日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

取材ヘリの音

2017年05月21日 | 社会 政治

 最近は陸上・水上を問わず事件事故が発生すると、報道機関が駆け付ける前の状況を動く映像で知ることができる。スマホの機能アップとその普及が原因だろう。そして撮影技術も報道カメランに引けを取らないもので臨場感を感じさせる。報道側もこれらの映像入手には力が入っているのではなかろうか。特に自然災害など再現不可能な事象では貴重な資料になるから繰り返し放映される。

 事件・事故も俯瞰で撮った画面は撮影者と同じ目線の映像とは異なり広域を立体的に見せる。個人で小型ドローンの携帯が許される時期が来ると、発生直後の様子がより詳細に伝わるだろう。ただ、ドローンでは高度や飛行範囲が規制されるだろう。すると今まで通りヘリの出番となる。その昔、新聞社がヘリを購入すると大きな記事になっていた。最近はチャーター機も増えその必要は少なくなった。

 先日も何の取材か分からないが複数のヘリが旋回している。ルールなのかどの機も右旋回で飛ぶが、低空もあってかあのパタパタという何かを叩くような飛行音は、戦闘機とは異なるうるささを感じる。5年前のオスプレイ米軍岩国基地陸揚げの日は終日ヘリのパタパタに悩まされた、共同取材で機数減はできないのかと基地そばの知人は話していた。

 取材ヘリの騒音がうるさい、直近では、防災無線が聞こえない、音で心労がますなど1年前の熊本地震の時に声が上がった。それ以降、少しは改善されたのだろうか。1秒でも早く現地へ、特ダネ、この1枚のためには難しい相談なのかも知れない。取材ヘリの飛ばない静かな国内であって欲しいがそうもいかないようだ。ドローンの飛行音はヘリに比べ大きいの小さいの、どちらですか。
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直筆の寸評

2017年05月20日 | エッセイサロン

 所属している岩国エッセイサロンでは定例会を毎月1回開く。例会資料は代表の作成でキングファイル3冊を超えている。直近の例会、「第135回の例会を始めます」に続いて「135回か」と感嘆する声が何人かから発せられた。毎年同人誌発行、発足10周年記念祝賀会、会員エッセイの新聞掲載1000編突破など、思い出は多い。

 同人誌創刊号の折衝で「普通は2、3号で終わる」というプロの経験を何度か聞いていたが11号まで発行し、小さな町の同好会ではあるが継続して活動している。そんな活動の投稿先本命は文字数252文字、タイトル8文字以内という応募条件のある毎日新聞「はがき随筆」で西部管内のみの扱い。252字は1行14文字で18行という決まり、この制限内で創作をする。

 同好会員の中には西部管内で最高賞を得る人や課題作で優秀賞を獲得などレベルの高いエッセイストもあり、良い刺激をもらう。そこには遠く達しないが、こつこつとはがきに印刷して毎月投函をしている。「投函・投稿を楽しむ」というのはうわべのことで、掲載されることを願い祈って投函する。

 何か月かに1度掲載される。すると同好会のブログにもアップされ、多くの人に読んでもらえる。作者としては喜びである。掲載作が選者により月間賞に入るとはがき大の賞状と図書券、最近は支局長直筆の寸評を記した書状が届く。紙面には載らない記述に次回へのヒントを得る。脳活にきっと役立つと思いこれからも投稿を続ける。
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飛べた

2017年05月19日 | 生活・ニュース

 椿の根元の地面に1羽のスズメが隠れるようにじっとしている。周囲を見回すけど危害を加えるような大型の鳥や小動物などは見えない。近づいてもじっとしている。もっと近づくと、ぴょんとひと跳ねかふた跳ねするだけで飛び立つ様子はない。近くに巣はないので飛んでいるとき何かの原因で傷ついたのかも、なら手当てしてやろうと思ったとき朝刊で読んだ投稿を思いだした。

