鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2451回】 住宅業界の集客

2017年09月15日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界では一般的に、集客数と受注は比例すると思われています。

ほぼ全ての会社で、自社のモデルハウスや見学会に
お客様にいかにして来場してもらうか、ということに全力を注ぐ
、ということが起こっています。

家を建てようと考え始めたお客様が自社のモデルハウスや見学会に
タイミングよく来ていただける、と本気で思っている会社が多いのですが、
そもそもそんなに都合の良いことが狙ってできるのでしょうか?

今の若い方は何でもwebで検索するから、
キーワードでひっかかるように対策を打っている会社も多いですが、
購買頻度が低い住宅が、キーワード検索でひっかかってきたとして
それだけで来場しようとお客様は思われるかといえば、ちょっと違うような気がします。

個人的に思うのは、いかに来場しやすい環境をつくっておくか、ということ。

家を建てるはるか前から、自分たちのことを知ってもらう活動を継続し、
市場のお客様との接点を最大化しておくことが不可欠な時代だと
個人的にずっと思っています。

これを具体的に形にしたビジネスモデルを既にやって下さっているクライアント様では
安定してお客様が来場して下さったり、
見学会をしても来場されるお客様の見込度が高いです。

紹介も発生しやすくなりますし、会社の信用が年々上がっている手応えがあります。

今期に入って業績は是好調すぎるくらい絶好調なのです。

お客様が来場しやすい環境をつくっていくビジネスモデルですが、
今年の秋からもう1社、2018年の春には2社が新たにスタートします。

紙媒体やweb、TVなどだけではなく、
新しい業態をつくる発想がポイントとなってくるのです。

そしてこうした新しい業態に取り組んでいる住宅会社の中で先頭を走っている会社は、
月間で2000組以上の来場が当たり前となっているのです。

時代が変わり、お客様の行動パターンや情報収集手段が大きく変わった今、
住宅業界の集客の形も大きく変化していくことでしょう。

2018年は、勉強会のメンバーの方たちを
最新のビジネスモデルに取り組んでおられるクライアント様にお連れする企画を立てたり、
クライアント様をある住宅会社にお連れしたりとさまざまな企画を検討しています。

楽しみにしておいてくださいね。
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【第2450回】 10年の積み重ね

2017年09月14日 | 住宅コンサルタントとして
お客様に喜んでいただけるような仕事をやり続けても、
それを市場に理解していただけるようになるにはかなりの年月がかかります。

これは購買頻度が低い住宅だから、そういえるのかもしれません。

美味しいスイーツやお洒落なカフェの情報が
あっという間に広がっていくのとは全く異なります。

多くの住宅会社は、お客様に喜んでいただくために、いろんな活動をしているのですが、
それが紹介や来場などにすぐには反映されないため、途中で挫折します。

感謝祭や定期点検など、おざなりになっていくのです。

昨日、お伺いしていたクライアント様は、
OB様への定期訪問や感謝祭をもう10年、やり続けておられますが、
ここにきて本当にフォローの風が吹いている感覚なのですね。

来場、紹介、成約率も素晴らしいです。
そしてなんといっても変わったのは、親御さんのフォロー。

昔は、「家づくりを頼むんだったら、大手の方が安心」とお客様のご両親に言われ、
子ども夫婦はこちらに気持ちが傾いているのにもかかわらず、
ご両親の横やりが入って他決、ということがありました。

ただ、今はその逆で、親御さんが

「頼むんだったら、地元でちゃんとやっている○○さんにしなさい」

とお子様夫婦の背中を押してもらえることが増えているようです。


商売を継続していく上で最も重要なのは、信頼と評判です。

市場から信頼され、市場内に良い評判が浸透するのには、時間がかかる。

でもエンドユーザーさんからは分かりにくいし、購買頻度が低い住宅は、
逆に言うと一旦市場から信頼されれば、本当にやり易くなっていくのです。

安定して商談できるお客様が来場して下さるので、
もっとロングスパンで市場の変化に対応していくための手が打てる。

昨日も5年後、10年後に向けてどんなことに取り組んでいかなくてはならないか?
どう業態を進化させていかなくてはならないか、ということについて、
いろいろと打合せをさせていただいておりました。

