安勝寺を訪ねるのが目的でした。
眼鏡橋のある諫早公園から本明川沿いに歩いて行っていたら、高城橋の手前にちょっとしたスペースがあってそこが公園になっていました。(今まで気づきませんでした)
有田焼風のタイルがあったので、近くの観光地の紹介かなと思いのぞいてみたら、そうではありませんでした。
昭和32年の、本明川の大水害の被害を伝えるものでした。
そして、あの日の氾濫したときの水位を記した「本明川洪水痕跡標」が立ててありました。
川面より+9mと。今の道路よりも,堤防よりもさらな高いところまで水が溢れてきたことを刻んだ標石です。
今は、当時と同じ雨量であっても氾濫しないように、一級河川として国の管理で改修され、川幅が大幅に広げられています。
その川に向かって、静かにいのりをささげる乙女の像が建ててありました。
なくなられた方々の魂が安らかでありますようにと、
今、静かな本明川が、いつまでも静かでありますように、ふたたび暴れ川となることがありませんようにと…
そんな思いが伝わってくる「いのり」の像です。
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