことの方が
自分が改善策をお伝えするよりも、100倍効果がある」

ということを私自身が感じているからです。

今の最新の手法をご存じでない企業様に対しては、
いろいろとお伝え出来ることが山のようにありますが、
クライアントがある一定のレベルまで成長され、実績も出され、
かつお客様の満足度も高いと、現状に満足してしまったり、
更なる成長・進化の意欲が薄れてしまうようなことがあります。

もちろん、経営トップは危機感ありありなのですが、
現場で結果を出して来たり、これまでのその会社のベースをつくられた功績のある方の場合、
外部からいろいろとご提言をさせていただくより、素晴らしい会社さんを見て、
ご自身で気付いていただいた方が、正直全然効果があると思うのです。

優秀なスタッフほど、必要な環境を整えれば、自分で気付き、自分で改善されますから・・・。

こうしたことを分かってくると、コンサルタントとして何をすべきか、ということが分かってきます。
コンサルの使命としては、クライアント様がより良い企業になられることのお手伝いですから、
その達成のために、どうすれば良いのかを考え行動することが大切です。

ホントありがたいことに、私がご縁を頂戴しているクライアント様は、
素晴らしいマインド・人間性をお持ちで、かつ素直で勉強好きで結果も出されていますから、
こういうときは、イケてるクライアント様に厚かましく、
堂々とお願いしてしまいます。

昨日、御見学いただいたクライアント様は、おそらくご満足されたのではないか、と思っています。
また、見学を受け入れて下さったクライアント様は、社員様総出でお出迎えして下さり、
(6月は、猛烈な受注で、ホント忙しかったと思いますが・・・)お礼の言葉に、どんな言葉を言えばいいのか、
分からないくらい、感謝しております。

本当に、本当にありがとうございます。

今の自分の環境は、本当に恵まれすぎています。
この環境を活かし、クライアント様に貢献、恩返しが出来るよう、
もっと研鑽を重ね、精進したいと思います。
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【第530回】 商品は絞ってメッセージ性を深く

2012年06月13日 | 住宅コンサルタントとして
日本全国、いや世界中には、いろんな住宅が存在します。

木造、鉄骨、RC。
在来、ツーバイ、パネル工法。
グラスウール、ロックウール、ウレタン、外断熱、セルロースファイバー、BIB。

構造躯体や工法、断熱方法と、ホントいろんな家が存在するのです。

そしてそれぞれの工法や断熱方法に、長所と短所があります。

こういう会社は結構多いのですが、いろんなFCに加盟し、いろんな工法を採用し、
いろんなパターンのモデルハウスを持っている。
イベントや見学会をするたびに、いろんな工法の家をお見せする。

「当社は在来もツーバイもRCも、お客様のお好みに合わせて、何でも出来ます」
「断熱方法もお好みのものを選んでいただけます」

売り手側の視点としては、何でも出来ると言いたいのですが、
お客様からすれば、何がオススメなのかよく分からないのです。

こうした総合的な展開は、力のある天才的な営業マンはその環境を活かせるのですが、
並みの営業マンは逆に混乱してしまいます。

商品でも、自分の主張でも何でも同じですが、
絞れば絞るほど、相手に伝わるメッセージは深くなります。
ですから、営業力がまだまだのスタッフに扱ってもらう商品は、絞れていなくてはなりません。

そこの部分が分かっていない会社が多いのです。

ご縁を頂戴しているクライアントの中には、商品ラインアップとして7つ持っている先もありますが、
実際に販売される家は、その中の上位3種くらいで、しかもその3つともに工法や断熱は同じです。

コンセプトだけが異なる感じです。

商品を絞る。
そして深くお客様にお伝えする。

皆さんの会社では、出来ていますか?
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【第529回】 住宅業界で働く

2012年06月12日 | 住宅コンサルタントとして
住宅の営業マンというのは、本当にやりがいがある仕事だと思っています。

「こんなやりがいのある仕事は、他にあるのか!」と個人的に思っています。

自分が携わったことで、家づくりを託して下さったお客様ご家族が
幸せになったりすることを実感できるのです。

お客様との関わりがそれほど強くなく、浅いお付き合いで数多くのお客様と接する仕事より
私個人的には、住宅のように深く密接にお客様とお付き合いが出来る仕事の方が好きです。

住宅業界で働くことになった理由は、人それぞれだと思います。

たまたま、住宅業界しか就活中、募集していなかった。
たまたま、この業界しか合格しなかった。
お給料が稼げるから。
何となく。

本当にこの業界で働きたいという気持ちを持っておられた方もいらっしゃるでしょうし、
上記のように、何となく成り行きで働くことになった方もいるでしょう。

でも、お客様の立場で考えた場合、
「この仕事を好きで好きでしょうがない」
と思っている人から家を買いたいとは思いませんか?

