
このところ首相の商品券が政治問題化している。衆議院議員初当選の15人と1人前1万5千円と報道される会食に鑑み、前日に総理秘書が商品券10万円分を「お土産」として議員へ届けたという。これが法に抵触するかしないかで問われているが、それも大事だが庶民感覚の欠如が事の初めで、政治家としての資質が問われる。週末の毎日新聞世論調査で内閣支持率23%とか。
大方の声は政治改革が問われるこの時期に何たることか、と叱っている。この時期でなくてもよい事だとは思わない。土産だから1万円か2万円くらいならというコメンテーターがいた。年金暮らしは100円や200円をどう節約するか真剣になっていることを、コメンテーターは知らないだろう。彼らの常識はそうなのかもしれない。
購読紙にこんな記事があった。江戸時代の仙台には日頃の懇意へのお礼として冬至に豆腐を贈る風習があった。ただ、日持ちしないものだ1度に届くと困る。そこで、すきな時に引き換えられる「御厄介豆腐切手」が広まった。これが商品券の起源という。善意の贈り物として生まれた商品券、政治への利用と思われる使い方は起源からは伺えない。
配った商品券が議員へではなく家族などへという説明。商品券は有価証券の一つとされている。これは金券として家族でなくても使える。この時期、15人は受け取らず戻したと報道されている。首相より新人議員に軍配を上げたい。過去に何回か配ったと言われるから、政界で常態化しているのだろう。
(今日の575) 商品券紙幣と同じに使えます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます