いつだったか、正月用の出荷として植え付け中の野菜が高い気温に促され育ち過ぎて大困り、という農家のニュースが流れた。スーパーの野菜は大幅値下げされたが、本格的な鍋の時期にどうなるのか、仕入れ担当者の心配顔も映った。
日光を浴びて育つ野菜は天候に大きく左右される。最近では野菜工場なる言葉、異業種からの農業参入も増えているとか。建屋の外観はまさに工場、内部は無数の棚にLEDライトが灯り、その下には緑濃い野菜が茂っている。均一に育つようにとコンベヤーに乗って場内を循環している。心配は停電だけだろう。
TPP加入論議で日本農業への痛手の先頭に出されるのは米。いつか米の生産もLEDの下で作る時が来るのだろうか。食料の自給率の低さは問題だ。その改善策がLED作物ということでは、感覚的に私の硬い頭ではついていけない。
そんなことを思っている時「これを」と届いたのがさつま芋。その量もだが大きさにも驚いた。自家菜園で採れたもので「大きいけど大味ではない」という保証付き。夫婦2人、貰った量を食べこなすにはいくつかの工夫がいるだろう、と思うが思うだけ。実行は家内にゆだねる。さて、どのように変わるのだろうか。
(写真:芋の大きさをマッチ箱と比較)
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