 その内容はこうだ。ツバメが巣立った日、1羽のひなが地面にうずくまっている。何度巣に戻しても羽ばたきはするがすぐに落ちてしまう。このままでは猫の餌になると思い、安全な場所に移し、水とミミズを与えた。日が暮れたのでひなを巣に戻した。翌朝、けたたましい鳴き声に窓を開けると1羽のツバメがじっと自分を見ている。ひとしきりさえずり、満足したかのようにさっと飛び去った。

 水はすぐに準備できる。エサは雑食と思うので米粒かパンくずならこちらも準備は簡単、巣の代わりに差し向き柔らかいタオルを籠に敷いて囲ってやろうと心づもりした。まず、スズメの安全確保と手のひらを差し出した。すると向きを変えぴょん、ぴょん、ぴょんと跳ねて移動を始めた。見つけた時より少し元気になった感じがする。

 跳ねて行く方向の勝手口に2段の階段がある。1段目にひょいと上がったので驚いた。2段目はどうかと思っていたら同じようにひょいと上がり、その勢いで飛び立ちすぐに左へ旋回した。驚いて後を追ったが見えなかった。それでもと家の周りを探したが姿は見えない。自然へ帰れてよかった、無事に生き抜けよ、そんなエールを西の橙色の空に向けて送った。
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騙されないように

2017年05月18日 | 生活・ニュース

 2通、してもいないのに「ご注文ありがとうございました」のメールが入っている。開かないで削除する。毎日のように偽メールや電話での誘いや騙しに会って多額の金銭が闇に消えている報道を見聞きする。あれだけ報道されているのに、と思うが被害が後を絶たない。即座に都合できる何百万円、何千万円という金額に驚くばかりだ。ただ被害にあわれた方には何と言って慰めたらいいのだろうか。

 郵便局窓口ではがきを購入したら領収書を渡された。それの下部に「郵便局からのお知らせ」が黒地紋白抜きの文字で印刷されている。そして、大きな注意マークと袋文字の「ご注意ください」が並ぶ。「レターパックなどで現金送れ」はすべて詐欺です、と注意喚起がしてある。そういえばレターパックで「金送れ」詐欺も報道されていたが、郵便局の自衛策からお知らせとなったのか。

 ある量販店のクレジット提携先がA社からB社に変わる。手続き通りB社から新しいカードが届いた。しばらくしてA社から「ご契約ありがとうございます」とカードが届いた。申し込みしていないので解約しようとしたら何だかんだという。消費生活センターで訳を話しA社へ連絡すると即カードは解約できた。だましではないが勝手にカードが作られることがある、ことを知った。

 最近多いのは「0120」発信からの勧誘。長い長いカタカナやアルファベットを交えた社名を早口で、時には名の知れた企業の関係会社のような口ぶりをする。我が家の個人情報が漏れているのかもしれない。世は進歩していてフリーダイヤルをすべて受信拒否する電話機が販売されているという。次回購入時には一考しよう。
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収穫の楽しみ

2017年05月17日 | 生活・ニュース

 立ったりしゃがんだりで足腰、鍬や鎌を使って腕、肥料袋を運んで腕力など、月1度の農園作業は日ごろ使わない身体中の筋肉を動かす。ここで働かずに抜けているのは頭脳だけ。決まった短い時間で効率的に作業を行うには、経験豊富な人の段取りと適切な指示、思い掛けない状況への対応などが必要になる。素人の半日農作業経験ではこなせない。

 四季を通して月1度、車で片道30分ほど走った所に農園はある。身体を動かしながら暑さ寒さをはじめ、さわやかだったり鬱陶しかったりするそれぞれの季節を体感する。町中の庭では味わえない霜や露や霧などの濃さ、盆地ならではの朝の光景に出会える。それらは陽が高くなると一気に姿を消し作物主役の畑に変わる。

 きれいな光景ばかりではない。農獣として嫌われるイノシシが夜なべで掘り返した跡、そこを歩くには注意しないと踏みそこなって高齢者は足に打撃を食らう。これから先は雑草との闘い。雑草のごとくというが、抜かれても踏まれても嫌われても生きるその根性は、根を挙げそうな私らに「見習ったら」と教える。

 先日はタマネギを試し掘して生育状況は良しと下された。来月はタマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどたくさん収穫出来るという。雑草やイノシシへの苦労はあってもこうした収穫があるから楽しいみに通える。収穫した野菜は山分けだったり欲しいだけなど配分はその時々まかせ、家内はいつも帰宅を待っている。
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禁煙の勧め

2017年05月16日 | 社会 政治
 
 
 2020年は東京オリンピック・パラリンピックの年。開催決定時の喜びは束の間、国立競技場建設やそのほかの競技施設でも難問が続出した。必要予算は当初の何倍にもなりその捻出についてもクリアーになっていないようだ。どういう計画で誘致したのか改めて問うてみたい。「アンダーコントロール」もいかがな状態なのだろう。心配されるというテロについては共謀罪法で対処するというが問題の多い法律として疑念がある。
 
 もうひとつ必要な法律「自動喫煙防止法案」がもめている。内容は「他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙の防止対策」を図る内容でいい法律と思う。しかし反対もあるようで、その中に長老という重鎮議員も多い。成立すれば廃業という経営者もいる。禁煙している人の中にも「タバコ税の減収をどう補う」という心配もある。

 自動喫煙防止で「ホタル族」という言葉が聞かれるようになった。もともとは、集合住宅のベランダで喫煙する人を指していた。最近は家族のいないところで喫煙する換気扇下喫煙、自宅庭喫煙などもホタル族に加えるという。これは父親の権威が失墜した結果という分析もあった。早朝のウオーキング、どこからかタバコの臭いがする。すると門扉の内側にしゃがんで喫煙中の人がいた。門灯に照らされたばつの悪そうな顔に目をそむけたことがある。

 禁煙宣言しないまま煙草をやめて三十数年になる。喫煙経験があり、うまいという一服の気持ちも理解できるが親父の権威失墜とは別に、受動喫煙被害の深刻さが言われる今、禁煙推進は社会の趨勢だろう。もしたばこ銭を積み立てていたら、と先日も昔の仲間と大笑いをした。周囲も禁煙者が増え、衣服への臭い移りがしなくなり家内は喜んでいる。
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1枚62円です

2017年05月15日 | 社会 政治

 小泉純一郎氏は「自民党をぶっ壊す」そう言って総裁となり首相になった。いろいろな功績も失敗もあった。米国でギターを弾くポーズにずっこけた人もいた。ワンフレーズの発言は分かりやすいが誤解を生ずることもあった。いろいろあったが郵政事業を民営化するための「郵政解散」はそんな話題の一つ。

 閣内の反対も押し切って衆院を解散したのは12年前の8月、総選挙で勝利し郵政事業はステップを踏んで民営化された。民営化されても「サービスは変わらない」、それを信じた国民は多いが、次第に下降している。現に、近くにある普通郵便局が近々、特定局になる、と勤務している人の家族が話している。どこかでサービス低下をストップして欲しい。

 略称JPの日本郵便株式会社、経営の厳しさは報道で知らされる。第一の原因は通信手段の日進月歩に押されるのもその一つという。年賀状の大幅減はそんな表れの一つ。小包は宅配に押されぱなし、業務が企業分割され縦割りとなり融通がきかなくなった。改善はされているようだが、親方日の丸意識の払拭は完全ではないようだ。

 昔のことを思い出しながら「6月1日から郵便はがきの料金等を変更させたいただきます」の連絡を見ながら内容は「値上げ」でしょ、と言いたい。変更の表現がお役所から抜けていない、製造業なら値上げとずばりいう。年賀はがきは52円据え置きで値上げしない。規格外郵便はかなりの値上げ、増収増益へ寄与しようと新はがき発売初日に数枚購入した。
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創作中

2017年05月14日 | 自然 季節

 月1回の農作業。畑周辺の茂った雑草を心配したが、一昨日の雨をものともせず、草刈り機を左右に振りながら除草作業された方があり、すっきりさっぱりの状態に安堵して作業にかかる。私の作業は主に、ほうれん草などこれから大きくなる葉物の育ちを邪魔する雑草抜き。雨の影響もあってか思いのほか簡単に抜ける。時々立ち上がって腰を伸ばす、無理がこたえることを学んでいる。