まだ商品のこと、集客のことにしか頭がいかない、コテコテの住宅会社は、
もう絶対に追い付けないでしょう。

やり易い環境をつくるためには、
正しい方向で10年、コツコツと積み重ねる必要があるのです。
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【第2449回】 全ては人と人とのつながりで・・・

2017年09月13日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は仕事終了後、弊社のクライアント様の大半が採用されている、
とある漆喰メーカーの社長とそこのスタッフさんとお食事に行っておりました。

お付き合いをさせていただいて7年くらいになるかと思いますが、
漆喰以外にもいろんな商材を扱われるようになり、
それらの勉強をさせていただきたい、と思っていたことと、
一度も食事にすら言ったことが無い、というのも変だよな、と思い、
かなり前に私の方から誘わせていただき、昨日に実現したのでした。

この仕事をしていると、いろんな資材を扱われている方と知り合う機会があります。

自分が本当に良いと思ったものだけ、クライアント様に紹介をさせていただいておりますが、
こちらが紹介しても、つながるメーカーさんとつながっていかないメーカーさんに分かれます。

そのポイントは、結局トップの人柄なんですね。

大手メーカーとは異なり、中小メーカーさんは、いつ何が起こるか分かりません。

その時、経営者が仕事にどれだけ命を懸けているか?
問題が起こった時、そこから逃げずに取り組む人かどうか?

そういうところを各クライアント様は見ていると思うのです。
(もちろん、私も見ています)

結局、中小企業はトップの人柄、人間性で会社のカラーが決まりますから、
社長の人間性がポイントとなってきます。

今、漆喰以外にもいろんな取扱い商材が広がっているのですが、
その理由も結局、人とのつながりだ、ということが分かりました。

ビジネスで大事なのは、結局人間性なんですね。

昨日、もっといろんなお話をさせていただきたかったのですが、
ワインを飲み過ぎ、ベロベロに酔っぱらってしまいました・・・。

でも、仕事の話をしながら、美味しいイタリアンと美味しいワイン、
そりゃ、飲み過ぎてしまいますよね。

いろんなビジネスパートナー様のお力をお借りして、
クライアント様の進化成長をサポートしていければ、と思っています。
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【第2448回】 事業を通して目指していくこと

2017年09月12日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は新築事業に新規参入して、
もうすぐ2年になるクライアント様のところにお伺いしておりました。

決算が8月で9月が新しい期のスタートなのですが、
スタッフ4名、パート1名で今期の引渡し棟数が既に14棟確定されています。

まだ今期がはじまったばかりで、
2月に契約をしたお客様までが今期の数字になるのですが、
現時点で黒字が確定しています。

目標達成までは、後4棟。
ただ、これは間違いなく達成されることでしょう。

これからの受注次第では、相当な利益が出る可能性も・・・。

来期の繰り越しも16棟~18棟、つくっておきたいところですが、
こちらに関しても後12カ月の中で十分に達成可能だと思います。

新築事業に関しては、ゼロからスタートされたので、何の先入観も無く、
提案をさせていただいたことを素直に、そして愚直に取り組んで下さるのです。

販促にしても、営業に関しても、経営的判断に関しても、
とにかく素直に取り組まれるのです。

この9月末に経営計画発表会を
金融機関や取引先を招いて開催することを提案しておりましたが、
こちらもすぐに動いて下さり、準備もコツコツと取り組んでいただいております。

昨日、リハーサルをしていただきましたが、
おそらく素晴らしいものになるでしょう。

10年後、どこを目指すのか、ということも、昨日、考えを皆でまとめることができました。

ただ受注棟数を伸ばし、売上を拡大し、利益を出すだけでは、もったいない。
事業を通じて、もっと地元を素敵にし、
地方都市が抱える問題を解決できるようなきっかけとなり、
このクライアント様の本社があるエリアが魅力的になれば、
本当の意味で地域貢献になります。

