鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第686回】 立ち上げから携われる幸せ

2012年11月16日 | 住宅コンサルタントとして
経営コンサルタントのお仕事をさせていただいていると、
いろんなタイミングでいろんなクライアントとのご縁を頂戴します。

過去、業績は良かったが、ここ数年業績が下降し、立て直しをするためにご依頼を頂戴するケース。
現状、素晴らしい業績だが、将来に対する手を打つべく、ご依頼を頂戴するケース。
本当に危機的状況で、今手を打たなければ、数年先には会社が倒産するであろう状態で
コンサルティングの依頼を頂戴するケース。
そして、新規事業を立ち上げるにあたって、その立ち上げから携われるケース。

立ち上げから携わらせていただく場合、
クライアントにはこれまでの経験やノウハウが全く無い状態からスタートします。

すなわち、全ての面で私がベストだと思う提案を受け入れていただくということです。

こういうケースでは、本当に責任を感じると共に、大いなるやりがいを感じます。

商品開発、マーケティング、セールス、マネジメントと全ての面で、ベストを選択していただけるのです。

これでうまく事業が立ち上がらなかったら、その責任は全て私にあります。

このプレッシャーのかかった中、過去の成功体験に酔いしれている業界の古い体質の会社を圧倒し、
お客様が求めていることを一つ一つ対応しながら、着実に成長していく。

商売を続ければ続けるほど、応援して下さる方々が増え、ドンドン商売がやりやすくなる。

立ち上がりから携われることは、本当に幸せです。
こういう機会を与えて下さったクライアントに心から感謝です。
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【第685回】 全員受注&月間最高受注

2012年11月15日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの住宅会社のクライアントにお伺いしておりました。
住宅事業の立ち上げして間もない頃からお手伝いをさせていただいておりますが、
昨日は本当にうれしいことがありました。

まず、営業スタッフさんが7名いて、そのうちの1名が産休で11月から復帰されたばかりなのですが、
10月はスタッフ6名で7棟の受注でした。

しかも全員受注です。

更に今年の4月入社の新人さん2名も仲良く初受注。
中堅のスタッフ(といっても、入社3年目~5年目)も、新人さんと同席して、
自分の受注だけでなく、後輩のサポートもしながらの全員受注です。

もう、本当に嬉しかったです。

スタッフの皆さんは全員、とても素直で、お客様のために何かして差し上げるのが大好きで、
更に気遣いもしっかりと出来ますが、何せ若い方が多いこともあり、
競合企業があると、相手の値引き攻勢や老獪なテクニックに負けることもありました。

しかしながら、変な小手先に走るのではなく、
とにかく正しいやり方をひたすらやり続けていただいております。
更にスタッフの皆さんも本当に成長されているので、
競合がいるケースでも、人間力で受注できるケースも増えています。

商売をやればやるほど、ドンドンと売れやすくなる仕事をしていただいておりますから、
今後、ますます受注しやすい環境になっていくでしょう。

まだまだ課題もありますが、逆に言えば、伸びる余地もまだまだあるということです。

こういう王道の経営をされている住宅会社さんにドンドン伸びていただいて、
より良い住宅がもっと広がればいいと心から思っています。
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【第684回】 前向きで真面目な地場工務店経営者

2012年11月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの地元工務店に集まっていただいての勉強会でした。

もう丸3年継続しているのですが、この勉強会のメンバーの平均年齢が若く、
しかも皆様とても前向きで、個人的にとても応援したくなる方たちなのです。

勉強会を通して、3年前と今で着実に変わってきている会社もあります。

私個人的には、新築においては30~36棟モデルがベターだと思っていますが、
それをやれる体制にするために、着実にスタッフを採用し、
しかも各スタッフも非常に魅力的な会社もあります。

また、大手ハウスメーカーやローコストビルダーでは絶対に真似の出来ないやり方を貫き、
安定してお仕事を受注されている、地場密着工務店さんもあります。

お客様の方を向いて、良い家をつくっていこうという意思のある会社さんの業績が上がることが、
絶対に社会貢献につながると思うのです。
こうした前向きな方々と出会うきっかけをつくって下さっているクライアント様に対し、
感謝の気持ちでいつもいっぱいになります。
私一人の力では、これだけたくさんの工務店さんと出会えないので・・・。

