![]() | 24 TWENTY FOUR5〈1〉07:00‐13:00 (竹書房文庫)ジョエル サーナウ,ロバート コクラン竹書房このアイテムの詳細を見る |
毎度、毎度、このシリーズのストーリーは、予想もしなかった真実がどんどん現れてきて、話に引き込まれます。読み進む時には、時間の感覚がなくなってしまうほど夢中にさせるものがあります。
今回もショッキングなストーリーからスタートする。元大統領の暗殺、親愛なる仲間の暗殺、そして主人公 ジャックを犯人と偽装するところから始まる。シーズン5でも各章、各章で犯人があげられ、そしてまたテロリストへつながる手がかりが見えたり、消えたりしその情報と真実を追うたび、貴重な人々の命が危うくなる。
事件、ひとつひとつの逼迫度、緊急性がこの話の面白みを倍増する。そしてその過程でのCTUの面々、ジャックの判断とその葛藤が読者の気持ちを虜にする。都度究極の判断を求められ、その犠牲になるものの居た堪れなさがより一層魅了する。
今回の真犯人は、普通では考えられない人。でもその素性から犯人の様相も思わせるがまさか??なんて思わせてしまう。
このシリーズでいつも思うは、究極の判断とその実行力。これだけの意思と行動が伴えばいろいろなことが実現できるなと思わせてしまう。フィクションの世界の出来事で、かなり過大なストーリー上での人の心理なので現実には参考になるところは薄いと思うのですが、このインパクトだけでも、日々の生活や仕事などに影響させたくなるところがある。子供じみてしまうがそう思う。