そして、自分のスタンスを好きになって下さったお客様と
ずっと末永くお付き合いが出来るということは、最高の仕事です。

しかも、この業界で真剣に働けば、ものすごいノウハウを体感できますし、
大きく成長すると確信しています。

お客様ご家族の幸せにつながる仕事が出来るのです。

住宅業界、相変わらず最高です。
皆さんは、なぜこの業界で働いているのですか?
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【第528回】 子どもとのかかわり方

2012年06月11日 | 住宅コンサルタントとして
私は、かなりの親バカだと思います。

というか、バカ親という方が正しいかもしれません。

我が家には、中1と小6の息子が2人いますが、
生まれたての赤ちゃんの頃、それから会話が出来たり遊べたりした2~3歳の頃、
サッカーやキャッチボールが出来るようになった5~6歳の頃と比較しても、
子どもをかわいいと思う気持ちが少なくなるどころか、年々かわいさが増している感覚です。

かわいいと思う気持ちと、我が子ながら尊敬している部分と、
両方の気持ちが自分の中で同居している感じです。(←分かります?)

長男は、「勉強しなさい!」と一言も言ったことが無いのに、
自分で「私立中学を受験したい!」と言って、小学5年生から塾に通い続けました。

土日も、夏休み、冬休みも通い続けました。
しかも自分が弱い教科に関しては、「家庭教師を付けて欲しい」と言ってきて、
当初は模擬試験でも散々の成績だったのですが、受験直前に一気に成果が出て、
第二志望の中学には合格することが出来ました。

受験が終わると、「もう塾には行かん!」と言っていたのですが、
学校の勉強が始まると、英語などでついていけないところがあると感じたらしく、

「やっぱ、塾に行っていい?」

と言ってきたので、今また部活(テニスです)をしながら塾にも通っています。

更に、寝る前には筋トレを毎日やっています。

自分でやることを決めて、コツコツ出来る長男の背中を見て、
私はいつも感心しています。(←完全に親子逆だろ!)

また、次男は純真無垢という感じで、長男のやることに思いっきり影響を受けていて、
長男が通っていた塾に通い、長男が志望していた順位通りに、志望中学を決めているようです。

家内の手伝いを積極的にしたり、転校生などがいると積極的に話しかけてあげたりするなど、
人に対して生まれ持った優しさがある感じがします。

また、長男が休みの日には、テニスに付き合ってあげるような、
喧嘩もするけど仲が良いその関係性を見て、いつもニコニコしています。

こんな親バカ、いやバカ親な私ですが、子どもにも自我が芽生えてきています。
いい感じでスキンシップを取るには、どうしたらいいかを考えてきました。

個人的には、欧米人のように、自分の子どもを毎朝、それから家に帰った時に
抱擁したいのですが、子どもたちは嫌そうなリアクション。

そこで、私が考えたのが、子どもの柔軟トレーニングです。

子どもがお風呂から上ると、毎日子どもの柔軟トレーニングに付き合っています。

我が家の子どもはビックリするくらい体が硬く、
これでは怪我しやすいと思いますし、スポーツをする上で良くないと思います。

で、毎日、柔軟を一緒にやっています。

これだと、とても自然にコミュニケーションが取れますし、
共通の目標を持てるので、とても良いなぁ、と個人的に思っています。

子どもには、自立、自律して、立派に成長して欲しいのは、誰もが思うこと。

子どもが年頃になってくると、かかわり方がとても大切になってくると実感している今日この頃です。

皆さんは、子どもさんと良い関わり方が出来ていますか?
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【第527回】 基本に忠実だと、必ず成果が出る

2012年06月10日 | 営業マンとして
昨日はとあるエリアの住宅会社のクライアントの現場見学会に参加していました。

このクライアントの経営者は、私よりも年下で、まだまだ成長される可能性を秘めています。

もともとは、会員制勉強会のメンバーだったのですが、
直接お付き合いをさせていただくことになった先です。

ご縁はとても長く、もう5年になります。

ご縁を頂戴する以前から、現場見学会をされていましたが、
当初は見学会を開催し、来場されるお客様がいらっしゃるにもかかわらず、
なかなか契約まで進まない、というお悩みをお持ちでした。