更に昨日は、この勉強会のメンバーで打ち上げを企画していただき、そこに参加させていただきました。
3年間のお付き合いの中ではじめて一緒にお酒を飲みましたが、
お酒が入っても、皆さんまじめで前向きなスタンスは変わらず、
やはり素晴らしいメンバーだと感じていました。

本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。

来年は、この勉強会をパワーアップすべく、新しい展開を企画しています。

より良い家をつくって、お客様にご提供して参りましょう!
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【第683回】 経営計画書

2012年11月13日 | 住宅コンサルタントとして
皆さんの会社には、経営計画書がありますか?
その経営計画書を全社員の前で発表したりしていますか?

どれだけお仕事をお客様から頂戴していても、
どれだけ社員の皆さんが忙しそうに働いていても、
いざ決算になると、最終的に会社に利益はほとんど残っていない、
という会社があります。

その原因は、最終的に利益をいくら残すのかを年初から決めていない、
経費をこれだけに抑えるという計画が無い、
その利益計画、経費計画から逆算すれば、粗利益額がこれだけ必要であるということを
経営者も幹部も分かっていない、というところにあるはずです。

それらの数値を全て明確にし、
更にそれらを実現するために、誰が何をいつまでにやるのかまでを明文化したものが
経営計画書なのです。

以前、とあるサッシ会社さんの社長より、
経営コンサルタントの草分け的存在の一倉定先生のことを教えていただき、
一倉先生の本を購入しました。
ただ、当時は安い本しか買えず、その本を何度も読み返していました。

更に最近、これまた私がひそかに尊敬しているある方の講演CDを聴いていると、
その方の話の中にも一倉先生が登場されるのです。

何でも、一倉先生の本を読んで、涙が止まらなかったとか・・・。

そこでこれは運命だと思い、一倉先生の本全巻をアマゾンで発注し、ただ今熟読しております。
メチャクチャ勉強になります。
また、私自身のクライアント企業様への関わり方に関して、考えさせられることばかりです。

その一倉先生が徹底してクライアントにつくっていただいていたのが、経営計画書なのです。

今さらではありますが、私自身も一倉先生の考え方を徹底的に勉強しています。

経営の結果(=決算)は、最初から狙って出すものです。
しかしながら、大半の企業では、いろんなことをやっていたら、最終的にこういう結果になった、
という感じで経営されています。
もしくは、計画は一応立てているのですが、単なる数値の羅列であり、
そこに経営者の魂がこもっていないものもあるかと思います。

いきあたりばったりの経営ではなく、最初から利益をこれだけ出す、
そのために何に取り組むべきかを明確にして、経営のかじ取りをしたいものですね。
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【第682回】 エア・ポケット

2012年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
いろんなエリアで住宅に関するさまざまな事業のお手伝いをさせていただいていると、
事業とは思い通りには、良くも悪くもいかないものだ、ということを多々感じます。

同じ日本、同じ日本人ですから、大勢は変わらないのですが、
各地域にお住いのお客様の価値観は、やはり多少の地域差はありますし、
更に各エリアの競合他社のレベルによっても、結果は異なります。

昨日はとあるエリアのクライアントで新築&リフォームのイベントがあり、
そのお手伝いのために現地におじゃましていました。

あいにくの天気でしたので、3時以降は全くお客様が来られなかったのですが、
朝から2時までご来場されたお客様は、皆様明確な意思をお持ちで、
最終的な現調率は80%を超えていました。

折込は5万枚強。
来場者は2日間で25組。
でも、この中からリフォームだけで2000万以上の受注はあるでしょう。
更に、新築で商談中のお客様が契約の意思表示をして下さったりと、
結果としては非常に良かったです。

