春の花が開き、桜の開花もその日にちを指して予報される暖かさになった。昼前のガレージの温度計は23.4度を示している。鉢の世話をしていてもシャツ1枚でも少し汗ばむ感じの暖かさ、動きやすい。寒を超えた花を少しいたわり、早く咲けと励ましながら肥料をやる。
寒い冬だった。それは多くの家庭での電気やガス、灯油の使用料が例年になく増加した報道で確認できる。まだ油断は出来ないだろうが冷たさ寒さも峠は越えただろう。この冬は、水道管凍結対策が例年になく呼びかけられた。我が家も追加の対策を施した、そのせいか凍結は起きなかった。凍結破損で工事現場を見た。
この暖かさ、2カ所の寒冷対策を解除した。蛇口に巻いていたタオル類や覆いの樹脂フィルムを取り除く。寒さによく耐えながらライフラインを守ってくれたことに感謝する。姿を現した蛇口たち、明るい日差しに戸惑うことなく勢いよく水を流し出す。こころもち温く感じる。
現役で若いころ、化学プラント運転を担当した。冬場になると寒冷警報が出るとプラント保全のため寒冷対策チェックリストを使用して実施する。初回は丁寧に丁寧に実施した。装置の1カ所でも凍結すればプラント休止や時には火災などの災害に連なる恐れもある。こんなことを思いながら、蛇口への対策も念入りしている。
(今日の575) 凍結の心配去って桜待つ