 耕運機操作のできる人はレバーを切り替えながら行ったり来たり、見ていると面白そうだが運転する人はそうではない。小さな農園でも機械力が高齢集団の「老力」をカバーしてくれる。農家の高齢化は進み、牛馬の消えた田んぼ、そこで地力を呼び起こす黄や赤の農機具は日本農業から欠かせない光景に変わった。

 農家の苦労を知らない体調1㌢あまり青虫たちがあちらでもこちらでも一心にキャベツの葉を食べている。ただ生き抜き子孫を絶やさないために好物の葉を食べて食べ続ける。その跡は意志ある者が切り抜いたかのように様々な姿形になっている。もしかして芸術家のつもりではなかろうか、写真に撮ってみたが面白い。これも撮ってと駆除した青虫を並べる。丸まって身を守る。

 無農薬だから虫たちも安心して食べる。虫を防ぐなら、毎日毎日、虫取りで畑に足を運ぶことになる。有機や無農薬野菜を作る人の苦労は並み大抵ではない。来月の農園作業日、どこまで創作が進んでいるか楽しみだ。
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軽快なタッチ

2017年05月13日 | 生活・ニュース

 今年もパステル画展を訪れた。30点ほどの作品が目線の高さに並んでいる。生物に静物、風景などいろんな対象が画材となり描かれている。友達から届いた写真を描いたという作品もあり、離れた地の風景も楽しめた。

 パステルは、乾燥した顔料を粉末にし粘着剤で固めた画材、いつだったか展示してあった。その画材をナイフ等で粉末に戻して塗る。塗り方はスポンジや手で行う。園児が喜びそうだ、と話したら「そんな簡単容易なものではない」と教えられたことがる。芸術だから奥深いことは当然だろう。

 一見したとき、写真のような迫力、油絵のような力強い盛り上がりは感じないが、静かなタッチの色合いに対象の美を感じる。綺麗な作品だと思う。抽象的な作品は展示されていなかった。そういえばパステル画には不似合いな気もした。

 沖縄や奄美は梅雨入りしたという。これからは鬱陶しくなる、すると展示されているパステル画のさわやかな画風は気分をさわやかにしてくれる、そんなことを思いながら、他に来場者はなくひとり占めの会場でゆっくり鑑賞した。
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食と薬と病院

2017年05月12日 | 社会 政治
  ある座談で88歳という男性の話し。高齢者の会合に招かれた来賓、役所関係者が多いのだが、挨拶の終わりは「しっかり食べ運動し元気で長生きしてください」という内容で類似している。参加者より若い来賓は高齢者に敬意を表しているのかもしれない、しかし、高齢で長生きし続けてどうなるか考えたことがあるかと訊ねたい時もある。

 そりゃあ年金を受けているから私の親やその親の時代に比べれば贅沢しなければ暮らせる。一方、医療に介護、IT社会への対応、法事の少なくなった社会など、毎日が休日の高齢者にも悩みはある。若い人には経験できない膝が腰が肩が手足がといった高齢者ならではの身体的衰えや隣人関係の希薄化など、悩ましいことも多い。

 別の人が「自慢じゃないが」と前置きし、通院している医療機関の数、服用している薬の種類とその量を自虐的に話す。「そりゃあ自慢話じゃあなかろう」という声に「愚痴っぽいよりはよかろう」で笑いに変わった。しかし、88歳の人も面白く自慢話とした人も参加している人らの反発を買うことはなく真実で共通な悩みや心配事でもあると皆が納得した。

 腹八分、食べ物の好き嫌いせず、百薬の長もほどほどに、家族と仲良くなど昔からの健康心得を確認しあった。「こねえなことを家内に言われたら腹が立つで」そんな笑いで散会になった、と立ち話してくれた人の表情、座談の効果からか普段より笑みていた。話しの内容に全面的に賛同するわけではないが、高齢者の一人として気持ちはよくわかる。 

 
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