お付き合いをさせていただいた当初、仕事の大半は社長のお父様の会長が受注してくるという状況で、
会社の将来を考えると社長自身の営業力を高めることが急務でした。

しかしながら、最初はなかなか成果につながりませんでした。

そもそも、住宅営業を他社で経験されたわけではなく、
またそれ以前のお仕事の受注も人と人のつながりで受注されていたこともあって、
営業の基本をご存じではありませんでした。

そこで、営業の基本に忠実に、1つ1つ手法をお伝えさせていただき続けました。

そして、その成果が昨年から出始めまして、昨年の秋以降、
見学会からコンスタントに受注できるようになりました。

その結果は、とてもうれしかったのですが、
社長が見学会でどんな接客をされているのか、実際のシーンをチェックする機会がなかなか無く、
昨日、そのシーンが訪れました。

社長の接客を脇で聴いていたのですが、過去にお伝えさせていただいた、
基本に忠実なトークがなされているではありませんか!

正直、とても嬉しかったです。

よくある住宅会社の営業マンにありがちなトークではなく、
お伝えしたお客様目線のトークに基本に忠実にお話いただいたり、
お客様にお話を振っているのを聴いて、とても嬉しかったです。

そして、良い感じでアポを取得されておられました。

お付き合いがスタートした際、営業マンとしてどのレベルかどうかは関係ありません。

とにかく基本に忠実にやっていただければ、成果が出る営業手法を確立しているつもりです。

基本に忠実になれば、やはり結果につながる、ということを実感した1日でした。

基本に忠実に仕事をする。
皆さんは、当たり前のことが出来ていますか?
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【第526回】 スーパーテコになれるか?

2012年06月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、とある住宅会社のコンサルティングでしたが、
その中でクライアントの役員の方から本質的なことを教えていただけました。

それは、

「仕事をするということの基礎の基礎は、上司や先輩のテコとして役に立つ」

ということです。

職人さんの世界であれば、親方が仕事をしているを見て、仕事の流れを把握したら、
親方が次、どんなことをやるのかを予測し、
次の作業がしやすいように片づけたり、次の仕事で使う道具を準備したりする。

営業の世界であれば、上司がデスクワークをしている中で、支持される前に

「これ、一応やってみたんですが、チェックしてもらえますか?」
「これ、10部コピーしておきました」

と、上司の仕事の一部を担ったりする。

言われたことを言われた通りにすることが、テコとしての第一歩ですが、
「スーパーテコ」として、上司や先輩のお役に徹底的に役に立てれば、
もうあっという間に一人前になれるのではないでしょうか?

そう考えると、仕事の本質とは

・お客様や会社の仲間など、周囲の方のお役に立つ
・次に何をすればいいのかを予測し、言われる前に動く

と言えるでしょう。

そして個人的に思うのは、スーパーテコのレベルから、
お給料をいただく資格が発生するということです。

言われたことを言われた通りにやる、単なるテコとしてだけでは、価値があまりありませんので、
アルバイトさんと同じだと思います。

また、言われたことすら出来ないスタッフは、テコにすらなれていないので、
お給料をもらう資格すらない、ということです。

仕事の基本は、スーパーテコ。
現代風に言えば、スーパーコンシェルジュとなります。

皆さんの会社の若手さんは、スーパーテコレベルの方が何人いますか?
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【第525回】 改善・改良し続けることが仕事

2012年06月08日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は東京でセミナーを開催しておりました。

その2日前には、同じテーマで福岡にてセミナーをしておりましたが、
1セミナーに自分が伝えたいことを欲張って詰め込み過ぎてしまいました。

お客様からしたら「この講師は何が言いたいのか、よー分からん」
ということになっていただろうと思います。

ですので、テキストを若干変更し、伝えたいことを絞りました。
また、お伝えしたいメッセージを正しく理解していただくために、
重要なテーマの前に、事前に説明を加えたところ、
お客様に伝えたいことがしっかりと伝わったという手ごたえがありました。
(←って、自分の勘違いだったらどうしよう・・・)