このクライアントの商売されているエリアからちょっと街中に行けば、
全国的に超有名な、ある住宅会社の商圏です。
更にこのエリアに最近、自称カリスマ住宅会社のカリスマ経営者が出店し、
事業を本格的にスタートしました。
個人的にどういう結果になるのか、興味を持って見ています。

しかしながら、そこから少し離れれば、競合は少なくなります。

更に、上記2社とは少し異なる市場を狙って展開していますので、
競合も非常に少ないのです。

このクライアントは新築でも順調に推移していくでしょう。

商圏を少し変える。
商品を他社と少し変える。
マーケティングを少し変える。

ちょっとの変化で、競合がほとんど起こらない、いわばエア・ポケットがある、と感じます。
そう考えると、どの商圏、どの客層を狙うのかは、非常に重要だということです。

皆さんの会社で、最近競合が非常に多いと感じることがあれば、
商圏や客層を少し変えると良いかもしれませんね。
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【第681回】 他の企業を視察して、直接学ぶ

2012年11月11日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、クライアント3社の社長と共に、別のあるクライアントにおじゃまし、
会社の中を見せていただいたり、経営者同士、情報交換をしていただいておりました。

視察にお伺いしたクライアントは、本当に私が理想とする形で経営されており、
10年後の外部環境の変化にも適応できるだけの体制を取っておられます。

折に触れ、各クライアントにお伝えしていることですが、
人材不足であったりさまざまな事情により、各社まだまだ手を打てていないのです。
実際に先駆けて新しい事業形態をとっているこのクライアントを見て、
自社との差を感じていただき、何が足りないか、
そして何をしなくてはならないかを決定していただきたく、
この視察を企画させていただいたのです。

クライアントの皆様には、常に鮮度の高い、いろんな情報をお伝えさせていただいているつもりですが、
私というフィルターを通してお伝えすることと直接見ていただくのでは、雲泥の差があるわけです。

ですから、実際にクライアント同士、交流していただく機会を今後も増やしていきたいと思っています。

これまで、住宅会社のクライアント同士の交流は多々、企画して参りましたが、
今後は建築資材販売会社のクライアント同士の交流も積極的に企画し、開催していきたいです。

更に私自身は、もっと積極的にいろんな企業のリサーチをやらないと・・・。
今年もあと2カ月を切りましたが、最後までやり切りたいと思っています。
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【第680回】 過去の成功体験と戦う

2012年11月10日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアで住宅会社のクライアントのコンサルティング。
そのクライアントでは、新築事業とリフォーム事業、
両方のコンサルティングをさせていただいております。

そのクライアントのエリアでは、エリアダントツのリフォーム店があります。
しかもその会社は、エリアシェアを6%以上獲得していて、全国的にも結構有名なのです。

こういう強いダントツ企業がある場合、基本的には弱者の戦略を徹底して実戦していただきます。
まずは、エリアで2番店になっていただこうと、エリアを絞って接近戦を仕掛けていただいておりました。

しかしながら、結果を分析すると、「自分の仮説がおかしいのではないか?」と思わずにはいられません。
というか、このクライアントの数値の傾向は、まぎれもなくエリア1番店の数値傾向なのです!

成約率、平均単価、反響率など、どれを見ても申し分ないのです。

その原因は何なのか、自分なりに分析をすると

・エリアダントツと思っていたリフォーム会社が、実はそうではない
・大型リフォームに関して、お客様はどの会社に頼んでよいかが分かっていない
(=大型リフォームに関しては、完全にどこもトップのポジションを取れていない)
・このクライアントのブランド力が非常に強く、潜在的に依頼したいお客様がたくさんいる

のいずれかかな、と思います。

実際にいろんなことをやってみなければ結果は分からない、ということを実感しました。

結果やプロセスを分析し、何をすべきかが明確に分かったので、
すぐに社長にお願いして動いていただきました。

このお仕事をずっとしていると、自分なりに成功のパターンが出来上がっていて、
クライアントに提案することが狭まってしまいがちです。
というか、全ての仕事はそうなりがちです。

俗に言う、マンネリです。

でも、結果を検証したり、新しい取り組みをすることで、
過去の成功パターンよりももっと良いやり方が見えてくることを昨日、実感しました。

油断すると、人間は過去の成功体験に基づいて行動しがちです。
その部分と戦っていかなくてはならない。
そう感じた1日でした。
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【第679回】 良い結果が出たとしても・・・

2012年11月09日 | 住宅コンサルタントとして
皆さんは、自分自身について、もしくは今の会社の現状に関して、危機感を持っていますか?