それを本気で目指していくことになりました。

地方都市をもっと魅力的に。
地方をもっと活性化したい。
もっと地域を良くしていきたい。

利益を出しながら、地元の方を雇用し、
これらを実現させるために、自分は仕事をしていきたいと思います。
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【第2447回】 高校最後の文化祭

2017年09月11日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は我が家の長男の高校最後の文化祭に行ってきました。

長男が通っている高校の文化祭は非常に盛大で、
学生とその両親、親戚はもちろん、卒業生も、
そして近所の方々も多数、来場されます。

中学生は舞台でずっとダンスをしながら歌っていて、
高校1年生、2年生は教室で演劇をやるのが慣例で、
長男の高校の文化祭だけは、家内に強制的に連れてこられるのです。

そして昨日は、高校3年生となった長男の、高校最後の文化祭。

当然ながら、家内に強制連行されて連れてこられました(笑)。

高3では、市民ホールという、かなり大きな会場を借りて、
そこで舞台をするのが、この高校の伝統なのです。

で、昨日はじめて高校生が演ずる舞台、
しかも演劇部ではなく、クラス全員でつくりあげる1つの舞台を観ました。

結論から申し上げますと、メチャメチャレベルが高いのです。

私自身、劇団キャラメルボックスさんの舞台など、
人気の劇団の舞台は何度か見に行っておりますが、
長男のクラスの生徒さんたち、本当に声が通って、歌もダンスもうまく、
正直、かなりのめり込んで観てしまいました。

これ、高校生のレベルちゃうやん!

会場がやけに混んでいたのですが、
正直、このレベルの舞台が無料で観られるということであれば、
毎年、楽しみにしている方もいるだろうな、と感じました。

高校3年生の親戚や後輩が見ているだけでなく、
OBや近所の方々も大勢、観ていたのです。

そして長男が通っている中高一貫校が、
なぜ中学生で歌とダンス、高校1年2年で演劇をやるのか、
昨日の舞台を観て納得がいきました。

全ては高3のこの舞台が集大成であり、
6年かけて、つくりあげてきたんだな、と・・・。

部活動をしながら、海外にも留学し、
しかも昨年にタイのボランティアに参加してから、
本当に生き方、考え方が変わった、我が家の長男。

本当に良い高校に通ってくれたなぁ、と親としてしみじみ・・・。

我が家の家内は、おそらく卒業式で号泣するんだろうなぁ、と思った1日でした。
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【第2446回】 実務以外の仕事を増やしていく

2017年09月10日 | 住宅コンサルタントとして
住宅事業をゼロから立ち上げた場合、
事業責任者は実務をバリバリこなさなくてはなりません。

スタッフも十分にいないですし、マニュアルもしくみも無いからです。

ゼロから立ち上げるといいのは、何のしがらみも無く、
お客様が求めていることだけを満たすための活動ができることです。

商品も接客もマーケティングも、理想の展開ができる。

そうすると、あっという間に受注が増えていくのです。

住宅をゼロから立ち上げたクライアント様で
注文住宅で3年で20棟~30棟前後まで伸びておられるクライアント様が多々、おられます。

しかしながら、ここから1つの壁にぶち当たるのです。

20棟を超え、スタッフが増えていく中で事業責任者が実務に終われていると、
その次の飛躍のベースがなにもできないのですね。

スタッフの採用。
採用のために、自社のさまざまな制度を変える。
そのためにいろんな場所に学びに行く。
新商品や新サービスの開発のために、学び続ける。
しくみを構築し、しくみが回っているかどうかを確認するためのマニュアルをつくる。