アンケートも福岡と東京では大違いで、概ねご参加して下さったお客様の評価は高かったです。

コンサルタントというのは、ビジネスの根本的な考え方や情報、取り組んでいただきたい施策を
クライアント様に分かりやすく伝え、行動を変えていただき、業績という結果を変えるのが仕事です。

当然、伝えるということに対して、プロフェッショナルでなければなりません。

伝えるということは、
「どんなことを伝えるのか」という内容の部分と、
「どう伝えるか」という伝え方の部分に分解できます。

ついつい、「何を伝えるのか?」という内容のことを考えがちになってしまいますが、
それと同じくらい、「どう伝えるか?」という伝え方が大切なのです。

伝えたいことがたくさんあっても、伝わらなければ意味がありません。
日々のコンサルティングでも、講演であっても、ブログであっても、
伝える内容だけでなく、伝わり方を日々もっと意識しなくては、と感じました。

昨日は、伝え方に相当気を遣い、改善・改良を加え、お話をさせていただきました。
そして、日々改善・改良を加えることが仕事なのだと実感した1日でした。

帰りの新幹線で飲んだビールは、ホント、おいしかったです。
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【第524回】 取り組む姿勢に頭が下がります。

2012年06月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、前期、それから今期も絶好調のとある住宅会社でのコンサルティング。

今期がスタートして、第一四半期が終わりましたが、過去最高の受注ペースです。
そして前期の決算も過去最高。

以前のブログでも書きましたが、お付き合いをさせていただく前、
地域でもともと素晴らしい業績を出されておられましたが、
それまでのスタイルを私の提案に基づき、ガラッと変えていただいたクライアントです。

それ以降、ご提案させていただいたことに対して、ほぼ100%、素直に取り組んでおられます。

そして昨日は、新プロジェクトの社内キックオフをさせていただきました。

このプロジェクトに何らかの形で参加していただく、社内スタッフ選抜メンバーに集まっていただいて、
新プロジェクトの主旨、それをやる理由、今後のスケジュール等をご説明させていただきました。

通常業務だけで忙しいのに、更に新しいプロジェクトの仕事が入ってくる・・・。

普通の会社なら、「忙しいのに・・・」「私にはそんな時間は無いのに・・・」
といった声が出てきそうですが、そんな雰囲気は一切ありませんでした。

会社の経営陣自らが、前向きに取り組まれる姿勢をマネージャーが見ていて、
さらにそのマネージャーの姿勢を現場のスタッフが見ているからこそ、こういう空気になるのでしょう。

毎月おじゃまする度に、益々良い会社になられている感覚を覚えます。

こういうクライアント様とのご縁をいただいている今の現状に、心から感謝です。

そして、このプロジェクトも大成功させたい、と心から思っていますし、
間違いなく大成功すると確信しています。

新しい取り組みが成功するか否かは、そのスタンスでほぼ決まるのです。
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【第523回】 どう伝えるか?

2012年06月06日 | 住宅コンサルタントとして
長い付き合いの、気の合うメンバーと一緒にいることは、本当に心地よいことです。

相手が何を言わんとしているか、こちらも分かりますし、
こちらが伝えたいことを相手も分かってくれます。

価値観も同じ。
人間関係も出来ている。

こんな環境は、本当にある種の理想です。

しかしながら、こうした居心地の良い環境に慣れ切ってしまうと危険でもあります。

というのは、自分の言いたいことを伝える力が衰えてしまう可能性があるからです。

私自身、本当に気を付けないと、と昨日感じました。


今、毎月のようにお会いさせていただく方は、
長年お付き合いをさせていただいている方ばかりで、
人間関係も良好で(と私は思っております)、自分の本能に任せてお話をしているだけで、
言いたいことの大半は伝わっていると思います(←私の勘違いだったりして・・・)。

しかしながら、その感覚で初めてお会いする方にお話をしても、
伝わらないことの方が圧倒的に多いですね。

ここ最近は、「何を伝えるか?」という、伝える内容ばかりを常に考えていた気がします。

しかしながら、「どう分かりやすく伝えるか?」ということも
私自身、もっと意識しなければならないと実感しました。

伝え方について大切なのは、要点を絞ること。
絞った要点を具体的にわかりやすく伝えなくてはなりません。

今日からここを徹底します。

皆さんは、お客様に対して、同僚や上司に対して、分かりやすい伝え方が出来ていますか?
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【第522回】 お客様はどう進めていけばいいのか分かっていない

2012年06月05日 | 住宅コンサルタントとして
ザイアンスの法則で単純接触効果というものがあります。

これは、好意や親近感は繰り返し接触することで増すというもので、
B to B営業。B to C営業に関しては昔から効果があることと言われています

どの住宅会社に家づくりを託すのか?