自分達が今、つくっている家のレベルは普通。
仕事量も普通。
それで受注に関しては順調だとしたら、どう思いますか?

私個人的には、自分の努力がまだまだ足りない段階で、結果だけが良かったとしたら、

「こんな調子が続くのは今だけ。
逆にこれで勘違いしてしまったら、すぐに落ちてしまう・・・。
気を引き締めていこう!」

と思ってしまいます。

やるべきことをやった上での良い結果でなければ、それは単なる偶然で、
いずれ帳尻が合う(=メッキが剥がれる)と思うのです。

ダイエットでもそうですよね。

食生活を変えた。
定期的に運動するようになった。
筋肉をつけ、代謝をアップさせた。

結果、痩せた。

これならば、全然OKです。

でも、食べる量も変えていない。
運動もしていない。
筋トレもやっていない。

でも痩せた。

これって、病気なんじゃないか?って疑いますよね。

やるべきことをやっていなくて良い結果につながった時、
「それが自分の実力」と勘違いしてしまうと、
外部環境が変わった時に一気にボロが出てしまうと思います。

結果が良いからというだけで、慢心していませんか?
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【第678回】 予防が大事

2012年11月08日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は健康診断を受けていました。

私の場合、単なる健康診断ではなく、胃の中や頭など、出来ることは全て徹底してやっていただきます。

これは、独立する前からやっていました。

私の母も悪性の腫瘍を摘出していますし、家内の父は癌で亡くなっていますので、
夫婦揃って癌になる可能性が高いと思っていて、
定期的に体中を調べてもらうようにしているのです。

1年前と比べると、体重も落ちているので、まず看護師さんに

「まあ、体重が落ちましたね~」

と言っていただけました。

また、内臓脂肪もほとんどついていないようで、

「良かったですね~!皮下脂肪がほとんどですから、ちゃんと落ちますよ」

とも言っていただきました。

おそらく尿酸値やコレステロールなども、昨年に比べれば、かなり数値が落ちていると思います。
食生活をかなり変えたので、検査結果が楽しみです。

ただ、胆のうに小さなポリープがあるかもしれないので、
半年後にそれがどの程度の大きさになっているか確認し、
悪性であれば摘出した方が良いと言われました。

もともと健康診断は、5月から7月に行う予定なのですが、
今年はそのあたりのスケジュールが詰まっていて、11月まで延期したのです。
来年は5月に受けて、再度胆のうのポリープをチェックしたいと思っています。

私も40歳になって、健康にかなり気を遣うようになってきました。
また、食事も脂っこいものが全然食べられなくなりました。
霜降り肉とか特上カルビが1切れか2切れで充分となり、
お肉も赤身がうまいと感じる歳になりました。

長男がテニスに目覚めてくれたおかげで、テニスを再びやろうという気にもなれましたので、
40代は年々健康になっていくような生活をしたいと思っています。

皆さんは定期的に健康診断を受けていますか?
胃がんは定期的に胃カメラを飲んで、胃をチェックすれば早期発見できるそうです。
病気は、かかってから治すのではなく、予防してかからないようにしたいですね。

これは経営にも当てはまることですね。
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【第677回】 営業マンこそ、最高の仕事

2012年11月07日 | 住宅コンサルタントとして
全国的にスタッフを募集する際、「営業(マン)」で募集すると、
応募がとても少ない(もしくは無い)そうです。

逆に多いのは、「事務スタッフ」「配送」などの職種だとか・・・。

営業というと、どうしても数字のことを詰められたり、ノルマがあったり、
飛び込み営業をさせられたり、というようなイメージが強いのでしょうか?