こうしたことを猛烈な量の実務をこなしながら進めていくことは不可能。

だからある一定以上の規模になった時、
経営者は実務を離れて、経営に没頭しなくてはならないのです。

そして戦略を構築し、それを実行するためのマニュアルを整備し、
社員さんの行動を管理し、社員の教育も育成も力をいれていくのです。

これができた住宅会社が、50棟、100棟と成長していくのであり、
経営者が実務をやって満足している会社は20棟~30棟どまりなのです。

実務以外の仕事を増やす。
住宅会社の経営者、もしくは事業責任者の使命でもあるのです。
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【第2445回】 社長との食事

2017年09月09日 | 住宅コンサルタントとして
ある程度、社員さんが多いクライアント様ですと、
コンサルティングの時間内で経営者と
1対1でお話する時間をじっくりと取れないケースもあります。

現場の役員さん、マネージャー、スタッフさんに
決定したことを具体的にお伝えしたり、研修の時間を確保しなくてはならないからです。

日々の仕事が終わると移動しなければならないことが多いこともあり、
お付き合いが長いクライアント様の社長の場合、
しばらく1対1でじっくりと話をしていないことも結構あります。

昨日はお付き合いをさせていただいて10年を超えたクライアント様の社長と
数年ぶりに食事に行かせていただきました。

奥様も交え、3人でお食事に行くのは初めてのことです。

5年後、10年後のことを見据え、
お伺いした際の時間の使い方やミーティングに参加するメンバーのこと、
強化していく事業の発展のために社長に動いていただきたいことなど、
久しぶりに本音でコミュニケーションを取らせていただくことができました。

こういう時間を計画的に取っていかないといけないな、と改めて実感。

大半のクライアント様がお付き合いをさせていただいて10年を超えるようになった今、
お付き合いが始まった当初と規模もスタッフさんの人数も異なります。

場合によっては事業がガラッと変わったクライアント様もおられ、
中期的なビジョンについて、それから今、何を優先してとりくまなくてはならないか、など
お話をすべきテーマは多々あり、時間は足りません。

これから年末にかけて、更には来年にしても
各クライアント様の社長とお打合せをさせていただくために、
現地に宿泊して打合せをさせていただく時間を確保していきたい、
と改めて感じた1日となりました。

また社長だけでなく、奥様もご一緒だと、なお本音が出やすく、
ざっくばらんなお話ができますね。

各クライアントの経営者様、是非、お時間を取って下さいませ。
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【第2444回】 住宅のファッション化

2017年09月08日 | 住宅コンサルタントとして
ライフサイクルの進化と共に、衣食住の垣根は無くなっていくと個人的に思っています。

素敵なブランド、理想的な暮らしの提案をしてくれるブランドであると認知されれば、
そこが提供するありとあらゆる商品が注目を浴びる時代です。

その最たる例が無印良品なのです。

コンセプト、そのコンセプトに沿った店舗と商品とスタッフ、
そしてコンセプトに沿った接客。

この世界観を住宅会社としてどう作っていくのかが、
2020年以降の住宅会社の戦いだと感じています。

自社ブランドの世界観をお客様に感じていただく。
そのための戦略の一つが、私が昨年末より言い続けていることです。

自分が好きなブランドか?
自分が求めていたテイストか?

お客様はそのお店との接点の中で、相談するに値すべきお店かどうか、見極めます。

もう建設業の発想では、家づくりをお客様に託されない時代に来ているのです。

個人的には、住宅はますますファッション化していくと思っていて、
だからこそデザインセンスを高めなくてはならないと確信しています。

デザインは、自分たちの世界観を表現する上で最適な手段です。

あり得ないダサい色遣い、あり得ない変な収まりは、自社のダサさを伝えます。
その逆にセンスの良いコーディネートや洗練されたデザインは、
自社の世界観をしっかりと伝えてくれます。

アパレル業、サービス業、高級腕時計のブティックで働いている感覚で
日々、仕事に取り組んでいくと、時代の流れに適応できると思っています。

皆さんはファッション化の流れに適応できていますか?
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【第2443回】 抜群の社風