お客様にとって家づくりに関する業者選びはとても大きな決断であり、
そんなに簡単に結論を出すことはできません。

ですから、お客様と繰り返しお会いすることが必要になってきます。

初回接客時に次アポを取得する。
その次アポの取得方法をまずは徹底的に鍛える必要がありますが、
2度目の商談の際も当然ながら次アポを取得しなければならないのです。

アポを切らさず、目的を明確にした面談を重ねていくことが、
お客様との信頼関係を構築していく上で不可欠です。

もちろん、自分たちの受注のことだけを考えたアポ面談はお客様に見抜かれてしまいます。
あくまでも、お客様にとってお役に立つ情報の提供であったり、
お客様が後悔しない決断をされるためのお手伝いということで面談を重ねていかなくてはなりません。

昨日はとある住宅会社さんでのコンサルティングでしたが、
次アポを取得した後の流れ、そしてトークのパターンをお伝えさせていただいておりました。

お客様はどういう流れで家づくりを進めていけば良いのか
分かっているようで分かっておられませんから、
全体の流れの説明と問いかけが重要になります。

先週末のイベントでのご来場、またそれ以前からのお客様が結構いらっしゃるので、
そのお客様に対して理想的な進め方をやっていただければ、必ず良い結果が出ると思います。

来月、おじゃました際の結果報告が楽しみです。
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【第521回】 住宅業界の?

2012年06月04日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、お客様に受け入れられやすいのは、絶対に中小企業だと思っています。

モノ余りの現代、お客様がモノ不足に困っているわけではありません。
極論を言えば、空き家や空きマンションは日本中に腐るほどありますから、
家をわざわざ新築しなくても誰も困らないわけです。

ですから、必要に迫られて家を建てるというお客様がいないわけではありませんが、
「こんな家だったら、住んでみたい」とお客様が思われる家を

「当社ならご予算の中でご提供できますよ!」

という情報を発信し、お客様に自社の価値が伝わった企業にお客様が集まって下さるのだと思います。

大手ハウスメーカーと中小住宅会社、工務店との違いは何か?
住宅業界外に視点を向けた際、大手と中小企業の違いは何か?
そもそも、中小企業の強みは何か?

皆さんは考えたことがありますか?

消費者が中小企業に対して感じる価値の中で多いのは

・こだわり
・独自性
・コミュニケーション

だと、ある消費者調査の結果で出ています。

逆に大手の価値とは

・品揃え
・豊富さ
・安さ

という結果です。

でも、住宅業界は、大手ほどこだわりの住宅を建てているようにお客様の目に移り、
逆に中小工務店や中小住宅会社ほど、「何でも出来ます」的な発信をしていたりします。

また、大手ほど価格が異常に高く、逆に中小工務店ほど金額が安く建てていたりします。

一般的な小売り業界と比較して、住宅業界は私の目には特異に映っています。

中小の住宅会社がやらなくてはならないことのヒントがここに隠れているような気がしています。

本来、中小住宅会社は、こだわりや独自性で勝負しなければならないのです。
皆さんの会社は、自社のこだわり、独自性をお客様に伝えることが出来ていますか?
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【第520回】 どこに向かって車を運転しているのか?

2012年06月03日 | 住宅コンサルタントとして
気が付けば、私も今年、40歳になります。

このお仕事をに就いたのは、2005年の7月ですから、当時はまだ32歳。

当然ながら、その当時にお仕事を通じて知り合う経営者、
それからその経営者が経営する会社のスタッフの方々の大半は年上でした。

しかしながら、最近感じるのは、お仕事を通じて知り合う方の大半が、
自分よりも年下だということです。

年、とったなぁ・・・。

で、自分よりも若い方とお話をさせていただく際、
私が意識していることがあります。

それは、その方が社員さんである場合、

「この人、将来どうなりたいと思っているのか?」

ということですし、その方が経営者の息子さんであれば、

「将来、会社をどうしたいと考えているのか?」

ということです。

残念ながら、今の大半の若い方は、骨抜き人間をつくるための教育制度の中で育ってきたので、
自分の意思とか野望を持った方が少ないなぁ、と感じています。

学校なり、自分の周囲が作った檻の中でしか物事を考えられない・・・。
それは、例えて言うなら、自分の人生の目標を周囲に決められてりようなものです。

人生を車の運転に例えれば、車を運転しているのは自分なのに、
向かう先を自分で決められないようなものです。

でも、それってとても悲しいことですし、日本の将来を考えれば不安にもなります。

自分がどうなりたいか?
自社をどういう会社にしたいか?