でも今の時代、営業マンが一番稼げると個人的に思っています。
公務員でも年収が下がらざるを得ないでしょうし、
例えば弁護士さんや司法書士さんとかでもマーケティング力や営業センスが無ければ、
仕事が潤沢にある状況にならないと思います。
医者にしても、開業医でなければそれほど年収も稼げませんし、
開業医の方は倒産のリスクもありますよね。

一方、営業マンはどうでしょう?
基本的には業績が上がれば上がるほど、収入も上がってきます。
もちろん、結果が出なければ、すぐに収入は下がりますが、
リスクを背負わなければ、リターンが伴わないのが世の常なはずです。

営業マンこそが最高の仕事だと思うのですが、
それだけ他の方と深くコミュニケーションを取ることが苦手だと思う人の比率が高い、
ということでしょう。

個人的には、体がもう1つあれば、今ご縁を頂戴している住宅会社のクライアントで、
営業マンとして働かせていただきたいと本気で思っています。

営業マンの仕事とは、売ることではないのです。
困っているお客様の問題解決のお手伝いをして、
お客様により良い生活をしていただくことなのです。

だから、お客様の方を向いて真剣に家づくりをしている会社で、
営業という仕事が出来るということは、
これ以上ないやりがいや達成感を感じ、
お客様から思いっきり感謝していただける可能性があるということです。

自己重要感をしばしば感じながら仕事が出来るなんて、最高なのです。

更にこれからの時代、
自分と年齢や価値観が異なる方とコミュニケーションをとることが苦手な方がますます増えますから
営業力がある方がドンドン重宝されるようになります。

そんなことを考えず、ただ自分の好き嫌いや自分が過去やったことがあるものの中で
職を探そうとする方があまりにも多いのが、ちょっと残念な気がしています。

みんながやりたがらない=競争が少ない=1番になれる可能性が高いのに・・・。

営業という仕事こそが、最高の仕事だと心から思っています。
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【第676回】 勉強量が足りない会社

2012年11月06日 | 住宅コンサルタントとして
お客様のご要望は一切考えないものとして、どんな家がベストだと思いますか?
どんな構造材を用い、どんな工法、どんな断熱方法の家が最高だと思いますか?
どんな設計が一番いいと思いますか?

お客様があっての商売です。
お客様のおっしゃっていることや、言葉に出来ないニーズを汲み取り形にしていくことが、
住宅会社がやるべき仕事なのは言うまでもありません。

ただ、お客様が言われた通りの図面を作成し、
言われた通りの家づくりしかしていない会社もあります。

そういう会社が作る家、作る図面は、パッと見たらすぐに分かります。

プロとしての提案が全く入っていないのです。

お客様が言われた通りの家。
ただコストを下げる工夫だけが施された家。
家族が快適な時間を過ごせるような工夫や、
お客様がお友達を呼んだ際に「わ~!」と言われるような工夫が全く無いのです。

そしてこのような家しかつくれていない会社が行き着く先は、
見込みあるお客様がどんどん減っていく、ジリ貧状態なのです。

商売の基本は、絶対に良い商品、良いサービスをお客様に提供していくことです。
自分達がメインとしているターゲットのお客様が見たときに、

「素敵!」
「ワオ!」
「めっちゃ、いいやん!」

と言われるような家をつくってお客様に提供し、見込みあるお客様に見ていただくことなのです。
こうしたことが当たり前に出来ている会社は、本当に見込み客に困っていないということを
全国のクライアントや住宅会社を見させていただいて、私は切に感じています。

いろんな住宅会社の家を見たり、建築物を見学したり、
インテリアの勉強をしたりと、住宅会社がやるべきことは無数にあります。

そうしたインプットをほとんどせずに、良い家をつくることが出来る訳ありません。

良い家をお客様が買える価格帯で提要する。
この当たり前のことを愚直に目指していきたいです。
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【第675回】 日々の仕事をするだけで満足しない

