
鉄路には踏み切りあがる。それは地理的要件でいろいろあるだろうが、人や車が列車と事故を起こさないために欠かせない設備になっている。しかし、重大な事故が発生している。大都市では開かずの踏切などと表現される踏切がある。レポート映像でしか見ていないが、歩く人、車を運転する人の気持ちはわかる。
ローカル線では便数が少なくそんな気遣いは無いが、便数が少ないから「今の時間帯は通過しない」ことを承知している人もあり、自転車は無警戒のまま通り越すのをよく見かける。子どもはそんなことをよく観察している。注意すると「お母さんは止まらん」と答え走り去っていくことも経験した。
毎日のように通る近所のローカル線踏切。踏切から見える無人駅がある。この駅で、下り1~2両の列車(ジーゼル車)はホームに達していないが遮断機が下りる。列車はホームで停車、乗降が済んだら発車する。踏切通過まで3~4分は要する。安全を図った何か短縮の工夫はないだろうか。
「警報機が鳴なってから遮断機が降りる」「遮断機が降りて列車が目の前を通過」、このことは踏切保安設備で決まっていて約25秒以上~35秒くらいという。この無人駅に入る上り列車ではそうした時間待ちはない。時速100㌔(秒速28㍍)で電車が走行する場合、踏切に到達する30秒前の地点、830㍍で遮断機が閉まる、という例示が載っていた。
(今日の575) 遮断機が降り始めたら止まろうね