まずはここ(=目標)が定まっていない中で仕事をする時間は、短い方がいいかな、と・・・。

といいながら、私自身、社会に出て最初に思っていたのは、
営業マンとしてトップになることと、たくさん稼ぐビジネスパーソンになる、ということだけでした。

そして、営業マンとして結果を出すために、目の前のことを全力でやっていく中で、
自分が本当にやりたい仕事が見えてきたのです。

でも、漠然とではありますが、「自分は将来、何がしたいのか?」ということは、
考えていましたし、そもそもサラリーマンの時もトップ営業マンになる、という目標は持っていました。

しかしながら、今の若い方の大半は、将来どうなりたいのか、ということに関して、
イメージが曖昧であったり、そんなことを考えたこともないような方が多いような気がします。

昨日、お話をさせていただいた、まだ20代の工務店の3代目の方は、
その点、自分の野望をしっかりとお持ちのようで、安心しました。

最近、そういう自分の意思をしっかりと持った方とお会いすると、
ホッとしますし、その方を応援したくなります。

どこに向かって、自分は車の運転をしているのか?
じっかりと意識して、日々仕事したいものです。
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【第519回】 自分の強みを理解する

2012年06月02日 | 住宅コンサルタントとして
人間、完璧な人はいません。

皆それぞれ、長所と短所を併せ持っています。

自分の短所を克服しようと思ったりするのは、全然悪くありませんが、
経営者が考えておかなくてはならないのは、
自分の短所を克服することではなく、自分に足りない部分を他の人に補ってもらって、
組織としてバランスが取れた状態にするという視点です。

例えば、営業力は自分には欠けている。
でも、工事管理や品質管理に関しては万全である。

こうした場合、自分に欠けている営業力をつけようとするよりは、
自分が得意な現場知識を活かしつつ、足りない営業力に関しては、
他のスタッフに任せていいと思います。

また、自分が発想力や行動力に長けているが、実務的な部分が非常に弱い場合、
苦手な実務を自分がマスターするよりは、実務的なことは他の方に任せ、
得意な発想力をますます伸ばしていった方がいいのです。

長所を知り、長所を伸ばすことが大切である、といろんな方がおっしゃっておられます。

自分に苦手な部分があったとしても、組織全体でそれがカバーできればOKなのです。

そして経営者の仕事とは、自分が商品やサービスを売ってくることではありません。

他のスタッフが売りやすい環境をつくり、結果として組織全体で売上を伸ばしていくことなのです。

そのためにも、自分の強みを理解し、苦手な部分は他の方にフォローしてもらうことが大切なのです。
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【第518回】 半期の折り返しが近づいてきました

2012年06月01日 | 住宅コンサルタントとして
今日から6月です。

弊社は12月31日が決算日ですので、6月30日が1年の折り返しになります。
また、個人的なことでも、6月30日、7月1日というのは、1年の折り返し地点となります。

個人的には、こうした節目で自分の行動を振り返り、
年初に立てた目標の達成状況、進捗を確認することにしています。
(ここでいう目標とは、年間いくらの受注とかという数字的な目標ではなく、
その数字目標を達成するために行動すると自分が決めた、行動目標のことです)

今年、みなさんは自分が立てた目標に対しての進捗はいかがですか?

私は、昨年末に立てた目標として、大きく分けると6点あります。

この6点の目標に対して、すでに達成したものが1点。
現在進行形ですが、間違いなく達成できるものが3点。
現在進行形ですが、これからの努力次第で達成できるものが2点。

要するに、4点の目標に対して達成が見えているのですが、
後2点の目標に対して、ただ今全力で取り組み中なのです。

このうちの1つが、「モデル企業20社調査」なのですが、
今年は年始からかなり仕事がタイトでしたので、まだ実はあまり行けてません・・・。

7月以降、一気に飛ばして調査したいと思っています。

しかしながら、おそらく2012年度も自分が立てた目標をしっかりと達成できると思います。

皆さんは、今年は順調に推移していますか?
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