2012年11月05日 | 住宅コンサルタントとして
ここの所、大学時代、前々職時代の友達や先輩・後輩とフェイスブックのおかげで
急速につながってきた鬼山です。

大学を卒業後、それまで関西を出たことが無かったのに、いきなり北海道に赴任になり、
以後9年間、北海道の旭川市、北見市を行ったり来たりの生活をしていたのですが、
その間で大学時代、高校時代の友人と連絡をほとんど取らなくなり、
更に関西に帰ってきてから北海道時代の方々と連絡をあまり取らなくなっていました。

私のように、あちこちを転々としている人にとって、
フェイスブックは本当に素晴らしいツールですね!
感謝して、日々使わせていただいております。

さて、高校、大学、前々職時代の友人たちとフェイスブックでつながると
ほとんどの方はビックリされます。

というのは、昔の私はとても起業するようには見えなかったからです。
特に高校・大学時代は、勉強など全くやらない、落ちこぼれだったからです。
高校時代は、授業中、ほとんど寝ているか、司馬遼太郎さんの小説を読んでいるかで、
成績も570人中500番前後でした。
大学時代も授業には全くと言っていい程出ていなくて、テニスと麻雀しかしていない、
どうしようもない学生だったと思います。

ただ、就職活動だけは真剣に取り組み、
何とか当時の業界大手の企業に就職することが出来ました。

そこで住宅業界と本格的に関わることになるのですが、
当初2年間は、会社の都合で転勤ばかりさせられ、更に子会社へ出向を命じられました。
お風呂やキッチンを現場で組んだり、アフターメンテをしたりする仕事で、
言ってみれば、期待されている社員が絶対に歩まない道を歩かされたわけです。

その時は本当に凹んで、会社を辞めようとかいろいろと考えたり、
ふてくされて就業時間中にさぼったりすることも経験しましたが、
この時期にいろいろと考え、自分は本当に何をしたいのかを考えられたのが良かったと思います。

当時は大した成果も出していないのにお給料をもらうことが、恥ずかしくてしょうがありませんでした。
仕事を通じてお給料以上の成果を出して、堂々とお給料を貰いたかったのです。

そのためには自分の能力を高めるしかない、と思いました。
そして25歳の頃から、1か月に2万円を本代に使うことを決め、
いろんなビジネス本を買って読み漁っていました。
更に本で学習したことを実際に日々の仕事で実践したりして、
正しいやり方を実践すれば、結果につながることを若いうちに経験することが出来ました。

会社から、上司から、「あれをやれ!」「これをやれ!」と言われますが、
当時からビジネスの世界で成功しているトップクラスの方の考え方ややり方を本から学び、
それをひたすら実践していました。

会社の指示だけで満足しなかった。
バリバリ仕事が出来るようになりたいから、そのために営業の勉強をとにかくやりまくりました。
それが今につながっています。

会社から言われる仕事だけをして、満足していませんか?
もし、そうであれば、他の人と何にも差が開きません。
その他大勢の方と同じ成果しか出せないのです。

会社を退社後、どれだけ勉強するかで差がつくのです。
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【第674回】 ノウハウ・テクニックだけマスターしてもダメ

2012年11月04日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界の営業マンに多いのですが、
住宅ローンや資金のこと、更には土地のことについては詳しいのに、
建築知識やインテリア、デザインのことを全くと言っていいほど知らない人がいます。

「それでも売れているから・・・」という理由で、
自社の営業マンに建築、インテリア、素材などの良い住宅を建てるための基本的なことを
十分に教えていない会社も残念ながらあります。

本質から、かなりズレていると思います。

住宅会社である以上、お客様にとって良い家をつくって提供していく義務があります。
だから、自社において「良い家」の定義をしておく必要があります。

そして、良い家をお客様にご提供していくために、
自社はどんな材料を使い、施工時にどんな点に注意し、
どんな保証やアフターをつけているのかも伝えられるようにしていたいものです。

この基本をマスターしたその先に、いろんな営業ノウハウやテクニックを身につければ、
よりお客様に価値を感じていただけるようになります。
メラビアンの法則やザイアンスの単純接触効果、
一貫性の法則や他社との差別化、正しいクロージング&テストクロージングなどをマスターすれば、
より多くのお客様から家づくりを託していただけるでしょう。

でも、このノウハウやテクニックだけでもダメなのです。
家づくりに携わるということは、お客様の人生を左右する可能性があるということです。
ですから、本当に責任ある仕事だと言えるのです。

お客様の人生を左右する仕事に就く以上、
その責任の重さを受け止めるだけの覚悟と共に、
人としても一流である(もしくは一流を目指す気持ちを持っている)ことが重要です。

家づくりを託されるということは、数々の問題を解決するお手伝いをしなくてはなりません。
その際、言葉を使ってお客様とコミュニケーションをとるわけですが、
この言葉に説得力、重さを伴うくらい、自分の人間力を高めておかなくてはならないのです。

会社が定める時間に出勤し、言われた仕事をし、
退社後やオフの日にはパチンコをしたりダラダラしているような、
何も考えていない奴、勉強していない奴、自分を磨いていない奴に、
説得力、言葉の重みが宿る訳が無いのです。

いろんな建物を見る。
一流のサービスを受ける。
新聞や本を読み、一般常識などは当たり前で大人として考えの軸を持つ。
素晴らしいビジネスパーソンと時間を共にし、いろいろ学ぶ。
こうしたことをやって、勉強し続ける人にのみ、お客様が魅力を感じるようになるのです。

軽い気持ちでこの業界で働いている人が多すぎるような気がします。
覚悟を持って、日々自己研鑽に励みましょう!
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【第673回】 自社の5年後、10年後を考える

2012年11月03日 | 住宅コンサルタントとして
自分の会社の将来を考えたことはありますか?
将来、自分達の商売の市場にどのような変化が起こっているのかを考えたことがありますか?

私は住宅業界において、個人的に懸念していることがあります。
この問題をどう解決していくのかを考え、今から手を打っていかなくてはなりません。

私はこういう仕事をしていますから、
住宅業界が今後、どうなるのかを考え、
クライアントの将来を考えるのが、日課のようになっています。

しかしながら、この業界の経営者は、当月や翌月の視点しか持っていない人、
目先のことしか考えられない人がちょっと多いような気がします。

基本的に経営者以外、自分の会社のことを真剣に考えられる人はいません。
全ての経営の責任は、経営者にあります。

良い会社、悪い会社があるのではありません。
良い経営者と悪い経営者があるだけです。

自社の将来をトコトン考え、将来に対する準備を出来るのは、経営者しかいないのです。

目先の数字しか、目に入っていないことありませんか?
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【第672回】 業績の上がり方が重要

2012年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
業績が上がることは、素晴らしいことです。
しかしながら、業績がどのようにして上がったのか?
上がった結果、どうなっているのかがとても重要です。

会社として、営業マンとして業績が上がっている。
でも、お客様の満足度は下がっている。
OB様からの紹介も、業者さんからの紹介も増えていない。

これは、全然ダメなパターンです。

一時はいいのですが、数年後にはメッキが剥がれ落ちてしまうことになります。

こう考えると、単なる結果論だけで自社やスタッフを評価することが如何に危険かが分かります。

商売の王道は、やればやるほど、自分達を応援して下さるお客様の数が増えていくことです。
当然ながら、工事を託して下さったお客様に心から満足していただく必要があるのです。
でも、この部分を理解せず、ただ今期の業績が良ければいいと思い、
目先の仕事をしている企業やスタッフの方が残念ながらおられます。

こうした考え方の方は、実は私生活でもうまくいきません。
「釣った魚には餌を・・・」なのです。

契約前と契約後で態度が変わるような人を誰が応援してくれるでしょうか?
本来の筋からすれば、ご契約いただいた後こそ、
徹底的にお客様にお尽くししなければならないはずです。

業績が上がっている時こそ、今自分を選んで下さったお客様に
ちゃんとお尽くしすることが出来ているだろうか、とチェックすることが大切です。

これから契約する方よりも、過去、そして今、自分を選んで下さった方を大切にしなければなりません。
それが、義理を果たすということですし、商売の正しい道なはずです。

仕事にしても、人生にしても、王道を歩み続けたいものです。
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