2017年09月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、今月からお付き合いをスタートさせていただくこととなった、
とあるエリアの住宅会社様にお伺いしておりました。

創業して5年の住宅会社様なのですが、
実は本社とモデルハウスを出店する際の土地探しをお手伝いして以来、
5年ぶりにその地にお伺いさせていただきました。

創業して5年、数多くの苦労や困難があったかと思いますが、
受注も順調で利益もしっかりと出しておられ、
素晴らしい会社になられていました。

今、業績が良くないので良くしたい、という目的ではなく、
今後の成長を踏まえ、スタッフさんの育成や教育、
更にはしくみづくりをサポートさせていただき、
更なる飛躍のために強い会社をつくる、ということが目的でのお付き合いです。

昨日はまずは社長と今後のビジョンや現在の戦略、問題点などをお打合せし、
午後からランダムに選んでいただいたスタッフさんのヒアリングをさせていただきました。

スタッフの皆さん、まだ入社してそんなに期間が長くないのですが、
皆愛社精神に溢れていて、しかも社員さん同士仲が良いということが、
一瞬にして伝わってきました。

あるスタッフさんがおっしゃっていましたが、
お客様が来場されても社内の雰囲気が良く、
スタッフ同士仲が良いのがお客様に伝わるようで、
それでお客様が安心されて契約につながることもあるそうです。

スタッフ感の距離が近く、皆で助け合う。
社内行事もスタッフ全員、楽しみにしていて
共通の目標を持って仕事をされている。

トップダウンとボトムアップのバランスも素晴らしく、
しかもスタッフの皆さん、能力も人間力も素晴らしいのです。

正直、このメンバーならば、県内№1を狙えるなぁ、と感じてしまいました。

これからの時代、組織力が最も重要です。

社内が団結していて、皆が会社好きである。
もちろん、会社も社員さんを大切にする。
社内が一体化していて、それがお客様にも協力業者さんにも伝わるのです。

こうした抜群の社風をつくるために、どんな取り組みが必要でしょう?
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【第2442回】 外食に行く回数が激減

2017年09月06日 | 住宅コンサルタントとして
以前の家に住んでいた時は、仕事が終わって帰宅後、
嫁を連れて近所の居酒屋さんに外食にいくことがしばしばありました。

今の家に住んで間もなく2年になりますが、
引っ越してからは近所の居酒屋さんに実は一度も行っておりません。

自宅で調理不可能なふぐは、
お世話になっている司法書士さんの実家が営んでおられる和食屋さんに行きますし、
近所の焼肉屋さんで半額デーの際に、年に2回ほど行くくらいで、
過去によく行っていた居酒屋さん、イタリアンには、引っ越して以降、一度も行っておりません。

しかも焼肉に関しても、自宅で後片付けが簡単なバーベキューの方法を開発できたので、
真冬以外は焼肉屋さんにも行かなくなるでしょう。

おかげで、外食代がかなり節約できています。

その理由は、やはり新しい家の力、といえるでしょう。

まず、家内の料理の品数が明らかに増えました。
しかも料理の腕も格段に上がっているのです。

野菜中心でメニューをつくってくれるので、消化も良く、
自宅でのごはんが続くと体調が良くなっていきます。

そして自宅に大型のワインセラーを設置したことで、
ワイン、シャンパンは常時20本以上、
日本酒も5~6銘柄、焼酎も4~5銘柄、
ウイスキーは3銘柄、その上ビールも国産とイタリアのオーガニックビールなど、
その辺の居酒屋さん以上に充実しているので、
家で食事をしていることが楽しいんですね。

家が持つパワーというか、自分たちに合った家に住むと暮らしが変わる、
ということを日頃からクライアント様の営業さんに伝えておりますが、
自分自身、それを心から実感しています。

単にハードとしての家を提案するのではなく、
お客様の暮らしがより素敵で快適で楽しくなるようなソフト面の提案をするために、
住宅の営業マン、設計の方は、日々の暮らしを充実させておくことが重要になります。

