日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

冬眠から覚める

2023年03月06日 | 自然 季節

 今日は二十四節気の啓蟄で、暦の上では冬ごもりの虫たちが出るころとある。子どもに「どんな虫がでるの」と聞かれ答えに困ったというお母さんの話に、会話の輪の人らは笑いながら頷いていた。経験あるある、そんな感じだった。子どもの「なぜ、どうして」という発想は大事で、大人はきちんと答える責任がある。

 冬眠の覚める蟻、蛇、蛙、蜥蜴などはよく目にする。九州と北海道では時期のずれはひと月以上あるという。 立冬の頃に公園の松の木の地面から1㍍ほどの高さに巻かれた「こも」が取り外されるのは啓蟄の頃。これも季節の変わりを目を教えてくれる風物の一つになっている。

 コモを巻くのはマツカレハという病害虫から松を守る重要な任を負わされている。この害虫が、冬眠のため地中へ降りていく途中で暖かいコモに捕らえる。コモを縛る縄は上側は緩くして害虫が入りやすく、下側はきつく縛って逃げにくくしてある。さてどれほどの虫が捕らえられているだろう。コモは虫とともに焼却される。

 冬眠をしない子熊を連れた母熊が住宅地の雪路を歩く映像をみた。熊には熊の都合があるのだろうが、人間のこれまでの常識を超える現象が自然界で多発している。多くは温暖化で説明されている。ならばこれを止めることが肝心だろうが、地球の議論は纏まらない。やがて地球は人間にとって代わる生物が支配するようになるかも。今はSFが現実になる時代だから。

 (今日の575) 啓蟄に手袋外し土いじり
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