今年もあと1日。いろいろとあった1年でした。
感染症の世界的流行にともなって、日本、身の回りの生活が、大きな
影響を受けました。こんなことは、これまでなかったことで、長い
人生のなかで、経験したことがないことでした。
生活、仕事のスタイル、様式が大きく変わりました。
極端に考えると人類への自然からの修正効果にも思えました。
自然摂理としては、バランスは重要で、ある要素が極端な状況になると
平衡状態を保とうと、修正するような作用があるのではと、漠然と
思っており、その一つの現れとして、コロナが発生した。
そんなことまで、思わせるような印象でした。
半面、人類はこの状況でも対処する術があって、直接接触しない頻度を
あげてこの感染症から人々を守っている。生活様式を変える知恵
を使い対応していくことができる種である。
考えてみれば、このタイミングでスマホがなかったら、世の中はもっと
混沌としていて、情報を使った対応は、遅れていただろうと思う。
接触頻度を下げるため、仕事ができるように、通信インフラ基盤は
以前から十分に安定しており、インターネットを使ってのビデオ会議
等で打ち合わせも十分成立する。コミュニケートするための基盤も
整えられていた。わかってはいたものの、使うことでその価値を再認識
させられた。
接触の必要ない業態は、人の行動が抑制される状況のなかでも活況を
得ることができている。日経株価は、昨日バブル崩壊後、最高値を更新
しており、実業に影響が大きくでている企業が多いなか、この資産運用の
闊達さは、違和感があると同時に、人々は世界的な不景気感が漂うなか
投資をする意欲は、状況によっては、高くなることが実証されている。
まだまだいろいろとあった1年であるが、軽くよぎった今年の印象を
書いておこうと思う。