良い経験をたくさん積むのです。

そして自分が経験したことを自分の口で語れるようにしておく。

それが説得力になるのです。
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【第2441回】 週末に500組の来場があるビジネスモデル

2017年09月05日 | 住宅コンサルタントとして
先週末、とあるエリアに調査に行っておりましたが、
そこで見た衝撃の事実。

自分が以前より温めていたビジネスモデルとちょっと違う形ではありますが、
実際、土日で500組をゆうに超える来場がある業態が存在します。

そして自分の頭の中では、成立しないと思っていた、ある形が、
実は成功の鍵となることも体験して参りました。

「いや、全然イケてへんやん、俺の想像!」

と反省もしましたが、私自身、プライドのかけらもありませんので、
過去の自分の発言、訂正させていただきます。

申し訳ありませんでした。

いや~、こうすると、全てのコンテンツが有機的に結びつき、
お客様にとって、魅力的な業態になるのね、ということを実感できました。

といっても、もう既に別の業界でやっている企業がありますし、
今の日本にあるさまざまな業態の組み合わせなんですけどね・・・。

これに私自身がご提案してきたこととミックスさせれば、
どえらいことが起こること間違いありません。

地元の方から圧倒的に支持していただけることでしょう。

今年は難しいですが、ちょっと数社のクライアント様で
実験的に面白い企画を立てるかもしれません。

とにかく、自分がこれまでご提案してきたことは、
間違いなく今のお客様が求めていることにヒットし、
しかもここ10年以上はしっかりと持つビジネスモデルであることは間違いありません。

この業態に、これまで住宅業界でやってきたビジネスモデルを掛け合わせることで、
安定した集客&見込み客づくり、そして安定した受注とスタッフの成長が実現可能です。

これ、日本で実現できている会社は、現状1社しかないんです。

ここに弊社のクライアント様が3社加わりますから、
ちょっと業界が変わっていくでしょうね。

2018年が本当に楽しみです。
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【第2440回】 時代の変化と共に、お客様が求めていることが変わる

2017年09月04日 | 住宅コンサルタントとして
ここ数か月の間、
実はポスティング用のチラシで圧倒的に来場アップにつながった事例を
数社のクライアント様から頂戴しております。

3つのエリアで劇的にヒットしたので、おそらく大半のエリアでも通用するかと思います。

5年前~10年前にヒットしたパターンと全く異なりますが、
それだけお客様が求めていることが変わったということでしょう。

チラシですら、これだけ変わったのですから、
商品や接客、マーケティングにおいてもお客様が支持する形は
大きく変わってきていることと思います。

それらを検証するために、先週末はあるエリアに調査に行っていたのですが、
これが自分の仮説を確信に変える結果となりました。

今、複数のクライアント様と進めていることは、間違いなく成功します。

何でもっと早く、ここに来なかったんやろ・・・?
そう思ってしまうくらい、現地に足を運んで分かった事実がありました。

今月、来月と詳細をお伝えさせていただきますね。

それにしても、従来の住宅会社・工務店にはマジでお客様が行かなくなりますね、間違いなく。
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【第2439回】 自分の土俵で戦う

2017年09月03日 | 住宅コンサルタントとして
どんな住宅会社でも、完璧な住宅会社は存在しません。

何か強みがあるとすれば、その反面、弱みも存在します。

だから、どんなライバルが居たとしても、勝てないことは無いのです。

先日、とあるクライアント様で、本当に優秀なマネージャーとお話していた時のこと。

その店長が任されているエリアは、競合先のレベルが高く、
その中の1社は、デザイン性は高く、価格も安い家をつくっていて、
客観的に見てもかなりの強敵です。

私自身もその会社の接客を受けたことがありますが、
営業マンのレベルも非常に高く、かなりの苦戦が見込まれるのではないか、と
個人的に思っていました。

しかしながら、そのマネージャーいわく、競合にはほぼならない、とのことなんです。

そもそも、理念型営業をしっかりと行えば、
自社のお客様か、ライバル会社のお客様かは、比較的早く見分けがつく。

最初に理念型営業を高いレベルで出来ないから、
自社のお客様ではないお客様を追いかけてしまったり、
相手の土俵で戦うことになる、ということを力説されていました。

全くもって、その通りだと思うのです。

もちろん、この理念型営業を推進していくためには、
自分たちが目指していることに沿って、
現状の取組みを具体的にお客様にお話しできないといけないのですが、
それさえできていれば、言っていることに筋が通ってきます。

これ、非常に重要なポイントなので、
各クライアント様には今月、来月と詳細にお伝えさせていただきますね。

ライバルより商品が高くとも、
提案力で劣っていたとしても、
勝つ方法は存在するのです。
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【第2438回】 量稽古を忘れてはならない

2017年09月02日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社の業績があがっていくと、
どうしてもスタッフさんを採用しなければ、業務は回っていかなくなります。

人が増えれば増えるほど、トップの価値観、感性は伝わりにくくなる。

どんな思いで住宅事業に取り組み、どんな家づくりを目指しているのか?
我が社の強みは何か?
どんな方をターゲットとしているのか?

そんなことが伝わりにくくなっていくのですね。

ですから単純に伝えやすい商品の説明に特化してしまいがちになるのです。

営業マンは会社と自分を売らなくてはならないのに、
商品を売ろうとしてしまうものなのです。

こうならないためには、
日頃からの教育と共に、
伝え方や聴き方のロープレを繰り返しておかなければなりません。

その量稽古が落ちてくると、ほぼ100%、営業マンが暴走を繰り返します。

商品を売ろうとしてしまうのです。

ある一定規模の組織で、ロープレの量稽古が落ちてくると
確実に業績が下がっていきます。

集客数と受注数のバランスが合わなくなっていくのです。

それは初回接客の質が下がっているからなのですが、
忙しくなってくると事業責任者や営業責任者自ら量稽古よりも実務優先になりがち。

どれだけ忙しくなとうとも、量稽古を減らしてはならないのです。
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【第2437回】 権利ばかり主張して、義務や責任を負わない風潮が、日本をダメにする

2017年09月01日 | 住宅コンサルタントとして
労働時間、残業時間について、年々厳しくなってきています。

確かに欧米の先進国は、労働時間が日本のそれと比較して、短い。
その上、生産性が高い。

ただ、休日の確保や労働時間を短くするという、
労働者側の権利がしっかりと守られている代わりに、
能力が不足しているスタッフ、成果を出せないスタッフは
雇用契約を更新されないという、責任も背負っているのです。

権利ばかり主張し、結果の責任や義務を負わない風潮は、道理に反すると個人的に思っています。

というか、日本全体が本当に甘いよな、と感じてしまいます。

資源も無く、国土も小さい日本が、
ビジネスで勝っていくために、何で勝負するのか?

勤勉さ。
新商品や新サービス。
これ以外に勝てる要素は無いと思うのです。

もちろん、企業は無駄やムラを無くし、生産性の向上に努力を怠ってはなりませんが、
ビジネスパーソン一人ひとりが努力を積み重ねていかなくては
世界で勝てるわけがありません。

また、国民全体が

「おらが村に、おらが団体にどんなメリットを引っ張ってきてくれるの?」

という価値観で選挙に投票するのも卒業していかなくてはならないと思うのです。

家電が世界で勝てなくなり、
ひょっとするとここ数十年で自動車でも勝てなくなる可能性があります。

優秀な人材は中国やアメリカ、東南アジアの企業に引き抜かれ、
事なかれ主義の大企業病に侵されたオッサンばかりが日本企業に残る、
なんて最悪な事態も起こりうるかもしれません。

将来を見据えると、ちょっとこの国、大丈夫かな、と個人的に思っている今日この頃です。
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